真田丸　ネタバレあらすじ　20話（20回）「前兆」③

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真田丸　ネタバレあらすじ　20話（20回）「前兆」③

真田丸　ネタバレあらすじ　20話（20回）「前兆」②の続き。

「なんで俺達がこんな事を…」とぼやく平野と共に信繁は落首のある白壁に向った。
消されようとする寸前のところを「消すな！」と止めて、二人は手掛かりを求めて落首を丹念に観察する。
ここで信繁の推理は冴えに冴えまくるが、とは言え犯人に到達するような確実な手掛かりは入手出来なかった。

当日の様子を門番達から事情聴取して、翌朝、三成に報告に行った平野と信繁であるが、
その時、三成と大谷吉継（片岡愛之助）は刀狩りの件で忙しく打ち合わせをしていた。
集めた刀を鍛冶屋に出して釘を作ると言う。
その釘は方広寺の大仏を作るのに使うとされた。

刀狩りとは秀吉が始めた新しい政策で、全国単位で、百姓から刀を取り上げて、争い事を禁じようという趣旨のものである。

信繁が番人達に聞いた夕べの状況であるが、番人らは小半時に一度、あの場所を通っていた。
その合間をかいくぐっての出来事なので「おそらく賊はいつ見回りが来るかを測っていたと思われます。」と信繁は言った。
それから信繁は三成に、調べてわかった以下の事を報告した。

番人の総数18名の内、昨夜の当番が半分の９名で、その９名を呼び出して、信繁は、事情聴取をしたのであるが、
その内一人だけ体の具合が悪いと見回りに来ていなかった者がいた。
その男、尾藤道休は、見回り中に転んで背中を打ち、昨夜は早い目に帰ったと言う。

そして現場には梯子の段のような木切れが落ちていた。

犯人が落書きをしていて、傷んでいたその梯子の段の部分が折れ、地面に落ちたと推測すれば、
その時、怪我をしている可能性があり、転んで背中を打ったという尾藤道休の話と符号する。
道休は門番の一人だから、見回りが途切れる時間帯も知っている。

信繁は、尾藤道休の行方を追ったが、家にもおらず今現在行方をくらませていた。
非常に怪しいと言えるのだ。
三成はそれを聞いて「居場所は見当がつく。おそらく本願寺だろう。」と言った。
尾藤道休は元坊主であったらしく「坊主が紛れ込むなら大寺のあそこが一番だ」と続ける三成。

そこで平野と信繁が本願寺を訪ねると三成の見立て通りに尾藤道休を匿っていると言う。
本願寺の住職は、御仏を頼って来た者を守ると言い、信繁らの道休への面会及び尋問を断った。
住職の態度は頑なで、信繁らは取りつく島もなく追い払われてしまった。
平野はこの事により、道休への嫌疑を増々深めたが、信繁は決めつけるのは早過ぎると言い、
三成に、なんとか道休に面会が叶うようにする手立てはないでしょうかと相談する。

そこで三成は思案を巡らせると、病の床に臥せっていた秀長に相談を持ちかける。
秀長は「本願寺の住職に一筆したためれば折れてくれるであろう。」と見当をつけて文をしたためてくれた。
これにより、本願寺は折れ、信繁らに道休を会わせてくれた。

住職は、信繁らを、道休のいる室へと案内する道すがら、彼についてこう話す。
「道休は元々、この寺におったのですが、根っからの乱暴者で、一年ほど前に追い出されましてなぁ…。
里（くに）に帰ったと思っておったのですが…。」

道休の室へ行くと、道休は背中に怪我をしているので床に伏していた。
信繁は、他の門番からの事情聴取において既に落首のあった時間帯を、道休の見回りの時間帯と割り出しており、
彼にその事を突き付けて問い詰めたのだが、道休は「見回りなんかやっていない。ずっと番小屋で飲んでいた。」と言う。
そして「落書きしたのは俺じゃねえ。」と主張する道休は、なんと字が書けないのだそうだ。

すると、落首をした犯人は、道休が毎晩、見回りをさぼり番小屋で飲んでいる事を知っていて犯行に及んだ事になると、
信繁は三成に告げる。

三成が捜査の成り行きを秀吉に告げるが、秀吉の怒りは収まらず
「わしを侮ったらどんな目に遭うのか思い知らせてやる。そもそも隙を見せて落書きを許してしまった門番どもが悪い。
門番達すべてを、全員、磔にする。」と言い出した。

この顛末に平野は、犯人を捉まえなければ、次は自分達が処刑になるのではないかと我が身を案じて慌てふためくのであった。

真田丸　ネタバレあらすじ　20話（20回）「前兆」④へ続く。

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