真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑤

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑤

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑤

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」④の続き。

６月３日。
石田三成、大谷吉継らが朝鮮へ渡った。

　京では、秀次の側室が懐妊。

産まれるのは来年の春の予定であるが、秀次は男児を望んでいた。

「太閤殿下にはついにお世継ぎができなんだ。もし男子なら、いずれは私の跡を継いで関白となる。
豊臣の血を受け継いだ者が、これより日の本を治めていく。」
秀次は上機嫌で、そうきりに話す。

きりは、心よりの祝辞を述べ「お祈り致しております。」と告げた。

秀次は先日、里帰りしてきたきりに、側室に迎えるという話の返事を求めた。
きりは、なぜか、きっぱりと断るのではなく「いま少し。」と告げて、
秀次を待たせる事にした。

ところが…この後、茶々が再び懐妊するという思いがけない出来事が起こる。
茶々の２度目の懐妊が明らかになった時秀吉は５７を越えていた。
茶々懐妊の知らせは、すぐに京へも届けられた。

寧は、知らせが書かれた文に目を通すと「こんな事も…あるんやねえ～。」と不思議そうに言った。
寧の前には肩を落とした秀次がいた。
寧が「太閤殿下の喜ぶ顔が目に浮かぶ！」と言って秀次の顔を見ると、秀次は暗い顔をして視線を落としていた。
しかし寧の手前、無理に笑顔を作って「実にめでたい！」と言った。

茶々は大事をとって大坂城へ戻った。

一方朝鮮での戦は、明国の軍勢も敵に加わり次第に膠着状態に陥っていく。
秀次の元に、朝鮮に渡っていた弟、秀勝が病没したという知らせが入った。

むろん、こうなると一転して秀吉の機嫌は悪くなる。
秀吉は書状を破り捨てると言った。
「思わしくないのう！明国までもう少しであったのに！せっかく子が産まれるというのに、
入ってくるのは辛気くさい知らせばかり。
何かぱーっと明るい事はないのか？！ぱーっと！」
そこで秀吉の脳裏に閃いたのが「やつし比べ。」

やつしくらべ。
今で言うところの仮装大会である。
諸大名におふれが出され、信繁も片桐且元の準備を手伝う事となった。

家康は、あじか売りに真田昌幸は、昌相の提案で瓜売りに扮する事となった。

佐助に習って、行う昌幸の瓜売りは、なかなかの様になっていた。
「味よしの瓜めされ候え～♪」気を良くした昌幸はすっかり、やつし比べで勝ちに出る気になっていたのであるが…。

秀次の子は男子であった。
喜ぶどころか気を落としている秀次に、きりは励ますつもりで
「どうしてがっかりなさる事があるのです？！男子をお望みだったではございませぬか。」と言うが、
秀次は、この頃もう既に、自身の子や、人生に、
暗雲が立ち込めているのではという気配を感じ取り、恐れおののいていた。

淀の方に子が出来る前ならば確かに、男児を望んでいたが
「もし、これで向こうも男子だったら、叔父上は間違いなくおのが子に跡を継がせる。
その時、私の子はどうなる？叔父上にとって私の子は目障りでしかない。そしてこの私も…。」と、
恐怖心をきりに漏らした。

この時、事の深刻さが理解出来ていないきりは「さように悪くとられなくても…。」と言って、
秀次の老婆心が過ぎるだけの事くらいに、軽く考えていた。
「太閤殿下に嫌われては…。この国では生きてはいけぬ。」と恐怖に駆られている秀次を、
きりは痛ましい思いで見つめていた。

だが、この時産まれた秀次の子は生後僅かで、この世を去る事になる。
すすり泣きながら秀次は「息子を亡くしたからではなく『これで叔父上に睨まれなくて済む。』
とホッとした我が身が情けなくて、死んだ息子に申し訳なくて、ふがいない我が身を呪って泣いているのだ」と
きりに心中を漏らした。
そして本当に悲しそうに涙を流して泣いている秀次に、きりは、どんな言葉も掛ける事が出来なかった。
だから秀次の傍へ行き、そっと優しく、その肩を抱き、背中を摩った。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑥へ続く。

真田丸後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)/NHK出版

￥1,188
Amazon.co.jp

真田丸に関連したニュース　まとめ

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