『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第９話（９回）「駆引」③

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『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第９話（９回）「駆引」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　第９話（９回）「駆引」②の続き。

信繁は、堀田作兵衛の家の前で待った。

作兵衛が戻ると、何やらまた、隣村の者と揉め事があったと言う。
「わしらの耕した畑のものをあいつら勝手に取っていきやがんです。
近頃こういうもめ事が多くて参ってんです。」
作兵衛は武田家が、この地を治めていた頃は、こんな風ではなかったと言ってとても残念がり、
更に、もし信繁の父が信濃を治めてくれれば、
また武田が治めた昔のように万事うまく行くのではないかと言う。

信繁は春日信達の一見を梅に打ち明けた。

梅の感想は単純明快であった。
犠牲となった春日信達には申し訳ないけれど、戦をしなくて済んでホッとしたと。

戦が起きれば、百姓にとって良い事は何一つない。
畑は荒れて、食べ物は奪い合いになる。
そこに加えてもう一つ、梅には、戦を嫌う大きな理由があった。
「源次郎様には死んで欲しくないのです。大切な人を戦に送り出すのはつらい事なんですよ。
最後の別れになるかもしれないのですから。」

作兵衛もまた、梅同様、命が惜しいと言うわけではないが、平穏な百姓の暮らしを脅かす戦がなければ助かると言う。

梅に、大切な事は戦に勝つ事ではなくて、人の命をできる限り損なわない事と言われて、
信繁は非常に共感する。
そして梅は、昌幸は、それを分かっており、無益な戦を避けるために、ああした手段を取ったのではないか？と言う。
他ならぬ恋しい梅がそう言うのだから、信繁にとっては説得力は絶大であった。

「お前の命を守るためなら私も知恵を絞れる。そういう侍になればよいのだな。」
梅＞「源次郎様のお命も。…兄様のお命も。」

信繁は大いに納得する。

「差し出がましい事を申しました。」とあくまで控えめな梅と信繁がよい雰囲気になると、
作兵衛は気を利かせて出て行き、
信繁は「お前はなくてはならぬ人だ。」と言ってお梅の手の上に自分の手を重ねた。

日がどっぷりと暮れて、信繁が自室へ戻ると、きりが放り投げたのであろう小豆入りの饅頭が、
無残な姿で家具の角にへばり付いていた。

一方甲斐では、徳川家康と北条氏直の睨み合いが続いている。

「真田昌幸はなぜ顔を出さぬ！」とヒステリーの極みの氏直。
家臣＞「小県から全く動こうとしません。」
「真田め！一体何を考えておるのだ…。」氏直は滅茶苦茶にムチを振り回して叫んでいた。

昌幸は小県の国衆達を密かに集めた。

正武＞「どうかわしらに力を貸して頂きたい！」
昌幸＞「上杉や北条を当てにするのはもうやめよう。これからは我らの土地は我らで守るのじゃ！」
正武＞「よろしくお願い申す！」
選挙演説さながら大きな声で訴えかけると、昌幸、信幸、正武の３人は同時に国衆達に頭を下げた。

しかし、国衆らの反応は好ましいものではなかった。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　９話（９回）「駆引」④へ続く。

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄

【真田丸　ネタバレ・あらすじ】

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