「MARS(マース)~ただ、君を愛してる」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
学園のスター的存在でありながら、怒ると手がつけられない凶暴性を秘める高校生・零は、クラスメイトで誰にも心を開かずに生きてきた孤独なキラと恋に落ちる。ところが、零の中学時代の同級生である牧生が転入してきたことから、彼らの運命は大きく狂いはじめる。
というお話です。
これ、ドラマからの続きでしたね。でも、映画の最初で、説明があるので、映画だけでも理解が出来ると思います。私は、窪田くんファンなので、録画してあったので、映画を観る前に一気観しました。で、映画を観たのですが。
大人しくて、人見知りのキラ。彼女は高校で、強く美しい高校生・零に出会います。彼は、双子の弟を中学生の時に亡くし、そのトラウマで苦しんでいました。普段は、普通の高校生なのですが、怒ると手が付けられないほど凶暴になり、まるで軍神マルスのように見えるのですが、そんな零をモデルに、美術部のキラは絵を描き、コンクールで入選します。そして、お互いに惹かれあった2人。
そこへ、転校生・牧生が現れます。牧生は、中学の時に、零の双子の弟・聖の親友だったので、零の事も良く知っているようでした。牧生は、零とキラの事を、いつも気にしていて付きまといます。キラは、友達として心配してくれているのだと思い、牧生に心を許します。しかし、牧生が気にしているのは零であり、キラは牧生にとって、邪魔者としか映っていないのでした。
怒りを爆発させる事無く、トラウマを克服して穏やかな生活を送って欲しいと零に願うキラと、以前のように荒々しく怒りを爆発させる零に戻って欲しいと願う牧生。牧生は、キラに零から手を轢かせようと、キラの過去の出来事を調べ上げ、キラを脅すのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
昔の漫画だから、イマイチ、現実味が無いというか、チャチく見えてしまったのは、私だけかしら。藤ヶ谷くんも窪田くんも、カッコいいんだけど、主人公のキラ役の女の子が、超地味でオーラが無いのよね。確かに、地味な役なんだけど、それでも内から出てくるオーラがあるからこそ、零は惹かれる訳でしょ。それが無いのよ。だから、どうしても、この関係が成り立った事に納得が出来ないんです。
ピュアで残酷なラブストーリーと言いながらも、そんなにピュアじゃないし、残酷でも無い、生ぬるい感じになっているんです。原作だと、もっとえげつなかったような気がしていたんですけど、違いましたっけ。もっと零がキラに対して、でっろでろっぽかった気がするし、牧生だって、零に対して密かにでっろでろだったような気が・・・。

なんだか、サッパリしちゃってるのよね。牧生とキラの対決も、結構、適当な感じだったし、なんか、恋愛のもつれの話なんだから、もうちょっとドロドロしようよ。寂しかったよ。まぁ、アイドル映画だから、激しい暴力も抑え気味だし、エッチな場面は一切無かったから、仕方ないのかしら。でもねぇ、やっぱり、「マース」なら、もっと零をエロい感じにして欲しかったし、キラにオーラが欲しかったな。

まぁ、映画化されたんだから、良い所を見つけましょう。キラの出生の秘密やらなんやらは、全部省いて、3人の恋愛だけを対象として描いていたのは、分かり易かったかなとは思いました。単調にはなったけど、BL絡みだし、女の子たちが喜びそうな題材をまとめたのかなって感じましたね。
そうそう、どーも時間の経過として納得出来ないような出来事が起きていたりする場面(ネタバレになるから説明出来ないけど。)があって、試写会でも失笑が起きていました。オイオイっていうツッコミ所が満載ですよ。映画の中では、真面目な場面なんだけど、何故か、大笑いしてしまう場面がいくつかありました。監督、ちょっとお願いしますよ。これ、ダメですよ、ダメ。シリアスな場面で笑いが出るのは、ホラーだけで沢山です。(笑)
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかな。中高生が対象なのかなと思いますね。あまり大人が観ると、生ぬるくてイライラしますが、子供が観るなら、こんなもんでしょ。アイドルの藤ヶ谷くんと、イケメン俳優の窪田くんが主演なので、それだけでも、女の子は大喜びで群がる事でしょう。但し、何度も言いますが、映画好きな方が、映画だと思って観に行くとちょっと怒りだすかも知れません。(笑)ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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