真田丸　ネタバレあらすじ　17話（17回）「再会」③

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真田丸　ネタバレあらすじ　17話（17回）「再会」③

『真田丸』ネタバレ・あらすじ　17話（17回）「再会」②の続き。

浜松城で片桐が寝ていると、深夜にざわざわと表が騒がしい。
目を覚ました片桐が何事かと身を起こすと、正信が障子越しに「片桐様。本多正信にございます。」
と呼びかける。

「如何なされた？」と片桐が問うと、障子が開いて、仰々しい戦支度をした姿の正信が現れて
「我が主が至急お越し願いたいと。…大坂より書状が参りました。」との知らせ。

片桐は至急に着替えて家康の前へと出て行くが、
家康に「これは一体どういう事でござるか？」と問い詰められて困惑する。

家康＞「既に出陣の支度は整っておる。今更待てと言われても困り申す！関白預かりとは何事か！」

片桐にとっても寝耳に水の事態で「大坂をたつ時にはそのような話は一つも…。」と弁明に終始し、オドオドとする。

家康＞「我が軍勢は今日にも上田に向かって出陣する手はずになっておる。その全てをなしにせよと言われるか！」
片桐＞「お待ち下さい！いま一度大坂に立ち返り殿下にご真意を伺って…。」
家康＞「遅いわ！！！！！」
家康は怒り心頭である。

正信＞「殿、如何なされまするか？」
家康は悔しさを滲ませて「待てと言われたら、待つしかあるまい。」と言うと、強張った形相で足早に片桐の横を擦りぬけて出て行った。
片桐は、心労から、突如、キリキリした胃の痛みに襲われた。
彼はストレスが胃に来るタイプだった。

居室へ戻った家康が正信に「してやられたわサルめに！」と怒りをぶちまけていると、
正信は「関白殿下は殿の忠誠を試されたのでしょう。」と言う。
「ならばハナから戦の許しなど出さねばよいものを！底意地の悪さを見たわ！」と顔を顰めながら家康は言うと
「次にヤツはどう出る？」と言って座る。

正信は秀吉の次の一手を、家康への上洛の要請と読んだが、家康は「わしは行かんぞ！」と声を張り上げた。

一方、真田勢の方も戦支度を、すっかり整えていたのだが、
「秀吉の指図で、家康が真田攻めを取りやめた。」との知らせが、既に信尹から届いていた。

内記は「折角、手ぐすね引いて待っておったのに、肩透かしもいいところですな！」と強がったが、
昌幸は「実を申すとな此処だけの話、少々ほっとしておる。」と内々では、こっそり本音で話す。

信幸＞「どういう事でございますか？」
昌幸＞「上杉も頼れず、秀吉も敵に回し、ここで徳川に攻め込まれては、とても防ぎきれるものではなかった。」
信幸＞「しかし新しき策というのは？」
昌幸＞「そんなものはない。」
内記＞「何ゆえ、秀吉は待ったをかけたのでしょうな。」
昌幸＞「決まっておるだろう。真田の値打ちを認めたのよ。むろん気は許すな。だが、これで時が稼げる。
それまでに、この上田の城下を、更に鉄壁の城塞に仕上げるのじゃ！城の見取り図を。」
内記＞「かしこまりました。」
昌幸＞「秀吉という男、家康より二枚も三枚も上手と見た。」
昌相＞「確かに。」
昌幸＞「あの家康が振り回されておるわ。えぇ、ははは！」

信幸はこの時、父に上洛を勧めたが、昌幸の方には上洛という選択肢は全くなかった。
昌幸＞「ここまでねばったのだ。折角だ。もう少しねばってみよう。」
信幸＞「しかし！」
昌幸＞「もっともっと真田の値打ちを高めるのじゃ！焦らすだけ焦らす。どうせ下につくのならとことん値をつり上げてやる。
それが真田安房守のやり方よ。まあ見ておれ。」

真田丸　ネタバレあらすじ　17話（17回）「再会」④へ続く。

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