真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑥

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑥

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑤の続き。

朝鮮で日本軍が苦戦を強いられているちょうどその頃。
太閤主催の仮装大会が開催された。
あまたの大名たちが扮装に工夫を凝らし、その出来を競い合った。

片桐且元の猿回しの仮装が猿に引っ張られる形で予定より早く終了した頃、
昌幸と信幸は、本番を控えて、瓜売りの練習をしていた。
とは言え信幸の方は、乗り気ではなくイヤイヤであったが、
昌幸の方はやる気満々で信幸の指導まで手掛けていた。

しかし、ここに信繁が駆け込んでくる。
信幸は先ほど、秀吉の出し物もまた瓜売りで、真田家の出し物と被っている事を知ったばかりで
「そして、まずい事に、明らかに父上の方がお上手なのです。」と告げる。

昌幸＞「なんたる事じゃ！」
信繁＞「このままでは父上の大勝ちです。」
信幸＞「大勝ちで何が悪い？」
信繁＞「太閤殿下のご面目が丸潰れとなります。」

昌相が怒って「殿に役を変えろと申すか！」と怒鳴っている。
信繁＞「弱りました。」

仕方なく信繁は且元を呼んで、父の瓜売りの芸を見てもらい意見を求めた。

且元は「これはいかん。太閤殿下に恥をかかせるだけだ。安房守殿、申し訳ないが、もっと下手にできませぬか？」
と言った。
それを聞いて今度は信幸が怒る。
「父上は、この日のために血の滲むような稽古をしてまいりました！」

「しかし…。このままでは大変な事に…。」且元はまた神経性の胃のあたりを押さえて苦しそうにした。
昌相は畏れを知らず「ならば…。あちらが変えればよろしい。」と刀をドスンと音を響かせ縦にして言う。

そこで信幸は、家康に事情を話して
「なんとか徳川様から太閤殿下に出し物を変えるようそれとなく勧めてはもらえませぬか？」と頼みに行った。
家康は「力になりたいのは、やまやまだが今更それは申せまい。残念だがここは安房守に折れてもらうしかないな。」と言った。
そして家康は「のう平八郎…。」と傍にいた忠勝に声を掛けるものの、
忠勝は、全く信幸の話が耳に入っておらず、目を閉じて、あじか売りの練習に没頭中であった。

そこで信繁は、昌幸がわざと秀吉の目に付くところで瓜売りの練習をやって、
秀吉に自信喪失してもらうという作戦を立てたが、
実行したものの、秀吉は全く、自身の芸の未熟さには気付いておらず、あえなく玉砕した。

昌幸＞「おい駄目だ。」
信幸＞「殿下は己を見失っているようです。」

再び、且元も交えて、真田の面々で話し合うも埒が明かず、昌相に至っては「太閤殿下に…痺れ薬を飲ませる。」と、
とんでもない事を言いだす始末であった。
むろん、妙な顔をして昌相の方を見た且元には、冗談なので真に受けないようにと信幸が注意しておいた。

「もうよい。」と言って昌幸は扮装のほっかむりを取ると、両手を付いて
「真田安房守。本日急な病にて参れません！」と言った。

信幸は悔しがったが、且元はすぐに「それがよろしかろう。」と納得して立ち去った。

信繁は父に「申し訳ございません。もっと早く太閤殿下の出し物を確かめておくべきでした。」と言って謝った。
「気にするな。」と言いつつも、明らかに寂しそうな昌幸。
佐助は主君の無念さを思い、すすり泣きを始めた。

そして、やつし比べは、秀吉の瓜売りが大絶賛を受けて優勝し幕を閉じた。
だが、やつし比べと言いつつも、秀吉へのべんちゃら大会のようでもあった催しである。
皆、腹の中ではどう思っているか知れたものではないが、表面的には、皆、秀吉を持ち上げて称えている。

信繁がその異様な光景を、心地悪く眺めていた所に昌相が来てポンと肩を叩き、上田からの知らせを教えてくれた。
それは上田のおばば様、危篤の知らせであった。

信繁は父と兄と自分が３人とも揃っての里帰りを、秀吉に許してもらおうと、
且元に口添えを頼んだ。
且元が「しかし今は朝鮮との戦のさなか。太閤殿下がどう思われるか…。」と渋る中、
やつし比べで優勝した秀吉が上機嫌で戻って来た。

秀吉＞「いやしかし自分でやろうと言い出して、自分で一番になるなんて世話ないな。ははははは！」

秀吉は、なんだか様子のおかしい信繁に「どうした？源次郎。」と聞く。
且元が「自分の口から申せ。」と言うので、信繁が事情を話すと、秀吉は二つ返事で里帰りを許可してくれた。

秀吉＞「そういうものは会える時に会っておいた方がよい。わしも、去年おふくろ様が危篤の際、
急いで大坂に戻ったが死に目には会えなかった。気持ちは分かる。」
信繁＞「ありがとうございます！」

更に「戦が終わるのを待つ事はない。今日にでもたて。」と、話のわかる秀吉に、逆に且元が
「しかし、真田が国元へ帰ったと知れては兵の士気が下がります。」と異議を唱えたが
「もうとっくに士気など下がっておるわ。」と、秀吉は朝鮮征伐が思わしくない事をよく心得ていた。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」⑦へ続く。

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