真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」①

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」①

真田丸　ネタバレ・あらすじ　25話（25回）「別離」⑤の続き。

天下を平定し、向かうところ敵なしの関白秀吉。
だが、嫡男鶴松が三歳で急死。
豊臣家に暗雲が立ち込める。

すっかり落ち込んで元気のない秀吉。
寧＞「隠居されやあすの？」
三成＞「殿下は太閤におなりあそばされます。」
寧＞「たいこう？」
三成＞「古（いにしえ）より、関白を我が子に譲られたお方を太閤とお呼びするしきたりになっております。」
秀吉＞「関白は孫七郎にくれてやる。」
三成＞「近江中納言様は、殿下のご養子となり関白をお継ぎになられます。」
秀吉＞「という訳で源次郎お前もお役御免だ。新しい関白に仕えろ。」
信繁＞「私は今しばらく殿下にお仕えしとうございます。」
秀吉＞「嬉しい事、言うてくれるなあ～。」

天正１９年１２月。
豊臣秀次は、秀吉の後を継いで関白となる。

秀次は、きりを相手に話す。
「いやはや、関白というのは疲れる。今日も朝から公家衆が引きも切らずに挨拶に参る。
全く体がいくつあっても足りぬわ。あはははは！」

無言のきりの気持ちを察して「退屈か？」との秀次の問いに、きりは率直に
「殿下はいつもご自分のお話しかなさいませぬ。私はお聞きしているだけ。まあ、よろしいのでございますが。」
と、さも、つまらなそうに言った。

秀次は、さも気付かされた！というように声を潜めて
「いい事を言うてくれた！これからは人の言葉にも耳を傾けなくてはならぬな！」
と言って、きりに耳を向けたかと思うと、何か思い出して「あっ…いかんいかん。時がない。参ろう。」と立ち上がった。

この後、秀次は、きりに大勢の側室達と、生まれたばかりの我が子と、そして娘のたかを紹介する。
きりは「こんなに大きな姫君がいらしたとは…。」と驚いた。

秀次はきりに、自分の全てを知って欲しかったので側室達を紹介したという。
そして先日のプロポーズの返事を聞きたがったが、きりは「里の父にも一応伝えてから、改めてお返事をしたい。」と述べ
返事を日延べしてもらった。

しかし「という事は承知してくれるつもりはあるのだね？」と尋ねる秀次に、
きりはコックリと頷いて、秀次は喜びの歓声を上げた。

先日まで元気無く、しょげかえっていた秀吉だったが、
再び水を得た魚のように喜色満面で朝鮮出兵を声高らかに宣言する。

明国を攻めるために朝鮮は通路となるので、従わねば攻め下すしかないという事である。

「ご隠居なさるのではなかったのですか？」との信繁の問いに
「誰がそんな事を言った？朝鮮と明を従えてわしは大王になるぞー。」とやる気満々で、
秀吉は
「日の元統一を果たして太平の世を得た今であるからこそ、武士達に仕事を与えねばならぬ。
そこで明国を討つのだ。」という外国からしてみれば随分と身勝手な理屈を、唱えた。

吉継は、この秀吉の決定に不満であった。
吉継＞「ようやく日の本から戦がなくなったというに。
殿下は鶴松様を亡くされておかしくなってしまわれたのではないか？」

一般的には、この時期の秀吉は、吉継が思ったように、
一粒種の大切な鶴松を亡くして自暴自棄となり、このように無謀な戦に着手したと見られていたのであるが、
秀吉曰く「人は仕事がないとロクな事を考えぬ。」
ここで言うロクな事とは、秀吉が苦労して作り上げた太平の世を、ひっくり返そうという不埒な反逆の事である。
つまり自身に楯突く反乱分子や不穏分子を封じ込めるための明国成敗であるというのだった。

秀吉よりそう聞かされた信繁は「殿下は決しておかしくなられた訳ではありません。
むしろ恐ろしいほどにしっかりされておられます。」と吉継に教えた。
信繁と共に、秀吉の話を聞いていた三成が「そういう訳だ。」と言った。

三成＞「忙しくなるぞ刑部殿。」

真田丸　ネタバレ・あらすじ　26話（26回）「瓜売」②へ続く。

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