真田丸　ネタバレ・あらすじ　36話（36回）「勝負」②

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞真田丸　ネタバレ・あらすじ　36話（36回）「勝負」②

真田丸　ネタバレ・あらすじ　36話（36回）「勝負」②

真田丸　ネタバレ・あらすじ　36話（36回）「勝負」①の続き。

小山内にある家康の陣では、家康に傾倒する武将らを集めての軍議が開かれた。

家康＞「既にお聞き及びの事と思うが、上方において石田治部少輔にたぶらかされて毛利中納言が謀反を起こした。
我らはこれより大坂へ取って返し、秀頼公をお救いまいらせ、奸賊どもを討ち果たす！
大坂に人質を置いている方々もござろう。わしについてくるかどうかは、おのおののご決心に任せる。」

忠勝が厳めしい顔で一同を見渡して「内府様と心を一つにできぬ御仁は、今すぐここを立ち去られるがよい！」
と言うと、すぐさま正則が立ち上がり「そのような者が、おるはずがござらぬ！我ら共に大坂へ戻り、にっくき石田治部を成敗致しまする！」
と言い放った。
続いて細川忠興も立ち上がり「右に同～じ！」と叫ぶ。

そして、空気を読んで「同じく！」と信幸が同調し、その他の武将達も続々と、信幸に続いた。
徳川側へ集まった武将らの結束は固く離反したのは、真田昌幸だけであるという事が、結果的に判明した。

家康＞「またしても安房守。断じて許さぬ！」

昌幸と信繁が上野の沼田近くまで帰りつき、暫し休息を取っていた時、作兵衛の「殿ー！」という野太い声が響き、
廊下へ姿を現すと、それに続いて稲とこうが信幸の二人の息子を連れて入って来た。

稲＞「大殿！」
信繁＞「姉上！」
昌幸＞「お前たち何をやっとるんじゃ？」
稲＞「大坂から急ぎ立ち戻ったところでございます。上方は石田治部様が挙兵されて世の終わりが来たような大騒ぎ。」
信繁＞「聞いています。」
稲＞「母上様や春様は大谷刑部様のもとに匿われておりますが、私は徳川の家臣の娘。
これ以上大坂にとどまっては危ないゆえ逃げてまいりました。」
信繁が「そういう事でしたか。おこうさんも一緒に。」と、こうに話をふったとたんに、
それまで黙って稲の隣でおとなしく控えていたこうが、やにわに話し出した。
「この数日歩きっ放し。もうくたくたでございます…。」

それを稲が叱りつけた。「だらしのない！大殿の御前です。しゃんとなさいしゃんと！」

「仙千代、百助よう頑張ったのう。」と、昌幸が幼い二人の孫に話を振ると
２人は「はい！」と元気な声を揃えて答えた。

昌幸から「う～ん、ふふっ。」と笑みが零れ、可愛い孫らを愛でる柔らかな表情を浮かべた。

信繁＞「我らは今、徳川の軍を離れて戻ってきたところ。今夜は沼田の城で１泊して、明日上田へ入るつもりです。」
昌幸＞「久々に会ったんじゃ。今夜はゆっくりと語り明かそうぞ。」
こうと稲は笑顔になり「して我が夫はいずこに？」と稲が尋ねた。

この瞬間、昌幸や信繁達の間に緊張が走った。
昌幸＞「源三郎はおらん。」
それから昌幸が、目で信繁に合図を送ると、信繁は、わざわざ、二人の姉に近づいて話し掛けた。
「父上は徳川に背き毛利様につく事に致しました。しかしながら兄上は…。」

「徳川に残ったのですね。」と、信繁が濁した言葉をすぐに察した稲。

信繁＞「話し合った末の事です。」
稲はフッーと息を抜くと何度も頷いて「あの方らしい筋の通し方。」と言った。

こうが再確認する。
「敵と味方という訳ですか…？」

「詳しい話は後でゆっくりと。」昌幸の言葉に、稲が
「お城にお越しなら、夫に成り代わり私が、きちんとお迎えせねばなりませぬ。
支度を整えてお出迎え致しますゆえ、しばしのご猶予を頂きとう存じます。」と、長男の妻の役割を立派に果たそうとする。

昌幸＞「あい分かった。一時遅れて城へ向かおう。」
こうが「さあ参りましょう。」と子供達を促し立ち上がった。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　36話（36回）「勝負」③へ続く。

真田丸後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)/NHK出版

￥1,188
Amazon.co.jp

真田丸に関連したニュース　まとめ

【出演】堺雅人，大泉洋，木村佳乃，平岳大，中原丈雄，藤井隆，迫田孝也，高木渉，斉藤由貴，榎木孝明，温水洋一，林邦史朗，，草笛光子，高畑淳子，近藤正臣，内野聖陽，草刈正雄