真田丸　ネタバレ・あらすじ　35話（35回）「犬伏」①

真田丸ネタバレあらすじ・キャスト・最終回　まとめ＞真田丸　ネタバレ・あらすじ　34話（34回）「挙兵」③

真田丸　ネタバレ・あらすじ　35話（35回）「犬伏」①

真田丸　ネタバレ・あらすじ　34話（34回）「挙兵」③の続き。

上杉討伐に乗り出した徳川家康。

その機に乗じて三成は打倒徳川の旗を挙げる。

風雲急を告げる中、真田昌幸が選んだ道は。

大阪、真田屋敷で行われた全体集会。

信幸＞「徳川内府様の命により我ら上杉討伐へ出陣となります。

しかし真田と上杉は、かねてより深い絆で結ばれており、よって真田は上杉につく事に決めました。」

薫＞「徳川を裏切るのですか？」

昌幸＞「裏切るのではない。表返るのじゃ。」

薫＞「…？」

昌幸＞「左衛門佐。」

信繁＞「明日大坂を出立し、父上は上田に、兄上は沼田に、それぞれ戻り軍備を整え会津へ向かいます。」

昌幸＞「そこでお前たちだが、大坂には徳川方の兵も数多（あまた）おる。わしらが上杉についたとなれば、いかなる害が及ぶかも知れぬ。その前に大坂を脱出せよ。」

「めまいが…。」と言って薫は気が動転した様子となる。

昌幸＞「戦が始まりそうになったら、すぐに使いをよこす。それを待って、直ちに上田へ逃げよ。」

春は父の大谷吉継が、この件について知っているのかが気掛かりで昌幸に尋ねた。

昌幸は、吉継が、三成挙兵の折に徳川に付いた事実があるので、耳には入れていないと話す。

この時点ではまだ、互いの腹の探り合いであった。

信繁は、きりに「皆の事をよろしく頼む。」と、真田の女性達の事を一任した。

きりは、喜んで、この信繁の依頼を受け、女性陣に向かって笑顔で言った。

「かしこまりました！皆さん私についてきて下さい。心配ございません！」

すると妙にライバル心を燃やした春が「母上様は、必ずこの春が無事、上田までお連れ致します。心配ございませんよ！」と、これ見よがしに大きな声で言い、薫に抱きついてまで見せた。

その様子に、きりは露骨に面白くなさそうな顔をした。

薫はと言うと、この急激な環境の変化について行けず眩暈を起こしている。

その薫の手を春が握り「母上様、きっとうまくいきますよ。」と励ますと、

きりも負けじとばかりに、薫のもう一方の手を取り

「上田に帰れるんですよ。いい方に考えましょう！」と声を掛ける。

「きりさんは細川様にお仕えしてるのではないのですか？」と春が言えば、

きりが「こっちの方が大事です。向こうはしらばっくれちゃいますから平気平気！」と、

左右から薫の手を引っ張り合いながらの応酬となったが、最後には薫に「心強いこと。」と言わせ「私は真田の女子ですから！」と胸を張るきりに圧倒される春であった。

一方信幸の嫁、稲は、後からこっそりと昌幸に話を告げに来た。

後ろにはこうを従えている。

稲＞「我が父、本多忠勝より書状が届きました。」

家来衆も居並ぶ面前で稲は懐より書状を出して昌幸に手渡した。

昌幸が書状に目を通す傍で稲は内容をかいつまんで話す。

「内府様は真田の事をまだ心底から信じておられぬご様子。もし裏切るような素振りを見せたら、すぐに知らせよと書いてあります。されど…。稲は真田伊豆守の妻でございます。徳川に動きを知らせるような真似は決して致しませぬ。」

昌幸は稲の手を取ると「よくぞ言うた稲。お前は立派な真田の嫁じゃ。」と稲の目を見つめて感謝を述べた。

こうも、その様子を微笑ましい思いで見ていた。

こうして…真田の一族は、心を一つにし固い結束で結ばれていたのであった。が…。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　35話（35回）「犬伏」②へ続く。

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