真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」⑤

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」⑤

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」④の続き。

ところで、小田原城の蔵の中にあった鉛を信繁は吉継に見せた。
鉄砲玉を作る鉛だが、気になっていたのは、その片隅に打たれていた刻印である。

信繁＞「ここをご覧下さい。刻印が打たれています。」
吉継＞「仕入れ先のものだろう。」
「同じ刻印がここにも。千利休様のところで手に入れました。」と信繁は先日、茶々が買い求めた扇子を見せる。

「利休は北条にも鉛を売りつけていたのか。…」と吉継。

吉継＞「利休も派手な撃ち合いにならず戦が終わり焦っている事だろう。」
信繁＞「本当は使い切ってほしかったのでしょうね。こちらです。」
信繁は、鉛を発見した蔵へと吉継を案内したが、蔵の中は既に、もぬけの殻となっていた。

利休が先に運び出させていたのである。

７月12日。

忍城の水攻めは、幾度となく堤が突破されって…。

小田原城が落ちても尚、武蔵の忍城だけはまだ降伏していない。
三成の苛立ちはピークに達していた。
「せっかく無駄な死者を出さずに済ませてやろうと、水攻めという方法をとってやっているのに人の親切心がわからん奴らだ！」
とう怒りがフツフツと込み上げて来ているらしい。

信幸＞「小田原が落ちても尚、降参しないという事は、敵は最期まで忠義を尽くし、ことごとく討ち死にする覚悟かと。
ならば我らも覚悟の上、正面から攻めかかるほかありませぬ！」
三成＞「他に手はなさそうだな。」

昌幸が、ここで「それがしにお任せ頂けぬか？貴殿のお嫌いな卑怯な手を使ってなら、
速やかに開城させてごらんに入れましょう。」と申し出た。
よほど焦れているのか「任せる。」と三成。

昌幸の考えた心理作戦は、忠義が邪魔なら、逆にそこにつけ込んで降伏させようというものだった。
昌幸は小田原から持ち帰った血の一滴もついていない北条氏政の兜を、忍城の城内に持ち込んで、
氏政が命乞いして助かった証しとして兵達に見せると言う。

昌幸＞「氏政は家来を見捨て己が生き延びる道を選んだ。そう噂を流しまする。」
三成＞「しかし…。」
昌幸＞「ですから卑怯な手と申しました。」
信幸＞「兜一つが果たして証しとなりましょうか？」
昌幸＞「目に見えるものが一つそこにあれば噂は噂でなくなる。昌相！」
昌相＞「承知した。」
昌相が、忍城の城内に持ち込む役割を任された。

昌幸＞「城は２日で落ちまする。」

昌幸のその言葉通り、７月１４日。
城内から城を明け渡すとの申し出があり、北条方最後の城忍城は開城した。

この件で三成は昌幸に礼を言うかと思いきや「貴殿の策はやはり好かぬ。」と文句を告げた。
昌幸にすれば、この三成の文句は想定内なので「でしょうなぁ。」と答える。

三成＞「だが貴殿のおかげで無駄な犠牲を払わずに済んだ。
それがしに戦の何たるかをもっと教えて頂けぬか？」
昌幸＞「私のような田舎侍でよければ。」

真田丸　ネタバレ・あらすじ　24話（24回）「滅亡」⑥へ続く。

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