「ブライトバーン 恐怖の拡散者」の特別上映に行ってきました。主演のジャクソンくんとヤロヴェスキー監督、衣装デザイナーのスティードさんが来日してご挨拶をしてくださいました。特別ゲストとしてYOSIKIさんとマジシャンのセロさんもいらして、とても賑やかなイベントとなりました。Fan's Voiceさん(@fansvoicejp)のご招待でした。
ストーリーは、
なかなか子どもができずに悩んでいたトーリのもとに、ある時、謎めいた赤ちゃんがやってくる。赤ちゃんはブランドンと名づけられ、好奇心旺盛な子どもへと成長。トーリと夫カイルにとっても、かけがえのない存在になっていく。しかし、12歳になったブランドンは、普通の人にはない異常な力を発揮し始め、やがて米カンザス州ブライトバーンの町をかつてない恐怖に陥れていく。
というお話です。
怖い映画でした。突然にバーン!と来て、キャ~!って感じです。ホラーなんだけど、空を飛んだりとか、ヒーローっぽい描写もあるので、ホラーアクション系って感じかしら。でも怖かったな。お話としては、私は、「オーメン」を思い出しました。自分の子供ではない子を育てていたら、どーもおかしくなってきて、この子、悪魔だわっ!て騒ぎ出すって感じなんです。オーメンのSF版といったら、ピッタリのような気がします。
最初から、ブランドンくんは、ちょっと怖いんです。あまり表情が無いし、母親に甘える感じも無いので、この子、ちょっと怖いなぁって思っていると、どんどん、恐ろしい方向に行ってしまうんです。父親は、早い時点で、この子おかしいなと気が付いて、何とかしようとするんだけど、もう、どうしようもないんです。母親は、おかしいと思いながらも、やっぱり自分の息子だから、かばって、自分の息子に戻って欲しいと望むんですけど、それでも反発して・・・という感じなんです。
このブランドン役のジャクソンくん、怖いんですよ。監督が、ターミネーターっぽいと言っていたようなのですが、確かに、表情を亡くして、ぼんやりとした目でこちらを見るので、何とも怖いんです。人間味が無くて、平然と残酷な事が出来てしまうという感じで、何とも言えませんでした。
結構、残酷な場面が多く、スプラッター系と言ってよいような場面も多いので、スプラッターがダメな方は止めた方が良いかもしれません。女の子の手を握りつぶすとか、眼球にガラスが刺さっていて抜くとか、口の下半分が骨から砕けて落ちるとか、本当にギャ~!っていう場面があり、目を背けてしまいました。
そんな残酷な場面があるのに、ブランドンくんは、マスクとマントを付けて空を飛んでたり、このアンバランスさが、また奇妙で、不思議な世界を醸し出していて、ちょっと今までのホラー映画とは違うかなと思いました。ヒーローじゃなくて、世界を壊そうとしている悪役なのに、何故か、恰好はヒーローなんです。不思議でしょ。それも、彼自身は、自分が悪い事をしているという自覚が無いんです。そこら辺が怖いんですよ。だから、あのスーパーマンだって、もしかしたらこうなっていたかもしれないって事なんです。たまたま、宇宙船からの声が強いか強くないかの違いとか、上手く育ったっていうだけの違いじゃないかなと。
はっきり言って、後味の悪い映画ですが、ホラーとしてはこの辺りが上手いと言って良いのかなと思いました。私は、お薦めしたいと思います。ホラー映画で、人を怖がらせるという部分では、よく出来ていたと思いますが、怖いし、後味が悪いし、悲鳴を上げる場面が多いというのが、褒めて良いのか悪いのか、映画としては、私は満足出来ました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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