『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第16話(16回)「表裏」③ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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真田丸 ネタバレあらすじ・キャスト・最終回 まとめ『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第16話(16回)「表裏」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第16話(16回)「表裏」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第16話(16回)「表裏」②の続き。

昼時、詰所に戻りおにぎりをつまんでいると平野が「お前もなかなかの強者だなあ。」
と心外な嫌味を言ってきた。
平野>「殿下の前で茶々様とあんな事を。」
信繁>「私は何も。」
平野>「長生きしたければ茶々様には近づくな。言っておくが権三が初めてじゃないから。」
信繁>「え…?」
平野は指を3本立てて「3人目。」と言った。
平野>「みんな殿下の怒りに触れてあの世行きだ。」
信繁はこうして平野に脅される度に生きた心地がしない。

と、そこへ石田三成が来て信繁を呼び出した。
三成>「源次郎ちとよいか。」
信繁>「はい。」

信繁は三成について出ると平野の人物像について聞いてみた。
片桐を陰で馬鹿にしてあだ名で呼んだり、加藤清正と親しそうだったりと、掴みどころがないからだ。

すると三成は驚いた事に賤ヶ岳の合戦で「七本槍」と呼ばれるようになった7人の侍のうちの一人だと答える。
平野長泰の他には、加藤清正、福島正則、加藤嘉明、片桐且元、脇坂安治、糟谷武則である。

そしてもう一つ信繁にとって気掛かりな事は上杉と真田との縁であったので、
信繁はこの機会にその事も三成に聞いてみた。
「石田様、上杉様は本当に真田と縁を切られたのですか?」

三成>「縁を切った訳ではない。徳川と真田が戦になった時、真田に加勢しないと殿下に誓われたのだ。」
信繁>「どうしても信じられませぬ。」
三成は「たとえ上杉であろうと殿下には逆らえなかった。それだけの事。」と、あっさりと言うと
「そうそう…。これを返しておく。」と懐から信繁が父に宛てて書いた文を取り出して返した。
三成>「大坂の事、親に知らせるのは構わんが、何でもかんでも書いてよいというものではない。」
上洛を促した文まで届かないとなると、もう真田が生き残る道は絶たれたも同然であった。
途方に暮れて「このままでは真田は滅びます。」と信繁は三成に訴えた。

だが三成は
「殿下は本気で真田を潰そうとは思っておられぬ。全ては徳川に対する気配りで、徳川に貸しを作っておきたいだけの事。
実際に徳川が真田を攻めたら、殿下がきっと止めて下さるから真田が滅ぶ心配は無用。」と言う。

それでも不安がる信繁に三成は
「これからの世では大名は、殿下の許しなく戦を仕掛けてはならなくなる。もはや戦で事を決する世は終わった。」
とまで言い切った。


信繁が三成に連れられて行った先は御文庫と呼ばれる書庫である。
大谷吉継(片岡 愛之助)が一足先にいて書物を何冊か広げていた。
三成>「遅くなり申した。」
吉継>「これはこれは源次郎殿。」
三成>「今日よりこの者馬廻衆に加えられました。もはや客人ではないゆえ呼び捨てで結構。」
信繁>「ここは何をする所でございますか?」
吉継>「御文庫といっていわゆる書庫だ。和漢のあらゆる書物や重要な書簡絵図などが収められている。」
三成>「仕事場代わりに使っておる。」
三成は「来なさい。」と言って信繁をその部屋の一番奥へ連れて行った。
襖を開けた先に広げて置かれていたお城の見取り図を、書きとめずに頭で覚えよと、三成は信繁に命じた。
指示に従うフリをしながらも信繁は、襖の向こうの三成と吉継の会話が気にかかり、襖越しに耳をそばだてる。

二人は、商人の町、堺をどう治めるかについて話し合っていた。
吉継>「まず申せばおぬしの考え方は正しい。堺を治めるにはやはり商人たちの力を抑えねばなるまいな。」
三成>「最後には堺の商いは全て大坂の意に従わせる所存にござる。」
吉継>「しかし堺の商人たちは結束が固い。抑え過ぎると手を噛まれる。その辺の加減は大事だぞ。」
三成>「それは承知の上。まず大坂に店を出した者の便宜を図り贔屓にする事から始めます。
我らとの商いが得になると思えば、商人たちは必ずこちらを向く。」
吉継>「なるほど。」
三成>「それを成し遂げるに今一番厄介なのが…。」
吉継>「千利休…という訳か。」

