真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」④

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」④

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」③の続き。

家康は、景勝と昌幸に、氏政が死ぬ気でいる事を話した。

景勝＞「誇り高いお人ゆえ、そうであろうと思っておった。」
昌幸＞「どうされる？」
家康＞「殿下を説得するにしても、やはり氏政殿自身に生き延びる気持ちがなければ始まらん。まずはそこからだ。」

しかし…家康、景勝、昌幸の３人がかりで説得しても氏政の決意を覆す事は出来なかった。
熱心な上杉景勝の勧めにも、氏政は秀吉の下で働きたくないと言った。

そんな氏政に昌幸はむしろ「死にたければ死になされ！」と突き放した事を言う。
家康＞「安房守！」
昌幸＞「…されど、生きておればまだまだ楽しいものが見られますぞ。
このまま秀吉の天下が来るとは到底思えぬ。ここにいる誰もがそう思っておる筈。
そうではござらんか？」
聞かれてはマズい昌幸の危険な問いかけに家康と景勝は押し黙ったが、
むしろその沈黙こそが彼らの心の裏を物語る。

昌幸は激しい口ぶりで言った。「もう一暴れ…したいとは思いませんか？」
暫しの沈黙の時間が流れた後、氏政は３人の顔を代わる代わる見つめ
「おぬしらの働きぶりあの世でしかと見物させて頂こう。」と言った。

「…ここまでで…でござるか？」と尋ねる家康の顔に落胆の色が滲んだ。
氏政＞「ここまででござる。」

言葉を十分に尽くした３人は、もうこれ以上の説得は無理である事を悟った。
景勝がしんみりと「…北条殿。よき戦相手でござった。」とはなむけの言葉を贈った。
氏政＞「その言葉…。貴殿にもお返し申す。」

別室では事の成り行きを案じながら信繁、江雪斎、兼続が待っていた。
信繁＞「恐らく、氏政様のお心は決まっています。」
兼続＞「それがしはとにかく我が主がまた勝手な約束をなさらぬかそれだけが気がかり。」

「それにしても何ゆえ徳川様は、ここまでして氏政様をお助けしようとされるのですか？」
信繁は素朴な疑問を正信に問うた。
正信が「ああ見えても、我が殿は情が深うござってな。北条とは長年競い合うてきた仲。
いつしか輩（ともがら）のような気持ちになられたようです。」と答えた時、
それぞれの主が戻って来た。

家康＞「戻るぞ。」　正信＞「はい。」
家康を縋るように見上げている江雪斎に家康は首を横に振って結果を告げた。
落胆する江雪斎。

「頑固な男よ。」と一言を残して昌幸が出て行くと信繁も一礼して後を追った。

心配する兼続に「何も約束しておらぬ。」と告げ上杉の二人が出て行くと、
最後には部屋に打ちひしがれた江雪斎だけが残った。

翌日、北条氏政は切腹した。
切腹の前には、好物の汁掛け飯を食べた。

首は京に送られ、聚楽第の橋に晒されたという。

息子の氏直は出家の後、高野山へ送られた。

これによって、関東に一大王国を築いた北条家は滅亡したのである。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」⑤へ続く。

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