ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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勝手映画評及び舞台評です。自分の思ったことを脳から直接指先に排出しているので、制御が効きません。音譜


映画館、試写会での鑑賞の他に、映画祭の記事も載せています。他に、舞台なども好きなので、そちらも読んでください。私の趣味満載のブログです。文句などがあっても、お手柔らかに。コメントなど、反映に長くて1日かかる場合がございます。申し訳ありません。待っていて下さいね。カメ

ペタを一時中断させていただいています。スミマセン。

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「DAY AND NIGHT  デイアンドナイト」の完成披露試写会に連れて行って貰いました。

 

ストーリーは、

明石幸次は父の自殺で実家へと戻ってきた。明石の父は大手企業の不正を内部告発したことから自殺にまで追いやられ、家族も崩壊寸前となっていた。そんな明石に手を差し伸べたのは北村という男だった。北村は児童養護施設のオーナーとして、父親同然に孤児たちを養いながら、「子どもたちを生かすためなら犯罪もいとわない」という清濁を共存させた道徳観を持っていた。児童養護施設で生活する少女・奈々は、北村に傾倒していく明石を案じていたが、復讐心が次第に増幅し、明石の中の善悪の境界線が瓦解していく。

というお話です。

 

 

明石は、父親が自殺したと聞き、実家へ戻ってくる。そこは地方の閉鎖された地域であり、大手自動車企業の下請け自動車工場を経営していた父親は、親会社の部品のリコールを見つけ告発したのだが、その地域では誰もが大手自動車会社に世話になっている状況で、もし会社に大きな損害が出たら町民の生死に関わってきてしまう。結局、告発した父親の方が悪者にされてしまい、リコールは無かったことにされ、地域の人々から糾弾されてしまい、自殺してしまったのだった。

 

真実を知った明石は、正しい事をして、何故糾弾されなければならなかったのか、納得が行かず、悔しい思いをしていた。しかし、その地域では仕事も無く、負債もあり、明石は八方塞がりだったのだが、児童養護施設のオーナーである北村が現れ、お父さんに世話になったと言い、明石に仕事を与えてくれる。児童養護施設のコックをして欲しいと言われ、料理を作る時間以外は、他の仕事をして欲しいと言われる。

 

 

北村に与えられた仕事は犯罪であり、車泥棒をして、外国人労働者を管理し、薬の売人をボコるというものだった。犯罪ですよね、という明石だったが、子供を守る為には仕方が無いと割り切っている北村に引っ張られ、犯罪に手を染めていく。

 

裏の仕事をしながら、父親が持っていたはずの自動車会社のリコールの証拠が、同業者の工場に隠されているらしいことを知った明石は、そこに忍び込み、証拠の資料を盗み出す。これで復讐が出来ると思った明石だったが、実は、その証拠が父親の部下だった男が盗んで渡したものであり、父親には味方がいなかったことを知る。そして、その書類を新聞社に送って、告発しようとするのだが・・・。

後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、面白かったです。この善と悪、正義と悪、の違い、境界線は何処にあるのかというのは、昔から永遠の疑問ですよね。誰にとっての正義なのか、誰にとっての悪なのか、それは人の立場によって違うんです。でもね、それについての正解は、きっと、北村という人物が持っていたんじゃないかな。自分が正義だと思えば正義なんですよ。悪だと思えば悪なんです。社会がとか、あの人がとか、そんな事は関係ない。自分が正しいと思う事が正義なんです。それで誰かに何か言われても、意思を曲げない事。最後まで意思を突き通す事が、自分の正義だし、人間は、それで良いんじゃないかな。

 

 

リコールの告発とか、良くありますよね。車も多いし、建築関係も凄く多いんです。杭のデータ改ざんとか、腐るほどやっているよね。でもね、そのデータ改ざんだって、現場を分かっている人間なら、ここまでは許容量だという部分が解ると思うんです。だから、10cm必要と決まっていても、8cmでも大丈夫なのよね。建築関係のデータは、大体2割までは大丈夫なんですよ。壊れないし、事故らない、そういうものなのですが、自動車はダメだよねぇ。タイヤが外れたりして、人が死ぬんだから、それはダメですよ。

