真田丸ネタバレ・あらすじ41話（41回）「入城」①

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真田丸ネタバレ・あらすじ 41話（41回）「入城」①

真田丸ネタバレ・あらすじ 40話（40回）「幸村」③の続き。

豊臣と徳川の激突は避けられなくなっている。
信繁は真田幸村と名乗り、大阪方に味方する事を決意。
関ヶ原から１４年の歳月が流れていた。

紀伊　九度山村。
「私はここを抜け出し大坂城へ入る。」と、家族の前で決意を述べる信繁。
「近々豊臣と徳川の間に戦が始まる。私は秀頼公をお守りし徳川家康に一矢報いるつもりだ。」

内記は、それを聞き「大殿が聞かれたらどんなにお喜びか…。」と涙に咽んだ。
信繁は、内記や佐助、妻の春にも協力を仰ぐ。
反対する者は誰一人ない。
そこで、信繁は皆に脱出の策を伝えた。

大阪城。

大坂城は来る徳川との戦に備えて、各地から集められた牢人たちで溢れかえっている。

その中で幅を利かしていた後藤又兵衛は、きりの言葉を借りて言えば、元々、何とか官兵衛さんのところの人。
主君、官兵衛亡き後、その跡継ぎの黒田長政と袂を分かち、飛び出して流浪人となり、大阪城へ辿り着いていたのだ。

「どけどけ！どけ！どけ。」と威勢良く人を蹴散らして廊下を通る又兵衛は、豊臣の受付の席まで行くと
「元黒田家家臣後藤基次。」と告げた。
この時、受付を務めていたのは、豊臣家臣、木村長門重成(白石隼也)である。
重成は名簿を取り出すと、彼の名を確認し
「豊臣家のため粉骨砕身お働きお願いまする。」と告げ、ぎっしりと小判の詰まった箱を、支度金として差し出した。

秀頼の方にも、又兵衛の事は大野治長から「後藤又兵衛は黒田家きっての名将。数々の戦で名を上げた剛の者でございます。」
と報告が上がっていた。

秀頼＞「頼もしいな。」
治長＞「太閤殿下恩顧の者たちが、殿をお守りするため続々と駆けつけております。」
秀頼＞「亡き父上の名に恥じぬ戦をしたいものだ。」

その他にも、毛利豊前守勝永。

この浪人が次々に集結する大阪城の様子を伝え聞いた徳川方では
正純が「関ヶ原で石田治部に加担し禄を失った者や、この機に乗じて栄達を望む者で大坂城はいっぱいだそうでございます。」
と家康に報告し、
家康は、これを「愚かな事じゃのう。数を揃えたところで、しょせん寄せ集めの烏合の衆。それで戦には勝てるわけがない。」と評した。

この時、家康は自分から戦を仕掛けたにも関わらず、こんな事を話していた。
「秀頼もおとなしゅうしておればどこぞの一大名として生き抜く事も出来たであろうに。
むしろわしはそれを望んでおった。」

手に持った扇子で畳をパシッと叩くと家康は
「何ゆえ滅びの道を選ぶ？秀頼の周りにはろくな家臣がおらぬようだ。」と、
自身の思惑通りに進んだ、敵の状況を、具体的に口に出して言った。
正純＞「片桐東市正がいなくなった今、大野修理が要となっているようです。」
この時、ふと、思い出して家康は尋ねた。
「時に真田はどうしておる？」
正純＞「大坂に入ったという話は聞きませぬ。」
家康＞「確か安房守は死んだな。」
正純＞「数年前に。」
家康＞「息子は何というたかの？ほれ父親と共に流された…。」
正純＞「左衛門佐信繁でございます。」
家康＞「生きておるのか？」
正純＞「恐らくは。」
家康＞「九度山だったのう？」
正純＞「はっ。」
家康＞「見張りを増やせ。あれが大坂に入ったら面倒になる。」
正純＞「すぐに手配を。」

その頃、九度山では信繁が着々と脱出の準備を進めていた。

長兵衛の屋敷へ行き、村の衆への真田紐の売り上げ協力のお礼に、
感謝のしるしとして、宴会を催したいと持ち掛ける信繁。
信繁＞「是非一席設けて今日までの労をねぎらいたいのだが。」

長兵衛は、この申し出に恐縮し「あの紐のお陰でこの村も随分と潤うた。礼を申し上げるのはこちらの方じゃ。」
と頭を下げた。
信繁＞「では皆で思う存分飲もうではないか。」
長兵衛＞「いつに致しましょう？」

真田丸　ネタバレ・あらすじ 41話（41回）「入城」②へ続く。

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