「ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」何歳になっても女は女なんです。怒らないで。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

4年前、夫マークがスーダンでの人道支援活動中に命を落とし、シングルマザーとして2人の子どもを育てるブリジット。子育てに専念してきたがテレビ局の仕事に復帰することに。そんなある日、29歳の男性ロクスターとアプリでつながり、その一方で教師ミスター・ウォーラカーが気になり始める。

というお話です。

 

 

お出かけ準備のブリジット。マークは4年前にスーダンの人道支援活動中に命を落としたのだ。今日はマークの追悼会。2人の子供(ビリーとメイベル)のシッターをダニエルに頼み出かけていく。夫が亡くなって4年、そろそろ新しい恋をしろとみんなに言われるが気が乗らない様子。すると友人が勝手にマッチングアプリに登録をしてしまう。

 

帰宅したブリジットを子供たちが迎え、窓の外に毎夜来ている白いフクロウを観察。子供も大きくなってきたことだし、仕事に戻ろうかと考え始める。ある日、子供を連れて公園に遊びに行き、レンジャーのロクスターと出会う。彼とアプリで繋がり急接近。仕事も恋愛も一気に動き出したブリジット。

 

 

ある日、ビリーの学校の授業で仕事のお話をすることになったブリジット。TV局プロデューサーの仕事を紹介するため、担任のミスター・ウォーラカーにインタビューすることに。以前から堅物の彼に良い印象が無かったのだが、昆虫のライブサイクルについて研究している彼に虫は死んだらその魂はどうなるのかと質問するとウォーラカーは閉口してしまう。虫に魂があるなんて考えたことが無かったからだ。それから彼はブリジットに興味を持つようになる。

 

ブリジットはロクスターと順調に交際をしていたが、ある日ふと彼が行った言葉が引っかかり、その数日後、彼からの連絡が一切途絶えてしまう。何故彼は連絡をくれなくなったのか。モヤモヤが大きくなるブリジット。そんな時、ビリーがパパが恋しいといい、「いつでもマークが恋しい」と子供に話すブリジット。しかし周りの状況はどんどん動いていき…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

9年ぶりのブリジット・ジョーンズ、面白かったぁ~!観ていると”うんうん、あるある。”というような場面と、”今どきそれは無いなぁ。”という場面があり、色々と楽しめました。レネー・ゼルヴィガーさん、年を取っても可愛くて楽しかった。映画の中でブリジットは40歳~45歳くらいの設定なのかなぁ。最初の子供を産んだのが30歳~35歳くらいでしょ。ビリーが10歳くらいだったから、そんなもんよね。55歳のレネーさん、若く見えたなぁ。


マークとの子供が生まれてから結婚し、しあわせな生活を送っていたブリジット。2人目の女の子が生まれてこれからという時に、マークがスーダンで亡くなったらしいんです。可愛そうでしょ。シングルマザーとなったブリジットに、周りのみんなが早く新しい男を見つけろと急き立てるんです。

 

 

まぁ、子供も少し大きくなってきたことだし、仕事にも復帰したいし恋愛もしたいなぁと考えていたブリジット。そしてめでたく彼氏が出来ますが、凄く年下のイケメン男子。みんなから羨ましがられますが、ブリジットは不安になります。随分と年下のロクスターが年上で2人の子持ちのブリジットとの未来を考えられるのか。一時は若いイケメンとの恋愛を楽しむけど、冷静になれば状況が見えてきて現実に戻るんです。

 

この描写は、ちょっと年配の女性には辛い現実だよなぁと思いました。解ってはいても若い子との恋愛が嬉しくなるのは男女どちらも一緒でしょ。だけどそれが生活と直結してくると別ですよね。家族となるにはさすがに相当な覚悟が必要となってくる。若い子には難しいでしょ。口では覚悟したと言っても、数年でその覚悟は揺らいでくると思いますよ。

 

 

そんな辛い現実を描きながらも、亡くなったマークを思いながら子供たちと幸せに暮らすブリジットの姿が素敵でした。いつもどんな時でもブリジットは精一杯生きていて全力疾走なんですよね。そんなんじゃ疲れるでしょって思うけど、それが彼女なのよ。だから魅力的だし、子供たちも素直に育っていて可愛いんです。

 

こんなブリジットって誰の中にもあるんじゃないかな。みんな自分の中に、ブリジットと同じように一生懸命生きて幸せになりたいっていう気持ちを持っていますよね。だからこのシリーズが続いてきたのかなと今回は凄く思いました。性別も人種も超えて、誰もがこんな風に一生懸命生きていく姿は、やっぱり美しいなと思います。ブリジット・ジョーンズは映画の中のキャラクターだけど、いまここで生きている人々と一緒になって頑張ってくれているように思えるんです。

 

 

映画では若い子との恋愛で落ち込むだけじゃなく、ちゃんと幸せなブリジットも観れますよ。もちろん沢山の失敗もして、大笑いさせてくれるブリジットも観れます。なんたって彼女はブリジット・ジョーンズですから。みんなを楽しませて幸せにしてくれます。そんな彼女を見守るマークもいつも傍にいてくれます。

 

夜、子供部屋の外を見ると白いフクロウが留まっているいるんです。いつも見守っていて、これはきっとマークが乗り移って心配してきているんだろうなという感じでした。ブリジットもそう思っているようで、3人で温かくフクロウを見ている場面があり、素敵な場面でした。一瞬、ホグワーツからの使いなのかっ!と思ったのは気のせいでしたね。(笑)

 

 

ミスター・ウォーラカーについてですが、彼は小学校の先生で生徒が登校してくる時に校門で生徒指導をしているんです。問題を見つけると、いつも笛をピー!と吹いて注意するんです。その笛の音がキツく聞こえて、ブリジットはウォーラカーに笛は良くないですと言うのですが、全く無視されてしまいます。この時点でブリジットは彼のことを敵視し始めますが、息子ビリーの担任なので怒りを抑えて、何とか仲良くするんです。

 

そんな関係から始まった二人ですが、段々と変わって行きます。このウォーラカーは教師としては良い先生のようで、ビリーも信頼して相談をしたりするんです。ビリーはとても聡明な子で父親マークに似たのかな。なのでブリジットも考えが変わって行きます。結構、イヤな奴だなって感じに見えるのですが、それはたまたま人付き合いが下手なだけで、本当はとっても良い人。その魅力的な人柄に誰もが惹かれていきます。

 

ロクスターとウォーラカーという二人の素敵な男性との出会いと仕事の再開、そして子供との生活が描かれていて、とっても楽しい映画でした。

 

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。30代~50代くらいの女性だと、このブリジットの気持ちが凄く理解出来て嬉しくなると思います。それ以外の方々も、オバサンってこんな風に考えているんだと解って欲しい。若作りと言われようとかわいい服が好きだし、年をとっても男性にちやほやして欲しいんです。そんな女性の素直な姿が描かれていて楽しめます。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」