荒川祐二で～す
スサノオで～す
今日も毎朝の神社参拝でのこと…。
ペコリ、ペコリ、パンパン、ペコリ（二礼二拍手一礼）。
あ「スサノオ先生」
ス「はい！我こそは『スサノオ先生』！！
その名も、『グレート・ティーチャー・スサノオ』！！
Ｇ・Ｔ・Ｓ！！」
あ「朝っぱらかうるさいわ（笑）
しかも、グレートティーチャーとか『ＧＴＯ』やろ（笑）
もう今の若い子知らんわ（笑）
俺が中学生の時の話や」
ス「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…、ポイズン」
あ「うるさい（笑）
何でそんな歌知ってんねん（笑）」
ス「まぁ時代を見続けてきた神やからな。
何といっても日本で最初の歌を作ったのは、
このスサノオやねんから。
和歌、短歌から、Ｊ－ＰＯＰまで何でも来いよ。
これからは『神』と一緒に、『歌手』っていう肩書も付けよかな」
あ「何やったっけ？
あのヤマタノオロチを倒した後に詠んだ歌よね。
『八重垣作るで、八重垣を、八重垣、八重垣、八重垣を』みたいなやつ」
ス「『八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を』じゃ！！
素晴らしい妻への愛を詠った歌じゃ！！
適当にもほどがあるやろ！！」
※ちなみにこの歌の意味は、
『幾層もの雲が立ち上る この出雲の地に 妻を娶（めと）るために 幾重もの垣根を作る 大好きな 大好きな 君と過ごす その垣根をね』っていう感じ（笑）
あ「（笑）
いつもいつも、前振りが長くなりますが（笑）
質問があるのだよ、マイゴッド（笑）」
ス「だからお前だけのゴッドちゃうわ（笑）
何や（笑）」
あ「今さらやねんけどさ、
あれ何？」
ス「ん？」
ス「あぁ、『「茅の輪潜り（ちのわくぐり）」ね』。
今日は『大祓』やからな」
あ「それ、なぁに？」
ス「ていうか、
そもそもお前、『大祓（おおはらえ）』は知ってるか？」
あ「知らん」
ス「お前、何で神さまのブログ書いてんねん（笑）
『大祓（おおはらえ）』っていうのは、神道の神事の１つで、
毎年６月と１２月に、
半年間の罪と穢れを祓い、
『次の半年も元気いっぱい、明るく、楽しく、生きられますように』って願う儀式のことよ」
あ「あぁ、ていうか、これね。
ちゃんと書いてますやん」
ス「ちゃんと見とけ（笑）
要はこの『大祓』の儀式として、
この境内の前に設置した『茅の輪』をくぐることで、
罪と穢れが祓われるとされている。
くぐりかたは、
最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回な」
あ「ふむ。とりあえずやってみましょか」
グル、グル、グル…。
あ「うん、悪くない。
何だか日々の穢れが祓われた気がするぜ、兄貴。
ちなみに、この神事は何で始まったんだい？」
ス「兄貴とか、先生とか忙しいな（笑）
実はな、これ始めたんもな…俺やねん」
あ「嘘やん？」
ス「マジ。
お前、『備後国風土記（びんごのくにふどき）』は分かるか？
風土記（ふどき）というのは、地方に伝わる神話のこと」
あ「番号揃ったら景品もらえるやつね。
嬉しいよね。大好き」
ス「それは『ビンゴの国』や。
『ビンゴの国の神話』ってどんなんやねん。
『ワォ！トリプルリーチ！！』って、アホ！！」
あ「（ノリ突っ込み。笑）」
ス「『備後国風土記（びんごのくにふどき）』。
まぁ要は、今の広島県辺りの地方に伝わる神話よ。
その神話の中に、こんな話がある」
あ「？」
ス「『武塔天神（むとうてんじん）』という神が旅をしていた。
ある日宿に困って、
裕福な家の人に泊めてもらえるよう、お願いしてみたが断れた」
あ「ふむ」
ス「次にその弟の家で、同じように頼んでみた。
その弟一家は自分たちも貧しいにも関わらず、
快く引き受け、さらに武塔天神をもてなしてくれた」
あ「ほうほう」
ス「すると、その厚意に感激した武塔天神が、
真実の姿を現した。
その正体が……」
あ「マジ？
どこにでも出てくるのね、あなた。
スサノオとか、武塔天神とか、牛魔王とか」
ス「『どこにでも出てくる』とか、
そのパパラッチみたいな言い方やめろ（笑）
それに牛魔王ちゃうわ。牛頭天皇じゃ（笑）」
あ「（笑）
それで？それで？？」
ス「その時に『一宿一飯の礼』で、俺が教えてあげたの。
もし疫病が流行った時は、
『この茅の輪』」を腰に付けときなさい。そうしたら災難を免れる』って。
それが時代を経て大きくなったのが、
この『茅の輪くぐり』。
まぁ民間行事としての『大祓』の始まりやわな」
あ「はえーーー。
あなた、やっぱり凄いのね。
なるほど、よぉく分かりましたm(_ _)m」
ス「その他にも、
ここにも置いてあるみたいに、
『人形代(ひとかたしろ)』に息を吹きかけたり、
体の調子の悪いところを撫でて、
穢れをうつした後に、これを川や海に流したりな。
まぁ知れば、色んな神事があるよ」
あ「これもぜひやってみよう」
ス「まぁとにもかくにも、今日は『大祓』。
人間生きていれば、
知らず知らずのうちにどうしても疲れがたまったり、
イライラしたり、
上手くいかないこと、
悩むこと、
そんな一つひとつが積み重なって、
余裕がなくなって、
穢れ（気枯れ）に、身を包まれた（『身』を『つ』つむと書いて、『罪』）状態になってしまう。
半年に一回ぐらいは、
こうして神社に来て、
清浄な空気と静かな時間に触れて、
本来の自分を取り戻せるように。
またこうした『大祓』の神事を通して、
過去の苦しみや呪縛からも逃れ、
綺麗で純粋な自分自身の魂を思い出せるように。
何と言っても、君らはみんな素晴らしいんやから。
今日という日を越えて、
皆さんのこの一年の残りの半年も、素敵な日々でありますように」
あ「そうだね。
これからも、皆さんとの素敵な毎日が続いていきますように
」
自由な形でどうぞガンガンやっちゃって下さいませ
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