「パディントン 消えた黄金郷の秘密」
を観てきました。
ストーリーは、
パディントンは「老グマホーム」で暮らすルーシーおばさんを訪ねて欲しいとの手紙を貰い、ブラウン一家と共に故郷ペルーへと駆けつける。するとルーシーおばさんは眼鏡と腕輪を残して失踪していた。パディントンたちはルーシーおばさんが残した地図を手がかりに、インカの黄金郷があるというジャングル奥地へと向かうが、そこには家族の絆が試されるパディントンの秘密が待ち受けていた。
というお話です。
ロンドンでブラウン一家と平和に暮らしていたパディントンのもとに故郷から1通の手紙が届く。育ての親のルーシーおばさんの元気がないというのだ。パディントンとブラウン一家が休暇をとってペルーへ行くと、ルーシーおばさんは失踪していた。
里帰りは一転、彼女を探す冒険へと変わる。ルーシーおばさんが残した地図を手掛かりにルミロックというインカ帝国の遺跡に行くために、川を上る船を探します。そしてハンタ・カボットと娘のジーナ・カボットと出会い、彼らの船で向かう事に。
ルミロックにはエルドラドの黄金が眠っているという伝説があり、パディントンが迷子になりルーシーおばさんに拾われた時に身に付けていたブレスレットが鍵になるらしい。パディントンはおばさんを見つけたいのだが、ハンターは黄金に目がくらみ作戦を立てるが失敗。船は沈んでしまう。
やっとのことで川から上がったパディントンはハンターと、ブラウン一家はジーナと出会い、それぞれにるみロックに向かう事に。だが、都会暮らしになれてしまい野生の勘を失ったパディントンは次々と大ピンチに遭遇。果たしてルーシーおばさんを見つけることができるのか? 後は、映画を観てくださいね。
パディントンの3作目、観てきました。パディントンのCGはどんどん可愛くなっていくような気がします。やっぱり技術が進歩しているからなのかしら。今回はなんだかとってもかわいく感じました。まだ「イタリア映画祭」の感想が残っているんだけど、先にパディントンを書いちゃいますね。
今回のパディントンは南米ペルーへ旅行します。最初にパディントンがルーシーおばさんと出会った経緯が最初に描かれていて、こんな風に出会ったんだなぁと知りました。子どものパディントンが川の上に生えているオレンジの木のオレンジを取ろうとして、木が折れて川に転落してしまうんです。川に流され、大きな滝に落ちそうになる寸での所でルーシーおばさんに助けられたんです。
家に帰りたくても身に付けているモノはブレスレットしかなく、困っていたパディントンをルーシーおばさんが引き取って育ててくれたんです。こんな経緯があったんだなぁと思いながら観ていると、ルーシーおばさんは年を取ったので”くまの介護施設”に入所していて驚きました。くまにも老人介護という認識があるんだね。でもくまが介護をするんじゃなくて、くまを人間が介護するんだよ。ちょっと違うなぁと思いながら楽しく観ていました。
そんなルーシーおばさんが失踪してしまい、慌てて探しに行くパディントンとブラウン一家。そして出会うのが、ハンター・カボット。普通の観光船の船長なんだけど、彼の一族は昔からエルドラドの黄金を狙うためにペルーに来ていて、何世代も前のカボットからずっと黄金を探して探して失敗して、今も手に入れていないんです。もう黄金探しは止めようと娘ジーナに言われて納得しながらもやっぱり納得出来ずに探してしまうハンター。
このハンターをアントニオ・バンデラスが演じていて、その祖先も全部彼が演じていて面白かったですよ。ハンターの祖先は極悪人で、黄金を手に入れたら独り占めするという決め事を作っていて子孫のハンターたちにもそれを引き継がせているんです。それが祖先からの言い伝えなので、ハンターはそれを守らなきゃと思ってノイローゼ気味に陥っているんです。
パディントンは紳士だけど相変わらずぼんやりしているので、船を運転しなきゃいけなくなった時に失敗しすぎて、ちょっとイライラっとしました。くま~!出来ないなら手を出すなっつーの!なんでそんなにこんがらがるんだよ。もー!!と怒りながらも、考えてみたら我が家のフェレットもヒモを与えると大喜びで身体にぐるぐるになっちゃうので、どの動物も一緒だなぁと、ちょっとほのぼのしました。
ブラウンさん一家は本当に良い人たちで、こんな人たちに出会えたことがパディントンの一番のしあわせだよなぁと思いました。ロンドンだって悪い人が沢山いるだろうに、こんなに人が良い家族に出会えるなんて、神様は解っているなぁと感じました。
そいえばブラウンさん、蜘蛛が大嫌いなのね。前の2作でありましたっけ。今回はクモとの遭遇が何度かあって笑えました。怖くてもちゃんと向き合っているところがすごいな!ブラウンさん!と思っちゃいました。だって小さなクモじゃなくて大きなクモ(タランチュラ)なんですもん。
そうそう、今回もパディントンのサンドウィッチは健在で、マーマレードをたっぷり縫って帽子の中に隠していました。帽子の中がジャムでベタベタになると思うんだけど、パディントンは平気なのよね。頭もマーマレード味になっちゃうだろうけど、それもまた嬉しいのかもしれません。確かにいい香のくまちゃんって素敵よね。
私は字幕版で観たのでパディントンの声がベン・ウィショーさんでした。最初は役者さん本人の声で観たいと思っていたので良かったです。もう一度、今度は吹替え版で観てみようかなと思っているんです。パディントンが松坂さんだし、ブラウンさんを古田さんが演じているので上手いんだろうな。確か前の作品で吹替えを観たと思うんだけど、声の雰囲気を忘れてしまっていたので、また吹替え版を観たいと思います。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。とにかく可愛いです。ときどきパディントンが技とらしい失敗をするとギューとヘッドロックをしたくなりますが、顔を見るとホニャとして緩めちゃうかなという気持ちになり、楽しめる映画でした。今回の敵は実はハンターさんではありません。他のラスボスがいるので、楽しみにしていてください。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「パディントン 消えた黄金郷の秘密」