真田丸　ネタバレあらすじ　22話（22回）「裁定」①

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真田丸　ネタバレあらすじ　22話（２２回）「裁定」①

真田丸　ネタバレ・あらすじ　21話（21回）「戦端」⑥の続き。

北条氏政がついに上洛を承諾。
しかし、沼田城を真田から取り戻すという条件つきであった。
沼田の真の主を定める沼田裁定が始まる。

≪審議開始≫

江雪斎＞「そもそも沼田城は上杉のものであったところを天正６年、御館の乱の際に我が北条が奪い取った城でござる。
よって沼田は北条の城である事は明々白々。以上！」

三成＞「それにつき真田の言い分は如何に？」

信繁＞「確かに、かつては北条のものでありましたが、天正８年、城は武田の手に渡っております。
以後、織田に引き渡すまでの２年間沼田城は真田の支配でございました。
何ゆえ北条殿が、おのが城と言い張るのか全く解せませぬ！…以上！」

北条から板部岡江雪斎。
真田からは信繁。
徳川から本多正信。
各大名家の名代が関白秀吉の前に集まっている。

秀吉は双方の言い分を静聴していたが「面白い！」と発すると立ち上がり
「双方真っ向から言い分がぶつかっておる。」と述べ、
「そもそも沼田城というのは誰が築いた？」と尋ねた。

これについては三成の指図により、片桐が、予め用意した資料を基に説明する。

且元＞「沼田城を築いたのは上野の国衆沼田顕泰にございます。
顕泰は上杉に近くしかしここが面白いところですが、家中に騒動が起こりまして、
なんと家臣が上杉方と北条方真っ二つに分かれその時騒動を鎮めたのが…。」

秀吉＞「長い！」
且元＞「はっ！上杉謙信という事でございます。以上。」

秀吉＞「で何ゆえ皆この城にこだわる？」
三成＞「片桐殿。」
且元＞「はっ！」
且元は二枚目の資料の地図で、この説明に取り掛かる。

且元＞「沼田城は上野と越後の国境にございまして関東の最北に位置します。
利根川と片品川に挟まれた絶壁上にあり天然の要害とも申せます。守るにやすく攻めるに…。」

秀吉は且元の説明が長いのが面倒らしく、且元が言い終わらないうちに「沼田がいかに大事な城かはよう分かった。」
と言って、説明を中断させて終わらせた。

秀吉＞「続けよ。」

江雪斎殿は、持ち主の判定には「どちらが先に城を有していたか。」が肝心であり、
だとすれば、それは北条に間違いないと主張。

それに対する真田側の信繁の言い分は
「どちらが先かに重きを置くのであれば、そもそもの持ち主であった上杉に返さねば筋が通らず、
故に「どちらが先かは所有権の主張の論拠にはならない。」と主張した。

ここで高らかに秀吉の「一本！」という判定が真田側へ入った。

信繁は続けた。
「沼田はかつて上杉・北条・真田が三つ巴で争っていた場所。
そこへ織田が現れ横から城を奪い取った。大事なのはその織田から誰が奪い返したかではございませぬか？」

江雪斎＞「それならば北条である。上野信濃から織田を追い払ったのは我が北条の軍勢じゃ！」
信繁の弁舌が冴える。
「織田を追い払ったのは北条かもしれませぬ。…がしかし、沼田城に関しては真田が己の力で勝ち取った城でございます。」

江雪斎＞「否！勝ち取ったと申すが、実のところは本能寺の騒ぎに紛れてかすめ取っただけではござらぬか。」
信繁＞「それは言葉が過ぎましょう！」
江雪斎＞「かすめ取ったではないか！更に言えば、当時真田は織田の家臣滝川一益の下についており申した。
つまり真田は主人の滝川殿を裏切り沼田を騙し取ったのです。」

この場にいる全員が沈黙してしまった。
「違うか？」と信繁の顔を見て再度確認する江雪斎。
窮地に立たされた信繁は「仰る通り。騙し取り、かすめ取り、勝ち取りました！」と開き直る。

秀吉は面白そうにふふふふふふふふふっ…と笑った。
そして秀吉の笑い声は更に高らかにははははははははは！と響いたが、
その直後、三成が「如何致しましょう？」と尋ねると「実に面白い！…ただ少し疲れた。」と言うので、

三成は、暫し、休憩とした。

真田丸　ネタバレあらすじ　22話（２２回）「裁定」②へ続く。

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