真田丸　ネタバレあらすじ　21話（21回）「戦端」①

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞真田丸　ネタバレあらすじ　21話（21回）「戦端」①

真田丸　ネタバレあらすじ　21話（21回）「戦端」①

真田丸　ネタバレ・あらすじ　20話（20回）「前兆」⑤の続き。

後陽成天皇の聚楽第行幸を実現させた秀吉。
その翌年、茶々が男子を出産する。
望むものをすべて手に入れたかに思えた秀吉であったが…。

京　聚楽第。

部屋に捨を抱く秀吉と家康と三成がいる。
信繁は次の間で控えていた。

三成＞「北条が、またもや上洛を断ってまいりました。」
家康＞「北条にも弱ったものですな！」
秀吉は声を潜めて「静かに。ようやく寝たところだ。」と言い
家康は驚いた顔になり小さ目の声で「ご無礼を。」と告げた。

「関白をないがしろにしおって。」とヒソヒソ声で言った秀吉は、信繁を呼ぶと捨を預けた。
慣れない信繁は戸惑いながらも捨を受け取る。

秀吉＞「首、気を付けろ首。あっちへ。」

それから、家康に、北条氏政とはどのような男かと尋ねる秀吉に家康は
「早雲より数えて四代目。※１関八州の※２覇者たる誇りと自信を一人でしょい込んだような男でございます。」
と答える。
[※１：関東8か国の総称…相模(さがみ)・武蔵(むさし)・安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)・常陸(ひたち)・上野(こうずけ)・下野(しもつけ)]
[※２：徳によらず武力や権力によって国を統治する者]

「討ち滅ぼすか。」とかる～い調子で言った秀吉に三成が
「おそれながら殿下、今は力を養う時と心得ます。残すところは関東と奥羽のみ。
ここは慌てずに、じっくりと腰を据え、かかられてもよろしいかと。」と意見した。
そうこうするうちに捨が泣きだして戸惑っている信繁であった。
信繁は部屋の端っこで必死に捨をあやすが、泣きやまない。

秀吉が「徳川殿は？」と家康の意見を聞くと
「北条なんぞもはや殿下の敵にあらず。放っておいてもそのうち頭を下げてきましょう。」と、
家康は、今の秀吉にとっては余裕綽々である事を強調して言ったが、秀吉はじれて
「一刻も早く天下統一を果たしたいのじゃ！お捨のためにも早う日の本から戦をなくしたいのじゃ！」
と声を荒げる。

その時、捨は顔を真っ赤にして激しく泣き声を上げた。
信繁は困って秀吉を振り返ると「殿下もう無理でございます！」と叫んだ。
秀吉は立ち上がり捨のところへ飛んで行くと信繁から捨を抱き取って、あやしながら
子煩悩ぶりを発揮している。
「どうした？小便漏らしたかな？よしよしよし。すぐおしめ替えてやるからな。よしよし。」と言うと三成を振り返り
「佐吉北条攻めじゃ。」と告げる。

三成が「早速戦の手配を。」と答えるやいなや秀吉は捨を抱いて「よしよしよし。」と言いながら部屋を出て、
小走りに駆けだして行った。
信繁も付き添って共に出て行った。

御文庫に三成・吉継・信繁がいた。

吉継は、殿下が北条攻めを急ぐのが何故なのか気になると言う。
三成＞「誰かの入れ知恵に決まっておる。…源次郎。」
信繁＞「はい。」
三成＞「この数日の間に殿下は利休のところへは行かなかったか。」
信繁＞「お察しのとおりでございます。」

信繁は秀吉について行き障子越しに利休が秀吉を煽っている声を確かに聞いていた。
その時利休はこう言っていた。
「おやりなはれ。…殿下は今、お捨様もお生まれとなり、大きな波に乗っておられる。
…しかし波とは寄せては引くもの。
この機を逃さず一刻も早く日の本を治め、お子が安心して暮らせる世の中をお作り下されませ。」
一服の茶を差し出した利休は、その穏やかな行為とは裏腹に「北条潰しなはれ。」と過激な言葉を吐いた。

三成＞「利休は殿下に取り入るために殿下の喜ぶ事しか耳に入れぬ。」
吉継＞「どうする？」
三成＞「今は北条攻めの戦支度をするだけ。ただしそれにはちと時がかかるゆえ、
それまでにもう一度上洛を促す書状を送り申す。」
吉継＞「それがよかろう。」

真田丸　ネタバレあらすじ　21話（21回）「戦端」②へ続く。

真田丸後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)/NHK出版

￥1,188
Amazon.co.jp

真田丸に関連したニュース　まとめ

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