『真田丸』ネタバレ・あらすじ　６話（６回）「迷走」③

真田丸あらすじネタバレ・キャスト・最終回　まとめ＞『真田丸』ネタバレ・あらすじ　６話（６回）「迷走」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　６話（６回）「迷走」③

その頃、家康はお灸をすえて伊賀越えの疲れを癒していた。

本多正信が灸を肩で燃やす一方で、阿茶局は、ふくらはぎを揉んでくれていた。
家康が声を上げて身悶えているところに忠勝が「殿、失礼致します！」と入って来ると
ドスン！と座るので埃がたち阿茶局が咳き込む。

家康＞「平八郎お前が動くと埃が立つ。」
忠勝＞「ご無礼を。」

疲れを知らぬ忠勝は、明智討伐の支度が整った事を知らせに来たのだが、
家康には明智を討つつもりが全くない事を正信が代弁した。
「ばかを申せ！」と驚く忠勝に
「正信の言う通りじゃ。」と完全リラックスモードの家康が言う。

忠勝＞「信長公の仇を討たなくてよろしいのですか？！」

家康＞「別にわしの主君ではないわ。」
阿茶局＞「あら、主君ではなかったのですか？」
家康＞「家来になった覚えはない。」

「しかし…。」一本気な男、忠勝には、これは解せない。

家康は面倒そうに「素振りだけでよいのだ～！」と声を荒げた瞬間に肩のモグサを落としてしまう。

家康＞「明智討伐はそのうち誰かがやってくれるわ。」

正信＞「そういえば滝川一益殿から援軍を乞うてまいりました。北条との戦に備えての事でございましょう。」

ムッとした顔で聞いていた忠勝は「滝川が？！では早速それがしの兵を回しましょう！」
と、まだまだ戦モード。

家康＞「バカ者！北条と気安く戦などできぬわ！」

忠勝＞「しかし…。」

ここで正信が「そうむげにお断りになっては角が立ちます。」と家康を宥め
「兵は出すと言うておいて、後はのらりくらりと。」と知恵を授けると、
「それが良い。」とすぐさま同意した。

「そのような真似は好きではありませぬ！」と忠勝は嫌がったが
正信は家康の肩を揉みながら「殿はお好きでございますよ。」と、どこ吹く風の風情。
家康＞「あっ、そこそこ…。」
忠勝は顔をしかめて溜息をつく。

源次郎信繁が真田に戻ってきた。

信繁はすぐさま、昌幸に、松を守れなかった事を詫びた。

昌幸＞「人質として差し出すという事は永遠の別れになるかもしれぬという事は覚悟はしておった。」

信繁＞「しかし…。」

信幸＞「これも定めだ。源次郎忘れるのだ。」

信繁が俯いて涙を堪えていると薫が入って来て、無言のまま刺すような目をして信繁を見据える。

昌幸＞「もうよい。」

信幸＞「母上源次郎を責めてはなりませぬ！」

信繁は、母に精一杯詫びる。
「母上申し訳ござりませぬ！」

薫は泣きながら信繁を叩きだした。
「母上！」と信幸が止めると、薫は信幸に縋って泣いた。
そして取り乱して泣きながら去って行く薫。

信繁が居たたまれない思いを噛みしめていると、昌幸が「この話はここまでじゃ。」と言って、
中庭に控えていた佐助に「安土の様子を聞かせてくれ。」と言った。

その後も、ずっと信繁は沈み込んでいた。
そんな信繁に信幸は「お前がいない間にこっちはえらい事になってる。」と話し掛けた。
信繁＞「真田はこれからどうなるのです？」

信幸＞「誰にも分からん。」

信幸は、信繁の隣に胡坐をかいて座ると、安土や京を目の当たりにしてきた源次郎の目に、
現在の状況がどのように映ったのかを聞いた。

「誰もが先が分からずに必死にもがいている。私にはそれしか見えません。」と答えた信繁に、
信幸は言った。
「一つだけ確かな事がある。今、北条が攻めてきたら真田は終わりという事だ。」

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　６話（６回）「迷走」④へ続く。

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄

【真田丸　ネタバレ・あらすじ】

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　６話（６回）「迷走」③

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