『真田丸』ネタバレ・あらすじ 1話(1回)「船出」① 動画アリ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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真田丸 ネタバレあらすじ・キャスト・最終回 まとめ

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 1話(1回)①「船出」

2016年1月10日(日)スタート!【58分拡大版】

[総合] 午後8時00分~ [BSプレミアム] 午後6時00分~


天正十年(1582年)二月。
甲斐の名門、武田家は最大の危機を迎えている。
信玄の死から九年。
ついに織田信長の侵攻を許した。

その先鋒が迫る山中を、武田に仕える一人の若者(堺雅人)と家来の矢沢三十郎頼幸(迫田孝也)が進んでいた。

若者の名は真田源次郎信繁。
蓑を羽織って、ほっかむりをし、朝靄のかかる山中に身を潜めて、辺りを窺うように進む二人。

三十郎頼幸>「源次郎様これ以上は危のうござる! 」
信繁>「せっかくここ まで来たんだ。」
三十郎頼幸>「敵に見つかったらえらい事ですぞ!」
振り返りざま信繁>「見つからなければいい事ですぞ! 」

馬の嘶きが聞こえ、見下ろす谷の下に、三つ葉葵の旗を掲げた武士達と何頭もの馬が見えた。
信繁の目は爛々と光り、もう三十郎の忠言など耳に届かない。
「徳川勢だ。大将は誰だろう?名のある人かな?」
次の瞬間、もっとよく見ようとして歩を進め過ぎた信繁は足を滑らせて敵の只中へと真っ逆さまに滑り落ちる。

仕方なく、三十郎頼幸も信繁に続いて坂を下り、二人は沢の中へと着水した。

むろん徳川勢は、この不審者どもを逃すまいと手に持った槍を向けて身構えた。
すると信繁は、慌てず騒がず、ゆっくりと、ほっかむりを取りながら、沢から敵前へと上がり、
「失礼」と一礼すると、その場に繋がれてあった馬へ飛び乗り逃亡を果たす。
三十郎頼幸も、同じ動作にて、これに続いた。

葵の旗に追い立てられひたすら逃げるこの若者は…。
これより33年後、大坂夏の陣において、徳川家康を自害寸前まで追い込み、日の本一の兵(つわもの)と謳われる事となる。
だが今はひたすら逃げるのみ。

大草原を「ウワーーーーー」と叫びながら必死で逃げて行く真田源次郎信繁であった。


さて、ここは、諏訪、上原城。
神妙な面持ちで坐する武田方の武将達。

その頃、武田信玄の息子勝頼は、織田信長の侵攻に備え諏訪上原城にいる。
北に上杉、東に北条、西に織田、南に徳川と、有力大名に囲まれ、勢力挽回の機会を窺っていたが、
勝頼の義理の弟、木曽義昌らが、突如、織田方に寝返った。

信長はこの機を逃さず一気に兵を進めたのである。

上原城での武田方の軍議に御一門衆筆頭、穴山梅雪(榎木孝明)が遅れてやって来た。

「穴山様!駿河におられたのでは?」
穴山>「浮き足だっているおぬしらに活を入れに舞い戻ってきたわ。」

武田勝頼>「頼もしいぞ、梅雪。」

穴山>「御屋形様、松尾城の小笠原信嶺も織田に下り申した。」
勝頼>「何?!小笠原が!」

親類衆、小山田信茂(温水洋一)>「あの恩知らずめが!すぐに兵を出して小笠原を成敗致しましょう!」
家老筆頭、跡部勝資(稲荷 卓央)>「御屋形様。ぐずぐずはしておられませんぞ。
これ以上裏切り者を出さぬためにも一刻も早く…。」

穴山>「いやここは一旦新府城に戻るべきである!
織田の軍勢は既に天竜川まで押し寄せております。直ちに我らが本拠地、新府に帰り、
お味方を立て直すが肝要かと。」

「織田勢の前に尻尾を巻いて逃げろと仰せか!」と息巻く信茂。

穴山>「そなたらの無策を責めておるのじゃ!」

信茂>「何だと!」

「やめよ!」勝頼が一喝し「安房守おぬしはどう思う?」と、一人の男に意見を求めた。

安房守と呼ばれたその男、真田安房守昌幸は、勝頼の前へ進み出ると言った。
「おそれながら申し上げます。ここは穴山様が申される通り、一旦新府へお戻りになるべきでございましょう。」

「おじけづいたか安房守!」と言う信茂の罵詈を無視して、昌幸は続ける。

「西の守りの要であった木曽義昌が寝返ったという事は、ご領地の西側が丸裸になったも同じでございます。
義昌が織田勢を素通りさせてしまえば、お味方は総崩れになります。
今は一旦新府へ引くが上策かと存じます。潮を読むのでござる。今は引き時。力をためて待つのです。」

この昌幸の提言に、穴山は頷いているが、跡部が「木曽はどうする?」と聞いてきた。

昌幸>「木曽討伐は後に取っておきまする。その時は、この真田安房守が先陣を切り、
信玄公直伝の軍略をもって義昌の首を取ってご覧に入れましょう。」

軍議が終わり、去り際に「小笠原の謀反は痛いのう。」と言う穴山に
「これ以上裏切り者が増えぬように手を打たねばなりませんな。」と昌幸。

穴山>「あれほどの結束を誇った武田の家中も今や見る影もなし。」
昌幸>「それだけ信玄公が偉大だったという事でござる。」
穴山>「安房守。たとえ我らだけになったとしても御屋形様をお守りし武田家の御為に力を尽くそうぞ。」
昌幸>「もちろんの事。」
穴山>「正念場だ頼むぞ。」
昌幸>「心得ておりまする。」

真田昌幸。
関ヶ原の戦いにおいて、僅かな手勢で信州上田城に立てこもり、三万八千の徳川軍を翻弄した戦国きっての名将である。
しかしその昌幸も、今はまだ武田家の一家臣にすぎない。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 1話(1回)「船出」②へ続く。


【出演】堺雅人,大泉洋,木村佳乃,平岳大,中原丈雄,藤井隆,迫田孝也,高嶋政伸,遠藤憲一,榎木孝明,温水洋一,草笛光子,高畑淳子,内野聖陽,草刈正雄



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真田丸とは

慶長19年(1614年)徳川対豊臣の「大坂冬の陣」で、
豊臣方の武将、真田幸村が、大阪城の平野口に築いた出城の名称である。
東西約180メートルの半円形で、土塁の高さは約9メートル、外周の壕の深さは6~8メートル。



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初UPは、2015-04-19 10:39:54