『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第15話（15回）「秀吉」①

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第15話（15回）「秀吉」①

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」⑦の続き。

上洛する上杉景勝に従い、信繁は大阪を訪れる。
巨大な大阪城に圧倒される信繁。
やがて彼の前に、関白秀吉が姿を表す。

屏風の裏で、真田安房守の息子である事を確認された信繁。
そして、家臣の福島正則に用意させた安物の着物に着替え始める、その男(小日向文世)は、
信繁(堺雅人)に「面白いところへ連れて行ってやる。」と言う。

「もしやあなたは…？」との信繁の問いかけに「秀吉じゃ。」と名乗ると
信繁を城下へと連れ出す。

福島正則と信繁を伴い行ったその場所は遊郭。

一方、大阪城で、秀吉の脱ぎ捨てた着物を見つけた石田三成（山本耕史）は
「また、やられた。」と呟くと、ジロリと片桐且元（小林隆）を見て
「知っておられましたね？片桐殿」と尋ねた。
片桐は面目なさそうに苦笑いを浮かべる。
どうやら三成から受けるストレスが胃に来ている様子の片桐である。

遊郭では、秀吉は、お気に入りの花魁の舞いを見ながら、
福島と信繁にも升酒をふるまい、くつろいでいた。

花魁の名は吉野太夫といい、秀吉は彼女に、たいそうご執心で、
以前から側室になってくれと口説いているような様子であったが、
吉野太夫の方では、単に客の一人としてしか認識しておらず、
距離を置いて、軽くあしらっていた。

吉野太夫が姿を消してから、秀吉は自慢気に「あれだけの女子が信濃におるか？」
と信繁に聞いた。
むろん「まず、おりません。」と答える信繁。
すると「だろ？だろ！」と言って秀吉は上機嫌である。

福島は大の酒好きだそうで、普通よりも一回り大きな升で飲んでいた。
楽しく酒席が盛り上がる中で、信繁は、なかなか面会が叶わない上杉の事を気に掛けて
「殿下、上杉様はよろしいのですか？」と尋ねるものの、
信繁は、その回答を得られないばかりか「源次郎、おまえの親父には、ほとほと手を焼いておるぞ！」と言われてしまう始末。
秀吉＞「大阪へ出て来いと再三言っておるのに、全くその素振りも見せぬ。喧嘩売ってんのか？」
信繁＞「いえ、左様な事は。」
秀吉＞「今更、わしに逆らっても良い事は一つもないと親父にそう言っとけ！」
「はっ！」と信繁が平伏しているところに、障子を開けて三成が入って来た。

三成＞「殿下、上杉様がお待ちでございます。」
秀吉、この時、上杉景勝(遠藤憲一)と、まだ面会を済ませていなかった。
秀吉が仕事を放り出して向かう場所と言えば、此処しか思いつかなかったと言う三成に、
秀吉は信繁をダシにして、白々しい言い訳をする。

「違うんだよ。源次郎が…なあ！源次郎が折角、大阪まで登って来たんで色々、
楽しんでいきたいっていうから渋々連れて来てやったんだよ！だろ？」
信繁＞「左様です。酒も良し。肴も良し。おなごも良し。流石は、大阪でございます。」
秀吉＞「おおっ！それは何より！」
信繁は「という事ですので殿下にはお礼の申しようもございません。」と三成に言うのだが、
三成はこの猿芝居には乗せられず「どうでも良い！さあ、戻りましょう！」と秀吉を強硬に促す。

信繁は三成に協力しようと
「殿下、さようにご多忙な折に、私ごときのお頼みを叶えて下さるとは、申し訳なき限り。」
と平伏すと「私は存分に楽しみましたので、どうかお城にお戻り下さいませ。」とお願いした。
それで仕方なく秀吉、やっと重い腰を上げて城へ戻る事にしたが、
「景勝には明日会う」と、結局、また景勝との拝謁は一日延期されたのである。

信濃、上田城。
真田の里に、秀吉から上洛を促す書状が再び届いたが、
昌幸は、信繁が秀吉を懐柔してくれるからと安心して、放置を続ける。
信幸＞「流石の秀吉も怒り出すのでは？！」
信幸は、この事も心配だし、いまだ信繁ばかりを頼りにする父に不満がくすぶり続けていた。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第15話（15回）「秀吉」②へ続く。

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