真田丸　ネタバレあらすじ　22話（２２回）「裁定」④

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真田丸　ネタバレあらすじ　22話（２２回）「裁定」④

真田丸　ネタバレあらすじ　22話（２２回）「裁定」③の続き。

審議が終わり、信繁は廊下で立ち去る本多正信を追いかけて、礼を述べた。
正信の最後の「手柄次第」の証言で、沼田が依然、真田の城である事を印象付ける事が出来たからだ。

正信は「それがしはありのままを言うただけ。」と言ったが、
黙り通す事も出来たのに、わざわざ言及してくれたのは、信繁には正信が味方についてくれたように感じられたのだ。

「お陰で助かりました。」と頭を下げる信繁に正信は
「必死で戦うておる若者を見たら、手を差し伸べてやるのが年寄りというもの。」と言うと
「失礼。」と一礼して去った。

この審議の結果に昌幸は「よう頑張った！勝ち戦じゃ！」と喜んだ。
「これで北条も流石に沼田からは手を引くだろう。わざわざ秀吉に裁定を願ったりするからこういう事になるんじゃ。」
と言って肩の力が抜けたのか傍にあったソファにデンと座ってリラックスしていたところ、
いきなり障子が開いて三成が入って来た。

昌幸は慌てて鎧の後ろに隠れたが、
三成が「ここにいるのは分かっておりました。今更お逃げなさらずとも良い。」と言うので、
仕方なく姿を現した。

三成は腰を降ろすと「余計な事をしてくれたな。」と言った。
「どういう事でございましょう？」と問う信繁に「おぬしのおかげで算段が狂った。」と吐き捨てる三成。

昌幸は立ったまま「聞き捨てなりませぬな。」と言った。

三成は、昌幸の気持ちはわかるが、こうなっては秀吉の目的であった北条を上洛させる事が叶わないと言う。
そして、秀吉は、北条を上洛させるためならば、沼田は北条にくれてやってもいいと思っていたのだと言う。

「では今日は何のためにあったのですか？」との信繁の質問に、三成は
「すんなり北条に沼田を渡してもよかったが、それでは真田の立場がないと思い、それゆえの今日であった。」
と述べ「安房守殿、ここは折れてくれぬか？」と改めて昌幸に頼む。

だが昌幸は即答で断った。

三成＞「そなたが折れなければ北条と戦になる。」
昌幸＞「望むところ。」
三成＞「真田と北条の戦だけでは済まなくなる。日の本中を巻き込む大戦になるは必定。」
昌幸は笑い「まさか沼田ごときで。」と言った。
すると三成は「その沼田が火種となるのだ！」と声を荒げた。

そして三成は「理不尽な事は承知の上。この通りだ。」と昌幸に両手をついて頭を下げた。

唖然として信繁も昌幸も言葉がなかったが、暫くして信繁が三成に「石田様お手をお上げ下さい。」と声を掛けた。

そして信繁は父の方へ向き直り「沼田は引き渡しましょう。」と言った。
三成は即座に交換条件として「沼田と同じだけの領地を真田に引き渡すよう徳川に掛け合うつもりでいる。」
と告げたが、昌幸は「沼田に代わる土地などございません。いらぬ心遣いでござる。」と断りを入れてから
「一つだけ望みがございます。」と駆け引きに出た。

昌幸＞「沼田の外れにある名胡桃には、我が真田家の代々の墓がござる。あそこだけは渡す事はできません。」
そこで三成は「ならば名胡桃は、そのまま真田に残す。」と約束した。
そこで昌幸は「後は殿下のご上意に従うのみでございます。」と譲歩したのであった。

三成は「すまぬ。」と頭を下げて出て行った。

真田丸　ネタバレあらすじ　22話（22回）「裁定」⑤へ続く。

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