「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」またもベタなラブ学園ものですが可愛いから許します

「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」を観てきました。

ストーリーは、

高校3年生の西森葵は学校一のイケメン・久我山柊聖の家でボヤ騒ぎを起こしたことがきっかけとなり、柊聖が葵の家で一緒に暮らすことに。次第に惹かれあう2人は付き合うこととなり、幸せな同居生活を送っていたが、アメリカから突然、柊聖のいとこ・久我山玲苑がやってくる。2人は必死に同居の秘密を隠そうとするが、あっさりとバレてしまい、葵と柊聖、そして2人を引き離そうとする玲苑による3人の同居生活がスタートするが・・・。

というお話です。

高校２年生の西森葵は、両親が転勤になったのだが、どうしても転校することがイヤだった為、今のままの学校で卒業が出来るように一人暮らしをさせて貰えることになった。

ある日、学校で友達を冷たく振った男・久我山柊聖にムカついた葵は、裏の階段で柊聖に文句を言い、言い合いになった拍子に彼を押してしまい、階段から落としてしまう。怪我した柊聖を背負い、家まで送っていくと、何故か、自分が住んでいるアパートにたどり着いてしまう。驚いた葵がどこに住んでいるのか聞くと、なんと葵の隣の部屋に住んでいるのが柊聖だった。後日、葵が柊聖の部屋で料理を作っていると、ボヤを出してしまいスプリンクラーが稼働してしまう。部屋が水浸しになった柊聖は、仕方なく、葵の部屋に間借りすることに。

同居することになった二人の距離はどんどん縮まり、二人は恋人同士になる。学校には内緒で同棲する二人。親は許してくれたが、卒業するまでは身体の関係はダメと言われ、清い交際を続けていた。そんな二人の前にアメリカに住んでいた柊聖のいとこ・久我山玲苑が現れ、柊聖をアメリカに連れ帰ろうとする。しかし柊聖は、好きな彼女がいるからアメリカに行くつもりはないと宣言し、玲苑は柊聖がそこまで惚れ込む女を探り始める。

葵は、玲苑に見つからないようにしているのだが、玲苑が柊聖と葵が住んでいる家まで来てしまい、バレてしまう。玲苑は、柊聖が葵のような平凡な女を好きになるはずはないと言い張り、柊聖は葵の良さは一緒に住んでみればわかると言って、何故か、３人の同居が始まってしまう。そして・・・。あとは、映画を観てくださいね。

この”Ｌ・DK”は、一度、山崎くんと剛力さんで映画化されましたが、再度の実写映画化です。私は、実は、今回の方が好きかも知れません。玲苑役の横浜くんが好きなのもあるけど、葵役の上白石萌音ちゃんが、とっても役に合っているんです。前回の剛力さんだと、演技がダイコンだったし、キツイ感じの女性に見えたんだけど、萌音ちゃん、大人しくしていると本当に普通に見えるんだけど、良く見直すと、凄く可愛いくて、優しくて、良い子って感じで、このキャラクターにピッタリなのよ。彼女の温かい感じが、男子をキュンってさせるだろうなぁって思えるんです。

話は、玲苑編と言われている部分らしいのですが、３人で同居して、葵の良さを感じるって話なんです。で、柊聖がアメリカの大学に行くのかどうするのかっていう、これからの進路のことも出てきて、結構、どうするのかなぁ、ワクワクって感じでした。まぁ、完璧にベタなラブストーリーだし、はぁ？みたいな部分もあるけど、高校生の話だし、この手の話は何言っても変わらないから、文句を言うのは辞めて、はいはい、ベタだよねぇって楽しもうと思って、楽しみました。面白かったですよ。

でも、やっぱり、萌音ちゃん、可愛かったなぁ～。この上白石姉妹って、本当にどちらも超可愛くて、イイですよねぇ。大好きなんです。その上、横浜流星くんまで出ていて、嬉しかったな。横浜くん、最近、凄く出てきていて、深キョンとの”ユリユリ”役がやっぱり良かったと思います。ドラマは、ほとんど観れなかったんだけど、深キョンが”ユリユリぃ～”って言っているのを聞いて、気に入っちゃいました。

そうそう、ネタバレになっちゃうけど、ここの部分は、どうしても書きたいので、ここからは、まだ観ていなくて、ネタバレがイヤな方は読まないでください。ネタバレします。

あのね、アメリカの大学に行けるほど頭の良い柊聖くんなのですが、葵と離れたくないってことで、日本に残ろうか迷うんです。で、原作では残るらしく、この映画でも残る方向に行くのですが、この状況になったら、やっぱりアメリカに行くべきだと思うのよ。高校卒業の時点で将来なんて分からないんだから、出来ることは全部するべきなんです。もちろん、一緒にいたいのは解るんだけど、いつかあの時にアメリカに行っていればって後悔して欲しくないんです。

年を取っていくと沢山の困難が待ち受けていて、その都度、立ち止まることになるんです。その時にね、あの時にやっておけばっていう思いが出てきたら、それは二人の関係が壊れて行く種になる訳。長い人生、一緒に生きて行きたいと思ったら、後悔は残さない方が良いんです。だから、アメリカに行くチャンスがあるなら行くべきだし、もし離れたくなかったら、彼女も留学すれば良い。彼の為にっていう選択だってあるんですよ。だから、この映画の選択は、私は奨めません。ごめんね、夢を壊して。

と、ネタバレしちゃってごめんなさい。でも、ここが大切なところだから、どうしても書きたかったんです。

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ベタなラブストーリーだけど、それぞれの役が可愛かったです。好感が持てました。そろそろ少女漫画原作は止めてよーと思いながら、今回は、ちょっと気持ちよくなっちゃったな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

・L・DK　ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。|映画情報のぴあ映画生活

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