 

良い塩梅で渡っていける世の中なら良いのですが、今は、数値が完璧のような時代になっちゃって、良くないよねぇ。数字は目安なんだけどなぁ。明石のお父さんだって、告発するのではなく、辛抱強く説明して、会社にコッソリ治させればよかっただけなんだけどなぁ。リコールを大規模に出すのではなく、何かの部品の不具合とかで、ちょちょっと治せば済んだのに。そうすれば、誰も傷つかずに済んだと思うけど、そういう事が出来ないのかなぁ。

 

 

この北村の生き方は、本当に美しいと思いました。大切な物を守る為に沢山の犯罪を犯していたけど、その罪悪感をまったく表面に出さず、周りの人間は罪悪感を持たないようにしっかり統率して、全ての罪は自分にあると背負って、でも自分がやっているのは正義だと言い聞かせて動いていたんじゃないかな。でも、心の奥には、その罪悪感がびっしり詰まっていて、辛かったのだと思いました。カッコ良かったなぁ。

 

それに対して、大手自動車会社の三宅は、自分の会社を守る為に全てを隠蔽しようとする。それも、自分の大切な物を守る為に、自分の正義を貫いているでしょ。本当は、事故が起きたら大変な事だけど、今のところ起きていないし、車は買い替えられていくので、今から改善しておけば、何とか問題は防げると思ったのだと思います。確かに、事故が起きる確率を考えたら微々たるものなんですもん。公には許されない事だけど、リコールを出して会社が倒産してしまっては元も子もないんです。映画の中では悪役っぽいけど、彼だって、本当は大切な物を守るヒーローなんです。

 

 

明石は、そんな2人を見て、自分が大切にしたいものは何なのか、自分にとっての正義とは何なのかを、凄く考えて考えて、行動に移していったのかなと思いました。

 

それにしても、こういう閉鎖された地域で暮らしていくのって、大変ですね。誰もが、町の人の事を知っているし、共同体として強く繋がっている。そんなところに都会から戻って、上手く馴染んで行こうなんて無理でしょ。いつも監視されているような気分になって、恐いと思います。都会には監視カメラがあるけど、こういう閉鎖された地域では、人の目が監視カメラなんですもんね。マジで恐いです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。私は、とっても好きな映画です。全てを善と悪に決めてスッキリ解決するのではなく、人間のとても曖昧な部分を良く描いていて、誰もがヒーローであり、悪役であり、それぞれに憎しみがあり、愛があるという事が何とも切なくて、良かったです。桜の木の下に死体が埋まっているように、誰かの幸せの下には誰かの苦しみがあるのかななんて感じました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

デイアンドナイト|映画情報のぴあ映画生活

 

 

 

 


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「おかえり、ブルゴーニュへ」を観てきました。

 

ストーリーは、

フランス・ブルゴーニュ地方のワイン生産者=ドメーヌの家の長男として生まれ育ったジャンは故郷を飛び出したが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへ戻ってくる。家業を継ぎ、ワイン作りに励む妹のジュリエット、そして別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミーと兄弟3人の久しぶりの再会を果たすが、間もなく父親が亡くなってしまう。残された葡萄畑や相続などさまざまな課題に直面する中、父親が亡くなってから最初の葡萄の収穫時期を迎え、兄弟たちは自分たちなりのワインを作るため協力し合う。その一方で、長男は離婚問題、長女は醸造家としての方向性、次男は義父問題と、それぞれが打ち明けづらい悩みや問題を抱えていた。

というお話です。

 

 

フランス・ブルゴーニュのワイン生産者の家族。ある日、その家の長男ジャンが10年ぶりに戻ってくる。その家の当主である父親が危篤状態と聞いたからだった。ワイナリーは長女であるジュリエットが継いでおり、次男であるジェレミーは、他のドメーヌの婿養子となって、そちらの畑と掛け持ちで世話をしている。喜び合う3人兄弟だったが、収穫前に父親が亡くなってしまい、落胆する。

