「ONE PIECE FILM RED」
を観てきました。
ストーリーは、
素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになった。そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。ルフィ率いる麦わらの一味は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。
というお話です。
世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は”別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが、音楽の島・エレジアで開催される。その昔、このエレジアは音楽に溢れ、沢山の人々が暮らしていたのだが、ある理由により、一晩で人々が居なくなってしまったのだった。
色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味。ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今、まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。
1曲歌ったウタに駆け寄るルフィ。親しげに抱き合う二人に周りが驚く中、ルフィはウタがシャンクスの娘だと告げる。子供の頃から一緒に遊んでいた二人だったのだ。音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る。ルフィが不思議だったのは、何故、あんなにも仲が良かったシャンクスとウタが、別々に暮らしているのかだ。
ウタは、「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つ。ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。ウタの願いは強くなり、ライブに訪れた人々以外にも、世界中で配信を観ている人々にも及び始める。そしてウタウタの実を食べたウタの歌は、ある現象を起こして人々を巻き込み、平和を願う人々を、違った平和の方向へと導き始める。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
今回のワンピース、傑作です。最高でした。今までのワンピースも面白かったけど、今回は、凄く感動してしまいました。音楽が良かったのもあるのだと思います。映画と音楽のコラボが完璧で、その上、ストーリーが素晴らしいので、文句の付け所がありません。もう、ウタの歌を聞いているだけで、じんわり涙が出てくるほどでしたもん。
ネタバレは出来ないので、またも、苦しい感想をお送りしなければなりませんが、こればっかりは仕方ない。だって、観てから楽しんでいただきたいんですもん。この作品は、やっぱり観て、その展開を驚いて欲しい。それくらい、面白くて感動的な作品に出来上がっていました。
ストーリーが良かったな。その昔、シャンクスと一緒に、ルフィの前に現れたウタ。一緒に遊びまわって、競争をして、いつもウタの罠に引っかかって負けてしまうルフィ。本当に可愛いんです。こんなに愛らしい二人が、大人になって再会し、しあわせな時を過ごせるかと思ったのに・・・、という展開になり、幸せって何なんだろうねってお話になっていきます。
しあわせって、ただ、平和なだけじゃ訪れないと思うんです。まず、平和って、戦争が無いのは当たり前だけど、何だと思いますか?人々が喧嘩をしない世界?犯罪が無い世界?でも、そんな世界、来ると思いますか?人間は、個々違っていて、考え方も違うのだから、必ず、意見の食い違いはあるし、妬みも生まれ、競争心だって生まれてきますよね。そうなると、喧嘩をしない、戦わない世界ってあり得ないと思いませんか?犯罪は極力減らしたいと思うけど、戦えば、どちらかが反則をしたりして、犯罪になってしまう。
でもね、戦うことが悪い事とは限らないと思います。人と競争することにより、人間は進化してきたし、新しい開発も生まれてくるんです。だから、平和と言うのは、争いが無い世界という意味ではないと思うんですよ。良い世界を作ろうと思ったら、競争もして、戦いもして、切磋琢磨して進化していく世界だと思います。
ウタは、平和な新時代を作りたいという思いで歌を歌いますが、ただ、歌を聞いていれば良いという考え方なんです。人は、楽な事ばかりをしていたのでは、しあわせになれません。苦しい事もして成果を上げることでも幸せになるんです。ただ、ぼんやりとしているのはしあわせではありません。それが解らないんです。
彼女は、ある時から、歌の勉強をする為に、このエレジアという島に住んで、外には出たことがありませんでした。人との関わりもほとんどありません。2年ほど前に、でんでんむしを見つけて、配信で歌を世界に伝え始めて、やっと、人と繋がるようになったんです。なので、頭脳は成長していたけど、人間としての成長が、まだ幼かったのかなと思いました。
色々と奥深い歴史もあるんだけど、それは、映画を観てのお楽しみ。シャンクスの過去が描かれます。そしてルフィの子供の頃の姿もかわいいですよ。そんな仲の良かった子供たちなのに、育ち方によって、考え方が違ってしまうのはかわいそうですよね。
で、今回の敵は、とんでもなく強いです。今までも凄かったけど、今回は、その上を行くんじゃないかと思うほど、強い敵でした。見た目は、そんなに強そうじゃないんだけど、その能力がとんでもなくて、闘いようが見つからず、苦労するんです。今回の監督が上手いんだろうなぁ。コードギアスの谷口監督だから、当たり前かな。最後の方は、唸るほどで、手を握っちゃいました。
あまり詳しく書けないのが残念だけど、これは、観るべき作品だと思います。そこらの映画を観るよりも、断然、面白いと思います。邦画もここまで出来るんだから、実写も頑張ってよ。内容が良ければ、誰もが感動するんです。いやぁ、本当に満足しました。1本観ただけなのに、満足感がハンパありません。普段なら、一日3本くらい観てるのにね。
私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。最高点を付けたいと思います。これは面白い!良く出来た作品だと思いました。家族でも、友達でも、一人でも、きっと満足出来ると思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S:私は、”イオンシネマみなとみらい”で観まして、そこで開催されている、”シン・ジャパン・ヒーローズ・アミューズメント・ワールド”のワンピースコーナーに行きましたら、映画公開記念の号外のフリーペーパーをいただきました。入場者特典の本と一緒に、大切にとっておこうと思います。探して観てください。
「ONE PIECE FILM RED」