『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」⑤

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」⑤

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」⑤

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」④の続き。

縁、ふたたび

見事に漁師の揉め事を、被害者を出さずして解決した帰り道。

景勝は上機嫌で「親譲りの策士ぶり面白かったぞ。」と、また信繁を褒めた。
信繁は、すかさず「御屋形様の裁きもお見事でございました。」と景勝を立てる。
景勝＞「おぬしの助けがあったればこそじゃ。」
三十郎＞「漁師たち喜んでおりましたね。」
景勝＞「わしがしっかりしておれば、神頼みに縋る事もないのだ。
民の暮らしを守り民の心を育てる。それがひいては強い兵を作り強い国を作る事になる。」
信繁＞「私もそう思います。」
景勝＞「おぬしには大事な事を教わったのう。源次郎…ふと思った。おぬしのような子が欲しかった。」
信繁＞「えっ…？」
景勝＞「安房守は果報者じゃ。」

真田の里。
産み月を迎えた梅が子を産んだ。
源次郎の最初の子どもは女の子であった。名はすえと付けられた。

まだ床にある梅の横で、赤ちゃんを囲んで、喜びに沸く昌幸、信幸、とり、こう。
薫は、結婚に反対した立場上、傍に行って見る事が出来ないで、その様子を遠目から覗いている。

上杉にいた信繁の元には佐助が、子供誕生の一方を持ってきた。
男子ではなくとも、自分にとっての初めての子の誕生を信繁は三十郎と抱き合って喜んだ。

夏となった。
兼続＞「そなたが何を吹き込んだのか知らんが、このところ御屋形様は領民の事を気にかけ民たちのもめ事の仲裁に大忙しじゃ。
お陰でわしの仕事が増えた。」
信繁＞「申し訳ない事でございます…。」
兼続＞「御屋形様に言われてしまった。真田の事そろそろ許してやってもよいのではないかと。
随分と気に入られたものだな。沼田城の事はハナから安房守が手放すとは思ってはいなかった。
むしろあっさり手放すと言えばわしは安房守を疑っていたであろう。また裏があるに違いないとな。御屋形様も同じ思いだ。」
景勝は、兼続に、
徳川と北条に譲らぬ真田の覚悟が、今回は計略の一部ではなく真実であると認めたゆえに、上杉は再び真田と手を結ぶと語ったと言う。
兼続が「御屋形様からの起請文である。安房守に渡してくれ。」と言って信繁に差し出した起請文には、こう綴られていた。
「上杉は未来永劫真田を守る事を約束する。北条、徳川が攻めきたれば、必ず援軍を差し向けこれを討ち払う。
そして、上州の沼田、信州の小県を真田の領分と認める。」

真田の里で昌幸が読み上げたこの起請文の内容を聞いて信幸は「源次郎でかした！」と自分の膝を叩いて喜んだ。
そして昌幸は「これをもって真田は徳川と縁を切る！」と言い切った。

真田と上杉の復縁を聞いて、頭を抱えたのは家康である。
家康＞「真田が手切れを伝えてきおった。」
数正＞「安房守は既に上杉に対して次男を人質として差し出していたようです。」
家康＞「真田が上杉についたか…。」
正信＞「面倒な事になりましたな～。恐らく真田は上杉を後ろ盾に上田の城に籠もり徳川を迎え撃つつもりかと。」
家康＞「安房守にしてやられたわ。」
阿茶局＞「では我が殿は敵のためにわざわざ城を造ってさしあげたという事ですか？殿も人がおよろしい。」
家康＞「真田昌幸…。どうしてくれよう？」
阿茶局＞「お潰しになったらいかがですか？」

天正13年８月。
鳥居元忠率いる徳川軍が上田城に向かって進軍を開始した。
内記＞「徳川勢は傘下の信濃衆も加わりその数は七千に達するかと。」
昌幸＞「我らは？」
内記＞「小県の兵を皆集めても二千足らず。」
信幸＞「上杉からの援軍は？」
昌相＞「あまり期待しない方がよかろう。上杉も今はそれどころではない筈。」
信幸＞「二千対七千…。」
頼綱＞「打って出ようぞ！」
信幸＞「ここは籠城するしかありません！」
昌幸＞「籠城はせん。」
信幸＞「しかし敵の数が３倍を超えるなら籠城が一番と。」
昌幸＞「誰でも考える策じゃ。誰でも考えるという事は敵も考えるという事。相手の上を行かねば戦には勝てぬ。」
昌相＞「おぬしの策を聞こう。」
昌幸＞「策は考えた。だが駒が足りぬ。今にして思えば源次郎を人質に出したのが痛かったなぁ～。」

一方、上杉の春日山城では…。

兼続＞「徳川と真田の戦が始まる。真田と手を結んだ以上すぐにでも援軍を出したいところだが当家には無理だという事はお分かりのはず。」
景勝＞「なんとかならぬか？」
兼続＞「なりませぬ。」
景勝＞「必ず援軍を出すと約束したのだ。」
信繁＞「お気持ちは十分伝わっておりますのでもう…。」
景勝＞「わしは決して真田を見捨てぬと約束をした。したからには、わしは真田を助ける！」
兼続＞「そう仰ると思い領内から取り急ぎ戦える者をかき集めました！
屈強な者たちはとうに出払っておりますがそれでもなんとか100名ほど集まりました。」
信繁＞「ありがとうございます！」
景勝＞「流石は兼続よう気が付く！」
兼続＞「海津城に入るよう命じてある。」
信繁＞「海津城？」
兼続＞「その方が上田に近い。」
信繁＞「御屋形様、甘えついでにもう一つだけお願いしたき事がございます。私と三十郎をその100名に加えては頂けませんか？」
兼続＞「調子に乗るな！」
信繁＞「真田の行く末がかかったこの戦、どうしても加わりたいのです！」
兼続＞「戦のために人質を返すなど聞いた事がないわ！」
景勝＞「許そう。」
兼続＞「御屋形様！」
景勝＞「おぬしがおれば安房守も心強かろう。傍にいてやれ。源次郎。存分に戦ってこい！そして戦が終わったら必ずまた戻ってこい。」
信繁＞「はっ！」

こうして信繁と三十郎は海津城へと馬を飛ばす。

徳川との決戦が目の前に迫っている。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　13話（13回）「決戦」へ続く。

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄

【真田丸　ネタバレ・あらすじ】

人気ブログランキングへ
もし当ブログがお役に立つ事が出来ましたら１クリック応援して下さると助かります。

映画　ネタバレ・あらすじ・結末　最終回まで～ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」⑤

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　12話（12回）「人質」⑤