 

ジャンは、父親が居なくなったドメーヌを手伝い、無事に収穫を終え、ワイン作りを始める。細かい部分は、父親のやり方を継いだ妹のジュリエットの指示に従い、良いワインを仕込み、その年は何とか無事にワイン作りを終える事が出来た。

 

 

ジョンは、オーストリアで土地を買い、ブドウを植えてワイン生産者となった。しかし、パートナーのアリスと喧嘩をしてしまい、距離を置きたいと言われ、父親の事もあって、フランスに帰って来たのだった。息子もおり、二人の関係を修復したいと思っているが、上手く行かずに電話ではどうしても喧嘩になってしまう。ひとりで悩んでいるジャン。

 

ジュリエットは、父親が亡くなり、一人でどうやって畑を守って行けば良いのか悩んでおり、遺産相続も3人でどうやって分けるかという事を悩んでいた。畑は続けたいが、オーストリアに帰る兄に分けるには、一部でも畑を売るしかない。

 

 

ジェレミーは、美しい妻と生れたばかりの子供と幸せに暮らしているが、彼女の実家の隣に住んでおり、彼女の親にベッタリ干渉されて、そろそろ耐えられなくなっていた。彼女の父親は、大きな畑を持っており、ワイン生産者というより実業家であり、どちらかというと平凡に行きたいジェレミーは、どうしても義父と相容れず、辛い毎日を送っていた。

 

そんな3人は、それから1年間、3人で畑を管理し、新しい道をどうやって見つけて良いのかを探して行く。そして3人が出した決断とは・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、良かったなぁ。とっても良い映画でした。ワイナリー映画って、結構、多いんだけど、今回は、ワイン作りの難しい部分を掘り下げるのではなく、ドメーヌに関わっている人々の生き方を追って行く作品で、これまでのワイン映画とは、ちょっと違っていました。

 

3兄弟の話なんだけど、どの話も、何となく頷いてしまうような話でした。長男のジョンは、パートナーと上手く行かなくなり、何とか修復しようと頑張っているんです。息子もいるし、また一緒に暮らしたいけど、距離を置きましょうと言われちゃって、辛いのよ。でも、いつも一緒に居ると、イヤになる事もあるよね。距離を取った方が良い時期って、あると思うんです。どんなに好きでも、ずーっと一緒に居ると、嫌な部分が沢山見えてきてしまって、我慢出来なくなっちゃう。喧嘩をしたく無いのに、どうしても文句が出てしまう。うん、解かる解かるって頷いちゃいました。年を取ると、結構、慣れちゃうと思うけど、ちょうど子育て時期は、辛いよねぇ。

 

 

長女のジュリエットは、独り身でワイナリーを切り盛りして行かなきゃいけなくなって、結構、プレッシャーなんだと思いました。指示は出来ても、使用人は男性ばかりで、自分に従ってくれるか分からないし、ワイン作りに関しては、彼らの方が長い訳だし、人を従えるというのは、大変だよなぁと、こちらも頷いてしまいました。

 

そして次男のジェレミーですが、義父と義母がベッタリだと、ウザいよねぇ。休みの日でも、朝早くから、朝ご飯に呼びに来るって、ギャ~って言いたくなっちゃう。ほっといてくれって言いたくなるよね。奥さんは、ある程度分かっているようで、引っ越しても良いと言っているのですが、仕事も世話になっているし、どうしても決断が出来ずに苦しそうでした。これも、解かるよなぁ。

 

こんな3兄弟の話は、身につまされるような内容で、何とも良かったです。観ながら、引き込まれちゃいました。ワインを中心に置きながらも、人間ドラマを描いていて、良く出来ていると思いました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。誰が観ても、兄弟の誰かに共感出来るんじゃないかしら。時々、笑える場面もあって、良かったですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。と言っても、もう上映が終っているところもあるから、レンタルでも良いかも。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

おかえり、ブルゴーニュへ|映画情報のぴあ映画生活

 

 

