『真田丸』ネタバレ・あらすじ 6話(6回)「迷走」② | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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真田丸 あらすじネタバレ・キャスト・最終回 まとめ『真田丸』ネタバレ・あらすじ 6話(6回)「迷走」②
『真田丸』ネタバレ・あらすじ 6話(6回)「迷走」①の続き。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 6話(6回)「迷走」②

昌相>「おう、真田の倅か。」
昌相が「おい。」と合図すると家来たちはすぐに刀を収めて控えた。
出浦は、森長可の護衛で信濃を抜ける道中の途上であった。

ほどなくして森長可も姿を現し、昌相に「真田安房守の小倅でございました。」と説明を受けると、
「真田…。」と呟いた。

信繁>「真田源次郎信繁でござる。」
森>「信濃の国衆たちに伝えよ。わしら織田方は、おぬしたちを守りこそすれ、
害をなそうなどとは思っていなかった。
わしらを追い出せば、必ずや信濃は方々から攻められ食い潰されるであろう。
その時になって後悔しても既に遅しじゃ。」
そう言い捨てて森が行くと、昌相は信繁に安土の様子を聞いた。

昌相を振り返り仰ぎ見た信繁に昌相は
「わしを誰だと思っておる?真田の動きは筒抜けだ。」と言う。

信繁>「安土城は既に明智が抑えました。」

昌相>「流石、打つ手が早い。」

信繁の「明智光秀が天下を取るのでしょうか?」との質問に昌相の答えはシンプルだった。
「どれだけ味方を増やせるか?主人を不意打ちで襲う人間に与(くみ)する者は少なかろう。」

信繁>「出浦様はこれからどうされるのですか?」

昌相>「素っ破は目先の損得では動かぬ。一度家臣と決めたからには最後まで尽くすのが我らの流儀。」

いかなる時も義を重んじる昌相の信念に信繁はいささか驚いて
「この乱世にそのような事が通るのですか?」と尋ねる。

昌相>「乱世なればこそ我らの流儀に値打ちが出る。素っ破は戦では死なぬ。素っ破が死ぬ時は信用を失った時。」

信繁>「覚えておきます。」

「また会おう。」男気、昌相は源次郎少年の頭を軽く撫でると去った。


昌幸は小県の国衆を屋敷に集めた。

つい先日、上杉につくと言った舌の根も乾かぬうちに、今度は滝川一益に協力すると言い出した昌幸。
ざわめく国衆達。
正武が憮然として、昌幸の行き当たりばったりな無策ぶりを罵った。

昌幸>「熟慮の上である!」
正武>「そういうのを朝令暮改と言うのだ。」

昌幸>「朝令暮改の何が悪い?よりよい案が浮かんだのに己の体面のために前の案に固執するとは愚か者のする事じゃ!」

正武>「話にならぬ!」

信幸>「我ら小県の国衆…。」

正武>「黙れ小童!今こそ織田を叩く時!北信濃の国衆たちは一斉に反旗を翻した。我らにもできるはずじゃ!」

昌幸>「滝川を追い払った後は?」

正武>「決まっておる。北条こそが次の覇者。加えて北条氏直様は信玄公のお孫じゃ。
我らがお仕えするにこれほどふさわしいお方があろうか!」

一同>「そうじゃ!」

正武>「真田殿、滝川につこうなどと世まい言を申しておるのはおぬし一人という事だ。」

国衆達の流れが、こうとあっては、流石に昌幸も抗えない。

昌幸>「よかろう。では我らは北条に従う。」

この結果に、空いた口が塞がらなかったのは信幸である。

この後、昌幸は信幸に言った。
「ああでも言わねば話が終わらぬ。」

信幸>「しかし滝川様との約束はどうされるのです?」

昌幸>「滝川と北条。暫く天秤にかけて様子を見る。」

信幸>「大丈夫なのですか?」

昌幸>「分からん。先が読めんぞ、源三郎。」

信幸>「とにもかくにも滝川様には一日も早く明智を討って頂きましょう。そうなれば国衆たちも黙ってついてくるはずです。」

昌幸>「わしは何をすればいい?」

信幸>「滝川様は信濃を離れている隙に北条が攻めてくるのを懸念されております。」

昌幸>「信尹に一頑張りしてもらうか。」


相模。
小田原城の北条氏政に、信長死すの知らせが届いた。
氏政は2年前に家督を息子の氏直に譲ったが、北条家の実権は依然として氏政が握っている。

氏政は鷹の餌やりをしながら信長が死んだという報告を受けた。

「これまでさまざまな品を献上してきた。」と氏政は、これまで献上した品の数々を数え上げた。
「全て無駄になってしまったのう。」と言って笑う。

「今こそ上野を取り戻す時でございます。その先は信濃。…」と気の逸る息子、北条氏直に
「まあ…そう焦るな。」と氏政。


そこへ家臣が、真田信尹の訪問を知らせる。


「滝川様が留守の間どうか事を構えぬようお願いしたい。」
単刀直入な信尹の願い事を氏政は最初、声を押し殺して笑い、次に豪快に笑い飛ばした。
「わしに攻め込むのを待てと申すか?」

信尹>「さようでござる。」

氏政>「北条は織田と約定を交わしておる。(声を潜めて)攻め込む訳がないではないか。」

信尹>「起こるはずのない事が起きてしまうのが戦国の世でございます。」

氏政は「昌幸の考えか。」と片頬を僅かに引き攣らせるとホォーッホッホッホッホッ…と独特な笑い方をして
「よかろう約束しよう。」と言った。
この言葉に、父の顔を見て、確かめる氏直だが、氏政の本心は読めなかった。

信尹>「かたじけのうござる。」


信尹が帰り、氏直と二人になると氏政は、したためた念書を差し出し「これを滝川一益に届けよ。」と命じた。

氏政>「北条は貴殿が留守にしている間に上野や信濃に攻め込む事は決して致しませぬと書いておいた。」

氏直>「父上、それは本心でございますか?」

暫しの沈黙の後
氏政は「されど今は戦国の世。敵を油断させるのも立派な兵法の一つじゃ。
今のうちに戦支度じゃ。兵を集め明智攻めの決着がついたらすかさず攻め込む。
まずは上野を取り戻しそして信濃。」と答える。

氏直は畏敬を持って「流石は父上。」と言う。

氏政はこの世の底から天下を見据えるような目をして「東国の覇者はこの北条である。」と言うと
「フッハハハ、ハハハハハハハハハ~」と笑った。


『真田丸』ネタバレ・あらすじ 6話(6回)「迷走」③へ続く。

【出演】堺雅人,大泉洋,木村佳乃,平岳大,中原丈雄,藤井隆,迫田孝也,高木渉,斉藤由貴,榎木孝明,温水洋一,林邦史朗,,草笛光子,高畑淳子,近藤正臣,内野聖陽,草刈正雄

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