『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」③

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪②の続き。

家康と本多正信は牢で捕らえていた信尹に面会しに行った。

柵越しに坐すると、家康が信尹に話し掛ける。
「石川数正の件、おぬしが糸を引いておったそうだな。」
正信＞「数正がそなたとここで会っているところを番人が見ておる。それも二度三度。」
家康＞「牢におりながら数正を調略し、わしを窮地に陥れるとは…ふっ、見上げたものじゃ。」
正信＞「殿はそなたを徳川の家臣に取り立てると仰せられておる。」
家康は立ち上がり、信尹に背を見せて言った。「おぬしの才覚、是非ともわしのために使ってくれ。」

断れば命はないと言われても信尹は簡単には承諾しなかった。
「拙者は真田安房守の弟でございます。殿にお仕えするふりをしてこれから先も安房守と裏で通じ合うやもしれませぬ。」

それも、これも承知の上と家康。

そして、ゆっくりと、信尹に向き直った家康は真剣な眼差しを向けた。
「ではお断りする理由はございませぬな。」と信尹が答えると、すぐさま彼は、牢から解放された。

真田信尹は徳川家に召し抱えられた。

天正14年（1586年）春。
羽柴秀吉。
賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破り、小牧・長久手の戦いで徳川家康と和睦。
大坂に巨大な城を築き、前年には関白となっている。
天下をほぼ手中にした秀吉は、源氏や平氏に並ぶ、豊臣を名乗るまでになった。
さらに秀吉は各地の大名に上洛を求め、忠誠を誓わせた。

小田原城。
板部岡江雪斎（山西惇）が食事中の氏政（高嶋政伸）に「秀吉からまた書状が届いています」と伝えるが、
氏政はご飯に汁物をかけながら「上洛はせぬ。」
「如何いたしましょう？」と尋ねる江雪斎に、漬物をポリポリと噛みながら
「会いたければ、己がこちらまで来いと、そう伝えよ。」と命じる。
江雪斎の「秀吉が来れば、お会いになるのですか？」という問いには、
「捕らえて首をはねるまでよ。わしが対面するのは、ここから上だけじゃ。」と箸を持った手を首から上に上げて見せて
ホホホホホホホホッ！とけたたましく笑った。

秀吉の上洛の書状は、大名ではない昌幸（草刈正雄）にも届く。
それで、急遽、昌幸は近しい者だけで軍議を開く。
信幸＞「上洛？」
昌幸＞「秀吉が言うて来た。」
信幸＞「気になりますなぁ。大名でもない父上に、なぜ秀吉が上洛を？
上杉や北条ならまだしも、大名でもない父上になにゆえ秀吉は？」
昌幸＞「…」
内記＞「匂いますなぁ…。」
信幸＞「大名でもない父上…」
昌幸＞「うるさいわ！！徳川に勝った事でそれだけ真田の名が上がったということじゃ！」
内記が徳川を追い払ったと思ったら、今度は秀吉で頭が痛いと言い、
昌相（寺島進）からは「どうする？」と決断を迫られた昌幸。
信幸は、再び攻めてくるであろう家康対策のためにも、秀吉につくというのはありかもしれないと言う。
だが内記の懸念は、秀吉について領地を取られ城を奪われたのでは、これまでの努力が水泡に帰するという事であった。

ここで「秀吉とはどのような人物なのだ？」と昌相。
しかしながら、真田側の誰も、秀吉については詳しくは知らない。
ただ、今、一番力を持っているのは秀吉であるという事だけは間違いない。

ここで昌幸が威勢よく言った。「よし決めた！先送りじゃ！」
昌幸の意向で、真田側の結論は、先送りにして暫く様子を見るという事になる。
秀吉への返事は「北条はいまだに沼田を狙っているので、それが片付くまでは上田を離れるわけにはいかない。」との内容でと、
信幸に指示する昌幸。

一方、上杉景勝は上洛命令に応じて上洛すると信繁に告げる。
信繁が「それは秀吉に下るという事ですか？」と尋ねると
「そうではない。上杉はかねてより秀吉と親しかった。それを崩さぬための挨拶じゃ。
上杉は何者にも屈する事はない。これまでも。そしてこの先も。」とかっこ良く言ってみせる景勝。
そして景勝は信繁に
「なぁ、源次郎。ついてこぬか？大坂は城が出来てから大した賑わいだと聞いておる。見聞を広めるがよい。」
と誘うのであった。

信繁(堺雅人)は景勝の大阪行きの誘いに一旦、承諾したものの正直、躊躇いがあった。
廊下で声を掛けてきた直江（村上新悟）に、信繁がその気持ちを吐露すると兼続は
「先程の御屋形様の話、真に受けたのではなかろうな」と聞く。

意味がわからず「どういう事でしょうか？」と聞き返す信繁に兼続は、景勝の本音を教える。

生き残りを望むのであれば、
今や絶大な力を備え持つ秀吉に、逆らう事など出来無い事を心得ている兼続が
「越後の安堵を約束している秀吉に素直に従い家臣に下るしかない」と忠言したところ
景勝も、それを理解して受け入れたのだと言うのだ。
兼続は景勝にこう言ったのだ。
「上杉家を守るためでござる。秀吉につけば　徳川や北条も　すぐに攻めてくる事はございません。国を立て直す時も稼げましょう。」
つまり若い信繁の前で、去勢を張ったのは、またしても景勝の見栄であったに過ぎぬが、
むろん、それは、景勝にしても苦渋の決断であったと兼続は、信繁に語った。
その上で兼続は「御屋形様もお辛いのだ。御屋形様は、そなたを息子のように思っておる。
傍にいてやってくれぬか？」と信繁に頼む。

そういう事ならばと信繁は承諾し、信繁の大阪行きは決定した。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」④へ続く。

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄

【真田丸　ネタバレ・あらすじ】

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　14話（14回）「大阪」③

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