真田丸　ネタバレ・あらすじ　32話（32回）「応酬」②

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真田丸　ネタバレ・あらすじ　32話（32回）「応酬」②

真田丸　ネタバレ・あらすじ　32話（32回）「応酬」①の続き。

秀吉の遺体が、壺の中で塩漬けのまま、いつ墓へ入れるのかもわからないと聞いて、秀吉を嫌っていたきりも、
流石に同情の言葉を漏らす。

蔵に運び込まれた甕の位置を、正則は信繁の手伝いの申し出を断って一人で正そうとする。
力持ちの正則が台の中央に置き終わり、蔵を閉めると、
信繁は三成に「全て滞りなく終わりました。」と報告した。

三成は信繁を「ご苦労であった。」と労うと「下がってよろしい。」と言い、
自身の仕事に戻ったが、信繁は下がる前に一言、
昨夜の徳川屋敷での賊侵入の騒ぎを口にした。
三成は、自分の指示だとは言わず、書き物をしながら「聞いておる。」とだけ告げた。
信繁が「賊は徳川内府暗殺にしくじった様子。」と言うと
「それも聞いておる。」と言うので、信繁は「御免。」と立ち去ろうとした。

三成が本当の胸の内を、信繁に、開いて見せないのは、
信用はしているが、信繁の立ち位置がまだ明確に定まっていないから…かもしれない。
だから三成は信繁に、今後、どういったポジションで働きたいのかを聞いた。

信繁は打診された秀頼公の馬廻ではなく、直接、三成の下で働きたいと告げた。
「もうしばらく治部様のお手伝いをさせて頂けませぬか？今こそ殿下にご恩を返す時と心得ます。」
むろん、信繁はこの時、自分の立場から少しでも、
戦乱の世に巻き戻る事を食い止める事が出来ればと願っていた。

すると三成は筆を置き、信繁に向き直ると、真剣な眼差しで信繁を真っ直ぐに見つめ
「私はほとんど間違える事がないが、極たまに誤った決断をする事がある。そんな時は遠慮のう教えてくれ。」
と頼んだ。

信繁＞「喜んで。」
三成＞「豊臣家の正念場だ。よろしく頼む。」

一方、家康は急遽、嫡男、秀忠を呼び寄せた。
そして秀忠が来ると、この地を離れ江戸へ戻れと命ずる。
だが、時勢を読む力が、まだ育ち切っていない秀忠には、その理由がわからず「何ゆえ？」
と尋ねて「たまには頭を働かせろ！」と家康に叱られた。

伏見　大谷屋敷にて。
吉継に相談に訪れている三成と信繁。

三成は、秀吉の最期の言葉もあって、胸に家康排除の思いを秘め続けていた。
家康は生前の秀吉にとっても、三成にとっても、最も油断のならない存在であるからだ。
心配する三成に、信繁は
「用心深いお方です。殿下が亡くなったからといって、すぐさまおかしな動きをするとはとても思えませぬ。」
と自分の見解を述べたが、三成は、それでは甘いと言う。

吉継＞「上杉、毛利、宇喜多殿には徳川に張り合うだけの力はまだない。となると…。」

前田大納言利家。
秀吉の盟友であったこの老人は、７６万石の大大名である。
だが、病の床にある。

三成と信繁は、利家を見舞った。

前田利長が「父上…。」と呼びかけると、苦しそうに「無念じゃ…。わしの体がもう少し動けば。」と言う。

三成＞「徳川内府に太刀打ちできるのは大納言様だけでございます。」
利家＞「藤吉郎は、わしに秀頼様を託した。わしの目の黒いうちは勝手なまねはさせぬ！」

利家の病状が思わしくない事を確かめた三成は「そう長くはないだろう。今のうちに打てる手は打っておかねばな。」
と信繁に言った。

真田丸　ネタバレ・あらすじ　32話（32回）「応酬」③
へ続く。

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