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「ヒューマン・フロー/大地漂流」を観てきました。

 

ドキュメンタリー映画なので内容は、

 

貧困・戦争・宗教・政治的立場・環境問題など、様々な理由で増え続ける難民たち。その数は、2018年には過去最高の6,850万人に上り、深刻化する事態とは裏腹に難民受け入れを拒否する国が広がっている。今、世界で何が起きているのか。

 

 

難民たちが辿り着くギリシャの海岸、各国に散るシリア難民、ガザに封鎖されるパレスチナ人、ロビンギャの流入が止まらないバングラデシュ、ドイツの空港跡を利用した難民施設、アメリカとメキシコの国境地帯など、23ヵ国40ヵ所もの難民キャンプを巡り、彼らの旅路をなぞってカメラに収めたのは、中国の現代美術家であり社会運動家としても活躍するアイ・ウェイウェイ。11年米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、空撮を多用した壮大で圧倒的な映像美は、”大地の漂流者たち”が味わう苦痛の中に人間の尊厳と希望を浮かび上がらせ、ヴェネチア国際映画祭を始め各国の映画祭で賞賛された。

 

というお話です。

 

 

難民問題を追った、凄いドキュメンタリー映画でした。本当に、こんなにたくさんの地域で、こんなにも沢山の人が難民として移動しているのかと思うと、何だか、もう、国ってなんなの?って感じに思えてしまいました。だって、自分の国から出て行きたい人たちが沢山いるって事でしょ。それじゃ、普通なら国として成り立たないと思うんだけど、どういうことなんでしょ。不思議なのよねぇ。

 

人がいるからこそ、国なんでしょ。それなのに、人が出ていくって、それ、国じゃなくなるよね。少数の人だけが、自分たちの良い様に国を動かしているってことなのかな。でも、労働者が居なければ、経済は成り立たないハズで、その労働者が出て行っちゃったら、その人達だって生活が出来なくなっていくと思うんだけどなぁ。どーも、私には、難民の人達が、どうしてそうなってしまったのか、理解が出来ないんです。もちろん、戦争があるやら、宗教が違うやら、そんな事があるのは解るけど、でも、やっぱり理解出来ないなぁ。

 

 

そんな難民の人達を、どこまでも追っているドキュメンタリーで、ギリシャに流れ着く難民の人達や、シリア難民、ガザのパレスチナ人、ロビンギャの人達、など、色々な理由で故郷を離れて、知らない土地に流れ着く人々の姿を追っていました。メキシコからアメリカに国境を渡る人達とかも居て、その人達も難民になるのかな。とにかく、自分の国を捨てて行く人達を追っていたんです。

 

自分の国で幸せに暮せれば、出て行く必要は無いんですよね。問題があるからこそ、出て行かなければならず、大変だなぁと思いました。だけど、貧しいから他の国で稼ぎたいと言って、沢山の人がどこかの国に入って行ったら、そちらの国も倒れちゃいますよね。新しい国で働いて、その国で消費してくれるならまだしも、そのお金を国外に送っちゃうんでしょ。そりゃ、お金が無くなって、移民を受け入れた国も貧困になっちゃう。ドイツは大丈夫かしら。

 

 

色々な種類の難民の方々を取材していて、色々考えさせられました。国で戦争が起こっちゃって、迫害されて命の危険があるというなら解るけど、生活が出来ないからと言われると、どうなんだろうって思っちゃうの。砂糖に群がる蟻みたいな気持ちがして、一気に食べちゃったら、砂糖は無くなっちゃうでしょ。少しづつ、増やして行くとかならまだしも、みんなで一気に食べちゃったらと思うと、恐いなぁと思いました。

 

 

この映画、素晴らしい映画で、お薦めしたいけど、ハッキリ言って眠くなります。ずーっと難民を追って、その姿を映しているだけなので、単調なんです。盛り上がりも何も無い状態で、2時間以上あるので、元気な時に観て欲しいかな。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ヒューマン・フロー 大地漂流|映画情報のぴあ映画生活

 

 

 

 

 

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