真田丸　ネタバレ・あらすじ　29話（29回）「異変」④

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　29話（29回）「異変」④

真田丸　ネタバレ・あらすじ　29話（29回）「異変」③の続き。

きりは預かり物を届ける前に真田の屋敷へ寄り、薫に挨拶をした。

その折にきりが「新しい奥方様はどんなお方ですか？」と薫に聞くと、
薫は嬉しそうに「それがね、どことなくお梅に似ているのです。」と答えた。

きりには意外な話ではあったが、薫が嬉しそうなのでそれは善しとして、
この機会に昌幸にもお目にかかろうと「殿様にもご挨拶を。」と言うと
「まだお帰りになりませぬ。」と薫が答える。

夫は伏見城の普請場で働いているとばかり思っていた薫は、
きりから、普請場には、源三郎しかいなかった事を聞いて、またしても、昌幸の行動に不信感を持つ。

その頃、昌幸は遊郭で、盃を傾けながら、吉野太夫が奏でる琴の音を聴いていた。

演奏が一段落して吉野太夫が酌をしようと昌幸の傍へ行くと、吉野太夫の手を握ろうとする昌幸。
吉野太夫＞「安房守様…。まだ日ぃも高うございます。」
昌幸は、吉野太夫を膝の上に引き寄せて仰向けにして抱きすくめ、驚く吉野太夫に
「おてんと様がなんぼのもんじゃい。」と言って、吉野太夫の肩から腕を撫で摩った。

実は、昌相は一見、昌幸に付き従っているように見えたが、
内心では、昌幸の武将としてのふがいなさを嘆いていた。

「昼間から太夫と遊び耽る殿をわしは見とうない。」と控えの間で佐助に愚痴る昌相。
昌相は「昔の殿はどこへ行かれた？」と寂しそうに呟くと盃を口に運んだ。
佐助は目を伏せたまま、それを聞いていたが、自分もやるせなくて、
普段は口にしない酒を昌相にならい、グイっと飲み干した。

一方、真田屋敷で、きりは春と出会った。
きり＞「ひょっとして源次郎様の…？！」
春＞「真田左衛門佐は私の夫ですが。」
きり＞「春様！」
春＞「きりさんですね！」
きり＞「よくお分かりで。」
「源次郎様からよくお話は伺ってます。どこへ行っても鬱陶しいと言われるきりさんですね。」と、
春は笑顔で言ってから、口元を押さえて「ごめんなさい。」と謝った。

きりは、気にする素振りもなく「何だかお似合い。」と告げる。
春＞「きりさんにそう言ってもらえると凄く嬉しい！いずれまたゆっくりお話し致しましょう。」
「もちろん！」と、きりは満面の笑顔で答えた。

「ではまた。」と春が会釈して去ると、きりはその後ろ姿を見ながら
「私とお梅ちゃんのいいところを全て兼ね備えている。」と呟いた。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　29話（29回）「異変」⑤へ続く。

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