『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第8話(8回)「調略」① | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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真田丸 ネタバレあらすじ・キャスト・最終回 まとめ『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第8話(8回)「調略」①

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第8話(8回)「調略」①

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 7話(7回)「奪回」③の続き。

北条は勢いに乗っている。
旧武田領を一気に呑み込もうとしていた。
上杉についた昌幸は、その裏で信繁に密命を与えていた。


遠江、浜松城。
北条が攻めて来るのではないかと怯えて落ち着かない家康(内野聖陽)は爪を噛んでばかりで、どうしようもないので、
阿茶局(斉藤由貴)が本多正信(近藤正臣)を呼んで相談していた。

家康>「正信…北条が攻めてくるぞ北条が!」
正信>「殿、落ち着かれませ。」
家康>「既に上野はやつらに奪われた。次はこっちに来るに決まっておる。」
正信>「北条は碓氷峠を越えました。」
家康>「碓氷峠?」
正信>「次の狙いは信濃。」
家康>「信濃…。」

碓氷峠を越えた北条氏直率いる2万の大軍は信濃の国衆たちを次々と服従させながら侵攻していく。

汁物をご飯に掛けて、すすりながら報告を聞いている氏政。
江雪斎>「我が軍の勢い留まるところを知りませぬ!この勢いを持ってすれば上杉はおろか徳川も物の数ではございますまい。」
氏政>「先を急ぐな。食べる分だけ汁をかける。少しずつ少しずつ。わしの食べ方じゃ。北条の国盗りゆっくり味わおうではないか。」


信濃 海津城。
景勝>「いよいよ北条が攻めてまいったか。」
兼続>「2万の軍勢でこちらに向かってきています。」
景勝>「北条め上杉の強さを忘れたようだな。毘沙門天の御名にかけて成敗してくれる!」


一方、信濃の真田の里では…。
昌幸の元に信幸、頼綱、内記の3人が頭を寄せている。
信幸>「父上!上杉についたからには北条は敵でございます!」
昌幸>「そんな事は分かっておる。」
信幸>「ならばすぐに北条勢を迎え撃ちましょう!」
頼綱>「北条なぞ蹴散らしてくれる!」
昌幸>「ぎりぎりまで待つのじゃ。」
信幸は苛立ちながら尋ねる。「教えて下さい。父上は何を待っておられるのです!」
昌幸は信繁に命じた春日信達の調略が成功するのを待っていた。


「わしが北条につく時の手土産よ。」という昌幸の言葉を信じて調略に励む信繁であったが…。

信繁は、春日信達が守る海津城で叔父、信尹に「是非叔父上の下で調略とは何か学ばせて下さい。」
と願い出る。
信尹>「兄上もおかしな事を考える。」
手足となって昌幸を常に支え続ける信尹は、信繁にとって目標とする人物であった。
「叔父上のようになりとうございます!」

信尹>「…春日信達は知っておるな。」
信繁>「名だけは。」

春日信達の父は香坂弾正。
武田信玄・勝頼に仕え、武田四天王の一人として数えられた重臣の一人である。

信達が継承した海津城は、
天正10年(1582年)武田家が滅んだ後は森長可の支配を受け、本能寺の変後は、美濃に撤退する長可と決別し、
越後の上杉景勝に属した。
だが、その後は、だんだんと、自分の処遇に不満を持つようになったと言う。


信尹と信繁は下心を隠して信達に近づく。
信尹は信繁を自分の三男と偽り信達に紹介した。

そして、酒を酌み交わしながら、信尹は信達を煽る。
「わしには解せぬ。なぜ春日殿を海津城の守りに留めるのか。天下に聞こえた豪傑ではありませぬか。」
信達は少し笑い「御屋形様と共に討って出たいと申し上げたら断られたわ。」と言う。
信尹>「御屋形様のお気持ちが分からぬ。何ゆえ春日殿をないがしろにされるのか。」

それをたちまちのうちに信達は否定した。
真田方に、上杉に対して、不穏な思いを抱えているように誤解されたくはなかったからだ。
「あっいや海津城は川中島を守る要の城。そこの守りを仰せつかったのだ。ないがしろにされた訳ではない。」

「誠にそう思っておられるか?」くどい信尹の物言いに信達は警戒した。
信達>「何が言いたい?!」

「やはり御屋形様は武田に縁の深い者には心を許して下さらぬ。それがしにしろ春日殿にしろ。」
下心を隠しながら、そろり、そろりと、信尹は信達の本音を引き出そうとしたが
「考え過ぎじゃ。」と一笑に付し、やり過ごそうとする信達。


信尹から「あなたほどの侍ならよそに行けばたちまち一国一城の主だ。」と、
“よそに行けば”という言葉が出た事により信達は警戒を強め「帰る。」と言って立ち上がろうとした。
だが動じず信尹は続ける。
「ここだけの話にして頂きたい。兄真田安房守は故あって上杉を見限り北条につく事に決め申した。」

信達>「何だと!?」

信尹>「上杉はもはや死に体(自力で回復不可能なほど姿勢のバランスが崩れた状態)、
沈みかけた船からは早く逃げるに限る。北条につかれよ。」
とうとう調略を開始した信尹であったが、信達は耳を貸さなかった。
そして「同じ武田家臣のよしみ。今の話は聞かなかった事に致す。御免!」
と言い残すと、部屋を出て行った。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第8話(8回)「調略」②へ続く。

●春日信達は史実では、北条へ寝返った罪により、景勝によって誅殺された。

【出演】堺雅人,大泉洋,木村佳乃,平岳大,中原丈雄,藤井隆,迫田孝也,高木渉,斉藤由貴,榎木孝明,温水洋一,林邦史朗,,草笛光子,高畑淳子,近藤正臣,内野聖陽,草刈正雄

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