『真田丸』ネタバレ・あらすじ　10話（10回）「妙手」③

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　10話（10回）「妙手」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　10話（10回）「妙手」②の続き。

信繁と梅

齢七十に近づこうとする頼綱であったが、よく戦い北条勢は城に近づく事ができなかった。

三十郎は、この父の事を信繁に平伏して詫びた。
「あの方らしいではないか。」と言って信繁自身は、頼綱の行動を咎める気持ちはすらすらなかった。
三十郎は、迷惑を掛けている立場上「いい年して思慮分別がなさすぎます。」とは言うものの
「お前も加勢に行きたいだろう。」と信繁から言われると「行けるものなら。」と、つい本音をポロリ。

海士淵に面した上田平では、新しい城の建設が始まっている。
後に上田城と呼ばれるこの城で、真田昌幸は二度にわたって徳川の大軍を打ち破る事になるが、それはまだ先の事。

この建設現場でも昌幸は内記と碁を打っていた。

碁をうちながら内記は、昌幸に、苦戦模様の沼田に、援軍を、いつ頃、差し向けたものかと尋ねるが、
昌幸は、徳川と北条が手を結んだ以上は、真田が大っぴらに北条と戦う訳にはいかぬのだから、
援軍は送らないと言う。

昌幸＞「ここは叔父上にふんばってもらうしかなかろう。」
内記は頷き「殿の番でございます。」と待っていたところ
信繁と三十郎が来た。
信繁＞「失礼します。」
昌幸＞「どうした？」
信繁＞「父上に火急のご相談が。」
「わしもちょうどお前を呼ぼうとしてたところだ。まあ上がれ。」と言うと、碁石を全部払いのけてしまう昌幸。
昌幸＞「ああっ！すまん。」
内記＞「殿！」
昌幸＞「すまんすまん。あっ！もう駄目じゃな、これ。」

昌幸は信繁から話を聞くと、三十郎が沼田へ加勢しに行く事を即座に許し、
戦が長引くようなら、頼綱を連れて帰るようにと命じる。

昌幸＞「沼田も大事だが、叔父上にこんなところで死なれては困る。」
三十郎＞「しかし父がおとなしく従ってくれるでしょうか？」
昌幸＞「そこでだ源次郎。上杉に行け。」

昌幸は、沼田の戦を終わらせるために、もう一度上杉と手を結ぶと言う。
しかし「あれほどの裏切り方をした上杉が、あっさり手を結んでくれる筈がないので、策を用いる」と宣言し、
その策は信繁が自分で考えて行うようにと一任した。

「お前に任した！」と言われて大喜びの信繁であるが、客観的に見ると、ただの丸投げであった。

その夜、作兵衛の家を訪ねた信繁は、梅と二人で月を見ながら、ニコニコと嬉しそうにしていた。
梅＞「お嬉しそうですね。」
信繁＞「嬉しい。父上に私が策を練るようにと命じられた。」

それで越後まで行く事になったと告げる信繁に、
梅は「是非またお手柄を。梅はお祈りしております。」と言う。
「そなたの祈りが何よりの力になる。」と信繁。

梅は「もったいないお言葉です。お帰りを２人でお待ちしております。…兄を入れたら３人で。」と、
お腹に子が出来た事を告げる。
それを聞き「何としてもこの大仕事、成し遂げなくてはならぬな。」と梅と二人で顔を寄せ合い、
満天の星を仰ぎ見る信繁であった。

上杉景勝は、家臣であった新発田重家の反乱をいまだ鎮圧できずにいる。
更に隣国、越中の佐々成政との睨み合いも一触即発の状況となっていた。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　10話（10回）「妙手」④へ続く。

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄

【真田丸　ネタバレ・あらすじ】

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　10話（10回）「妙手」③

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