真田丸真田丸　ネタバレ・あらすじ28話（28回）「受難」③

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞真田丸真田丸　ネタバレ・あらすじ28話（28回）「受難」③

真田丸真田丸　ネタバレ・あらすじ28話（28回）「受難」③

真田丸　ネタバレ・あらすじ　28話（28回）「受難」②の続き。

秀次失踪の件を知った秀吉は怒り狂うが、茶々と寧（鈴木京香）に諭されて、一先ず気持ちを落ち着ける。

秀吉は拾の側近として豊臣を支えてゆく秀次を頼りにし目に掛けてゆくつもりでいたのだが、
その気持ちが上手く秀次に届かず、あらぬ方向へ誤解が生じている。

しかし、秀吉が興奮を鎮めてくれたので、
後は秀吉と秀次の二人がじっくりと落ち着いて話し合いの時間さえ持てば事は収まるであろう。
それで、すべては丸く収まると、信繁がそう思った矢先、
夜、信繁と三成が真田家の屋敷に到着すると、今度は秀次は真田屋敷も離れ、
信幸と共に、高野山へ向かってしまったと言う。
信繁は三成に事の次第をこう説明した。
「私が太閤殿下に召し出されたので進退窮まったと思われたようです。」
三成＞「すぐに大坂へ戻る。おぬしは高野山へ急いでくれ。」
信繁＞「はっ！」

高野山、青巌寺で、あさを迎えた秀次と信幸である。
この機会に、秀次と信幸は、さまなまな事を率直に話し合った。
その中で信幸は、秀次が、信幸らに官位を授けた事を、関白として成した仕事として、誇らしく感じていると知ると、
弟、信繁へのわだかまりが消えてゆき、信繁に素直に感謝する心持ちになれた。

一方、秀次が高野山・青巌寺へ行った事を知った秀吉は、内密に事を運ぼうとの考えでいたが、
道中、関白、秀次の存在に気付く者も多々あり、そうもゆかなくなってしまった。
秀吉＞「せっかく内々で済ませてやろうと思っておったのに。」
三成＞「如何致しましょう？」
そこで秀吉は、策を弄し、一応表向きは、秀次を謀反の疑いで蟄居させたよう見せかけておいて、
一月の後に謹慎が済んだとして呼び戻すつもりでいた。

京、徳川屋敷。
やがて、秀次失踪の話は徳川家康の耳まで届いていた。
家康＞「高野山に幽閉されたそうじゃのう。面白くなってきたのう。」
正信＞「面白くなってきました。」
本多正純（正信の息子）が「面白くなってまいりました。」と言うと悪そうに笑った。
家康＞「弥八郎は誰に似たのか食えぬ面構えをしておるのう。」

「遅くなりました。」そこへ遅れて、徳川家の嫡男、秀忠が入って来た。
家康＞「おう来た来た！まあ座れ。本多佐渡は存じておろう。」
秀忠＞「はい。」
正信＞「ご無沙汰致しておりました。」
平伏す正信に対して軽く会釈しただけの秀忠を「ちゃんとせい。」と家康が諭すので、
正信は「殿、よろしゅうございます。」と恐縮した。
家康＞「横におるのが弥八郎じゃ。」
正純が「お初にお目にかかります。佐渡守が嫡男、弥八郎正純にございます。」と平伏すと、
家康の注意が効きすぎたのか？今度は秀忠は、必要以上に長く平伏して挨拶をした。
主が頭を下げているのに、臣下が上げるわけにも行かず、
正純と秀忠は互いに頭を下げたままになってしまい
家康が手にした扇子で畳を叩き「もうよい。下がれ。」と言うと、ようやく頭を上げて
秀忠は去る。
家康は扇子を開いて扇ぎながら「お互いに跡継ぎがいるという事はありがたい事だ。」と述べた。

秀次を追い高野山に入った信繁は、懸命に秀吉の気持ちを伝えようと努めた。
この機会に真田の兄弟は、わだかまりや誤解が解けて絆を取り戻せたのであった。
後は、秀吉と秀次の間の誤解を解く事さえ出来ればと、そう願う信繁であった。

翌朝、福島正則（深水元基）が秀吉の使者としてやって来たが、
尚も疑心暗鬼に陥っていた秀次は、正則と顔を合わさずして自害して果てていた。

秀次自害の一報を知ると「掛けてやった情けを踏みにじったとして」秀吉の怒りは沸点を超えた。
こうなると最早、秀吉の怒りの暴走に誰も手を付ける事が叶わなかった。
「秀次の首を三条河原に晒せ。」という命令だけでは気が収まらず、
秀吉は、秀次の妻子・側室・侍女に至るまで30人以上の処刑を命じる。

処刑を執行したのは石田三成で、市中引き回しの上、京の三条河原の秀次の晒し首の前で次々に処刑される。

こうした中で、たかは聚楽第の一室の隠れ部屋へ身を潜めて難を逃れていた。
信繁は、このたかの命を救うために、秀吉に、大谷刑部の娘との結婚を受け入れる条件として、たかを側室にしたいと願い出た。
なんとか秀吉の許可を取り付けた信繁は、秀吉の気持ちが変わらない内にと、
たかを、秀吉に南蛮渡来の壺を贈った堺の商人、呂宋助左衛門に託す。

呂宋助左衛門こと納屋助左。
堺の商いを台湾や今のフィリピンにまで広げて巨万の富を築いた貿易商である。
（呂宋＝ルソン島。フィリピン諸島のうちで最も面積の大きな島である。）

その後、助左衛門に助けられて、呂宋へ向かう貿易船に密かに乗船して、たかは堺を離れた。

それから少し時が流れ…
太閤豊臣秀吉に死の影が忍び寄っていた。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　29話（29回）「異変」①へ続く。

秀次さんと他の出演者さんとのツーショットがいっぱ