真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」②

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」②

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」①の続き。

書状に目を通す氏政に信繁は「徳川様はご隠居様御屋形様のお命を救うべく奔走しておられます。」
と話し掛けた。

しかし、やはり氏政は「わしは降伏はせぬ。この城におれば決して負ける事はない。」と突っぱねる。
信繁＞「されど勝つ事もできませぬ。」
氏政＞「戦は最後の最後までどう転ぶか分からぬものよ。」

信繁は北条が如何に孤立無援になったかを聞かせる。
「関東の大名や国衆で、北条に従う者はもう誰もおりませぬ。頼みの伊達政宗も豊臣に下りました。」
伊豆の下田、相模の三崎、玉縄、武蔵の川越、鉢形、そして最早時間の問題で八王子と、
周辺の城も、もう、ほとんど落ちている状況を聞かせる信繁。

氏政＞「八王子…。」
信繁＞「下野の足利、上野の厩橋、箕輪、館林…。」
氏政＞「もうよい。」
信繁＞「そして沼田。真田が奪い返しました。」
氏政＞「因縁の城もか…。」
信繁＞「はい。」

相当、気落ちした様子の氏政に、信繁は「引き際をどうかお考え下さい。」と、もうひと押しした。

氏政＞「ついに東国の覇者にはなれなんだ。…返す返すも心残りは…。
どうせ秀吉と一戦交えるなら伊達や…徳川と組んで日の本を分ける大戦をやってみたかったわ。
華々しく…。戦国の世に幕を引きたかった…。」

氏政は同じ負けは負けでも、地味にひっそりと消えて行くようなこんな最期ではなく、
活気ある戦場で華々しく命を散らしての負けに出来なかったのが、悔しいらしい。

氏政＞「秀吉が恨めしいぞ…。」
信繁＞「しかし今はその秀吉公に頭を下げる時でございます。
殿下はご隠居様と御屋形様のお命は助けると仰せられました。」

「命など惜しゅうない。」茫然と宙を見て氏政が力なく言った。
信繁＞「いや、今こそ惜しまれませ！豊臣の家臣として新しい道を生き直して下さりませ。」

信繁の去り際に江雪斎は言った。
「そなたの話に耳を傾けたという事はお心変わりの兆し。でなければそなたを生きて帰したりはせぬ。
でかしたぞ源次郎殿！」

信繁は蔵に残してきた茂誠の事を思い出し
「城を出る前に是非とも先ほどの蔵に立ち寄りたいのですが。」と願い江雪斎の了解を得ると、
先ほど言い残した姉の事を告げに蔵へと戻った。

茂誠はその吉報に心底、喜んで、
今は上田城にいる事、元気である事を告げられて安堵の溜息を漏らす。

しかし一点、発見時に記憶を失っていた事だけは、打ち明けてしまうのには躊躇いがあったために
「ただ…。」と言い掛けて口ごもった。
「えっ？」と疑問を発する茂誠に「いや何でも。」と、やはり話すまいとする信繁の態度に、
またしても茂誠は翻弄されて「…ああ凄く気になるな！」と実際、気になって仕方がないという表情をするのであるが、
信繁は素早く目の前にあった箱を開けて「これは何ですか？」と問いお茶を濁してしまった。
たまたま話を逸らそうとしてとった信繁の行動ではあったが、
その箱に入っていた鉛が、この後、とある人物を巡っての重大な疑惑へと発展する。

茂誠＞「あっ…鉛だよ。これを溶かして鉄砲の弾を作る。」
信繁は「ああああ、そのための。」と言って、それを裏返してみると、どこかで見た印が彫ってあるのが気になった。
次の瞬間、その印を見た記憶を思い出しギクリとした信繁は、蔵中を見回してみた。
すると、すべての箱の片隅に、その印があるではないか。

茂誠＞「籠城前に沢山買い入れたんだが、こんなに余ってしまった。使わずじまいだ。」
茂誠が「源次郎殿さっきの話だが…。」と話を戻そうとしたが、
信繁は「私はそろそろ行かねば。」といきなり話の腰を折る。

「もう行くのか？！」と返す茂誠は、すっかり誤魔化されて、松の記憶に関する話を聞く機会を逃したまま、
いずれ必ず松がいる上田へ行くという約束を交わして、信繁と別れる事に…。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」③へ続く。

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