今日はオフ日なので、
息子くん用に来月のクリスマスケーキを、
街に予約しに行ったり、
良い一日でした☆
そして、
『神訳古事記のAmazonレビューを書いて、
お好きな神さまのオリジナル画像をもらおう企画』にも、
たくさんのご参加を頂き、
おかげさまでレビューの数が50を超えました☆
ぜひぜひ皆さんもご参加ください☆
(※ちなみにAmazon以外などで、『神訳古事記』をご購入の方でも、同じ書籍なのでレビューは書けます)
※『神訳古事記』のAmazonレビュー企画について、詳しくはこちら☆
そして、
今日のお話☆
家に帰った僕らは、
のんびりとテレビで大相撲を観ていた。
ス「悲しいもんや…。
まがりにも『神』ともあろう横綱が…」
あの…それたまに聞くんですけど、
『横綱が神』ってどういうことですか?」
ス「お前、相撲の起源は知ってるやろ?」
あ「古事記の中で、
『国譲り』の時にタケミカヅチさんと、
タケミナカタさんの力比べが由来とは、
聞いたことがあります」
ス「そうやな…。
まぁそれなら当事者に聞くのが一番やろ」
あ「当事者…と言えば…。
『高天原最強の武神』…」
…。
……。
………。
…………。
タケミカヅチ「こんにちは」
タケミカヅチ「いつも荒川さんのことは見守ってますが、
こうして出るのは久しぶりかもしれませんね(笑)」
ス「で、相撲の起源の話をしてたんやけど…。
もう少しお前の口から聞かせてもらってええかな?」
タケミカヅチ「…相撲は私とタケミナカタの、
『国譲り』の際の戦いが起源と言われています。
神と神の戦いが起源であるからこそ、
相撲はスポーツではなく、
神事であると言われているのです。
また神事であるからこそ、
その頂点に立つ横綱を、
『現人神(あらひとがみ)』と呼ぶのです。
だから彼らは、
しめ縄を締めているのです」
だからよく相撲では、
『横綱の品格』、『横綱の品位』と言われるんですね。
ただ横綱が神であるとしたら、
昨今みたいに外国人横綱ばかりの現状を、
タケミカヅチさんはどう思われますか?」
タケミカヅチ「国籍などは関係ありません。
それを受け入れることもまた、
かつて仏教や渡来系の神々を平等に受け入れてきた、
日本の八百万の神の精神です。
ただ…」
あ「?」
タケミカヅチ「勝負事の後に遺恨を遺すような姿は、
あまり神として見たいものではありませんね」
あ「…どういうことでしょうか?」
タケミカヅチ「勝負とは何のためにするか?
それは単純な優劣の競い合いではなく、
また命の奪い合いでもなく、
本来はお互いの主張と違いを理解し、
融和するためにあるのです。
だからこそ戦いの中にも神がいるのです」
あ「なるほど…」
タケミカヅチ「例え一時は争っていたとしても、
その後にお互いの心に何か遺恨や憎しみが、
遺るようなことはしてほしくない。
そうなると、
争いと憎しみが永遠に連鎖する世界が生まれるだけです」
あ「………」
タケミカヅチ「タケミナカタにしてもそう。
結果だけを見ると、
確かに彼は私に敗北をしたでしょう。
しかし彼は敗北をした後でも、
『感服致しました。もうこの諏訪の地から出ない事を誓います』と私に告げ、
そしてそれを実行した。
最後の最後まで、
敵である私に、
礼を尽くす姿勢を崩さなかったのです。
『地上界最強の軍神』であるあの男が、です」
タケミカヅチ「その姿勢は、地上界の王オオクニヌシも同じ。
だからこそ私は彼らの姿に感銘を受けて、
これ以上追い詰めるようなことをしてはいけないと思いました。
そのお互いの誇りとお互いに対する敬意によって、
成し遂げられた出来事こそが、
『国譲り』だったのです」
あ「………」
ス「…どうした?」
あ「…何だか言葉が出なくて…。
僕が触れた神さまの世界なんて、
たったこの半年の話なんですけど…。
神さまの姿勢って、本当にぶれないし、
本当に素晴らしくて…」
タケミカヅチ「すべての人間に私たちのようになれ、とは思いません。
ただほんの少しでもいい。
相手のことを思いやり、
そしてその思いやりを届けるためにこそ、
自分自身も強くあり、
心と魂を向上させる意識を持って、
生きてくれたならそれだけでいいのです。
常に相手に、人に、すべてに、
敬意と感謝を持って、
それが例え一時的に敵であろうが、
いつの日か最高の友として、
笑い合える日を目指して…。
そんな一つ一つがきっと、
良い世界を作っていくのだと思います」
あ「はい…ありがとう…ございます…」
…。
……。
………。
…………。
あ「タケミカヅチさんって…本当に格好いいですね…」
ス「まぁあいつはこの俺、俺、俺ですらも、
認めざるを得ないぐらいの神やわな。
あいつの目指している、
一人一人の魂が成長し向上することによって、『戦わずして勝つ世界』、
それが本当に実現出来るなら、
本当の意味での、
平和な世界がやってくると思うしな」
あ「それにしてもここ最近は、
八幡宮の話、新嘗祭の話、大相撲の起源の話…と、
神道の知識の話が続きますね(笑)
確かブログを始めた時は、
こういう話の方が多かったような(笑)」
ス「まぁ結局はいつも言ってるけど、
まずは『知ること』が大切やからな。
相手のことを知ることによってこそ、
親近感を覚えることが出来る。
バカな話も楽しくてええけど、
『人と神の距離を縮めていく』というのであれば、
こういう話をちゃんと、
伝え続けていくのも大切なことよ」
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