真田丸ネタバレ・あらすじ 43話（43回）「軍議」①

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真田丸ネタバレ・あらすじ 43話（43回）「軍議」①

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真田丸の最終回タイトルが無題に変更された理由

　

真田丸　ネタバレ・あらすじ　42話（42回）「味方」③の続き。

大阪城に入った信繁は、早速、牢人たちの主導権争いに巻き込まれる。
一方、攻め手の徳川軍の中には信之の二人の息子の姿があった。

その頃、信吉、信政の配された秀忠軍は、京を目指して柏原近くにいた。
相変わらず信吉には茂誠が、信政には三十郎が付き添っている。
そして相変わらず活動的に体を動かしている信政とは対照的に、座ったきりで体を休めている信吉。

秀忠が正信を伴い見回りに来たが、信政と二言、三言交わすと、
すぐに、隣にあるという本多忠朝（本多忠勝の次男）の陣へと行くが、
正信だけは暫し居残り「真田左衛門佐が大阪城へ入ったそうな。」と彼らに言い残して行った。

幸村が大坂入りしたことを聞いた信之は、松に伝言を頼む。
「信吉たちを追って京へお登り頂きたい。」
信之は息子たちの身を案じてではなく、
源次郎が、待ちに待ったこの機会に、思う存分に戦えるように、
二人の息子と幸村を鉢合わせさせたくないと言う。
ゆえに、徳川への忠義のために先陣に出るなどはもってのほか、それどころか
「兄上と三十郎に、どんな事をしても戦場には出るなとお伝えください。」と松に話した。
すると、松が覚えられないので書き留めて欲しいと言うので、信之はそうする事にした。

家康の前に、家臣に迎えに行かせていた片桐且元が、姿を現した。
家康は且元を満面の笑みを浮かべて迎え入れる。
家康＞「片桐殿。お会いしとうござった。」
且元は家康の前で平伏し「私の力不足ゆえ、このような有り様となってしまい己のふがいなさを責めるばかりでござる。」
と詫びた。
家康は「そなたに罪はない。悔やむ事など何もありませんぞ。」と優しく声を掛け、ひたすら且元を労わる姿勢を示す。

その後、家康は立ち上がると
「それにしても、ここまで豊臣に尽くした者を、すげなく追放するとは、大坂の者どもは何を考えておるのか。」
と憤慨混じりに言葉を発する。
そして、且元の前へ行き、その両手をしっかりと握り
「片桐殿、これからはわしの下で働いてくれ。そなたのような家臣が欲しかった。」と言った。

意気消沈している且元は、最早、身を寄せる場所が他にないとは言え、
今や完全に豊臣の敵となった徳川に、この双方の戦の最中に仕えるには気が憚る。
「ありがたき事ではござるが…。」と躊躇う且元に
「もちろん今も豊臣に忠節を誓うというのであれば無理強いはせん。」と、器の大きさを見せつける家康。
且元は、その家康の言葉にゆっくりと顔を上げ「豊臣との縁は…既に…切れ申した。」と、
途切れ途切れの声で寂しそうに告げた。
家康＞「では…。」
且元＞「私のような者で、お役に立てる事があれば。」

「正純、聞いたか？片桐殿が徳川についてくれるぞ！」
家康は傍に控えていた正純に、そう喜びを伝えると
「早速だが一つ聞かせて欲しい。」と、
豊臣側が蓄えた兵糧で、集まったおよそ１０万の兵を養うには、どれぐらいの期間、賄えるかを尋ねた。
且元の心中は複雑であった。とても答えにくい質問である。

家康が「もちろん豊臣に義理立てしたいのであれば答えんでもよい。」と、あくまで紳士的に接して、
「よう分かった。流石は忠臣、片桐東市正！あっぱれじゃ！」と逆に褒めると、
且元は、やっとの事で迷いを吹っ切り、答え出した。
且元＞「牢人たちの数は…当初の見積もりをはるかに上回っております…。今の兵糧では、とても１０万は賄いきれませぬ…。
もって…半年…。」
家康＞「よくぞ教えてくれた！」
血を吐くように言葉を絞り出した且元であった。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　43話（43回）「軍議」②へ続く。

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