三成>「利休は堺の商人でありながら殿下に直々話ができます。
つまり商人たちの望みが、利休を通じて殿下のお耳にじかに入ってしまう。これを改めねばなりません。」
吉継>「つまり我らの目下の敵は…。」
頷く三成。
吉継も頷き返し「強敵だな。」と言った。
三成>「必ず引きずり降ろしてみせます。…そろそろ刻限だ。これより殿下と京へ上らねば。」
吉継>「相変わらず忙しいな。」
三成は最後に襖の前で吉継を振り返り「太政大臣の件で公家どもと話します。」と告げて襖を両手で開けた。
その時点では、直前まで襖の前で耳をそばだてて二人の会話を聞いていた信繁は、地図の前に戻って覚えるフリをしていた。
三成は、信繁から地図を取り上げると「今日はここまで。」と告げた。

この後、京へと出立する秀吉と三成。
秀吉は、廊下を歩きながら家臣らに「留守を頼むぞ。…行ってくる。」と告げていた。
家臣ら>「はっ!」


詰所では、噂好きの平野がまた信繁に「殿下もお忙しいお方だよなあ~。」と話し掛ける。
食事は、またしてもおにぎりである。

平野>「正直どう思った?」
信繁>「何がですか?」
平野>「殿下だよ。」
信繁>「大したお方だと思いました。今まで会った誰とも違う。」
平野が「あの活力はどっから来るんだろうな。あれだけ忙しく働かれて何人側室がいるか知ってるか?」
と話を振った時、大蔵局が来ている事に気付いて慌てて「あっ、これはお局様!」と、おにぎりを机の上に置いて立ち上がった。

大蔵局は信繁を呼びに来たのであった。
「姫がお会いになりたいそうです。」と言われたが、信繁は「今はちょっと立て込んでおり…。」と言い訳して逃れようとした。
するとキツイ声で「曲げてお頼みします!」と言って睨みつけられてしまい、どうしたものかと信繁が平野の顔を見ると
「行くがいい。」と冷たい言葉にて、上司の立場から、部下の身を案じ、断ってくれるのではないかという信繁の淡い期待は砕かれてしまった。
平野>「お会いになりたいっておっしゃってるんだから。」
最後の手段とばかりに信繁は平野の手を掴んで「一緒に行きましょう!」と懇願するが
「やなこった!何で俺が!」とその手を振り解かれてしまう。
それで信繁は諦めて仕方なく大蔵局について部屋を出た。

途中「姫は、権三殿の事どうお思いだったのでしょうか?」と信繁は大蔵局に尋ねてみた。
「何がおっしゃりたいのですか?」と大蔵局の冷え冷えした声が返ってくる。
信繁>「かなりお気に入りであったそれは伺っています。亡くなったというのにお悲しいようには見えないのです。」
大蔵局>「そう見えましたか。」
信繁>「ええ。」
大蔵局は「…あのお方は…悲しむのを止めたのです。」と何とも意味深な答えを述べた。


茶々の居室に着くと信繁は、あの秀吉から贈られた朱色の帯をした茶々に
「どう?この小袖にぴったりでしょ。」と感想を求められる。
信繁はわざとつっけんどんに「私にはそういう事は分かりません。」と味気のない答えをした。

茶々>「奥方はおらぬのか?」
信繁>「亡くしました。」
茶々>「いけない…悪い事を聞いてしまいました。」
一瞬、心遣いのようなものを見せた茶々であったが、信繁が早口で「お気になさらずに。」と言うともう次には
「やはり、異国の布で仕立てると締め心地も違うのですね。」と大蔵局相手ににこやかに笑っている。
大蔵局>「それは締め方次第でございましょう。」
茶々>「そんな事ない。良いものを頂きました。」
大蔵局>「まっ、選んだのは十中八九殿下ではござりませぬが。」
茶々>「多分ね。」

大蔵局が信繁に「姫様はこの帯を締めたお姿をどなたかにお見せしたかったようです。」と告げると、
信繁は「拝見致しました。では私はこれで。」と一礼して立ち去ろうとした。
だが「まだ、いいでしょ。」と引き止めようとする茶々。

育った場所や亡くした奥方の話をして欲しいとせがむ茶々に
「今度改めて、殿下もいらっしゃる所で。」と約束すると早々に話を切り上げようとする信繁。
そして、このお目通りを、殿下のお耳には入れぬようにして下さいと、ちゃっかりお願いすると、
暫く考えを巡らせているような表情をしていた茶々は、やがて笑顔で頷き「大事ない。任せて!」と言ってくれた。
それで、信繁はその言葉を信じて一礼して去った。

『真田丸』ネタバレ・あらすじ 第16話(16回)「裏表」④へ続く。

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