荒川祐二で~すニコニコキラキラ

スサノオで~すグッグッ

 

 

 

 




ス「な、なんや、えらい物騒なブログタイトルやな…」

 

 


あ「えぇ、まぁ、それが…今日の『お悩み相談』が…」

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ&ス「重いな」

 

 

 

 

あ「こんなおふざけコンビに相談でいいんでしょうか?」

 

 

ス「誰がおふざけコンビや」

 

 

あ「でも、こういう感じの質問は初めてだね」

 

 

ス「まぁ頂いた以上は真剣に答えるよ。どこまで参考になるかはわからんけど」

 

 

あ「うん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「まず『頑張っても、頑張っても上手くいかん』」っていう人には、


大概の場合、共通してることがある」

 

 

 

あ「あれかい?前言っていたみたいに、この世は自分の思っている想念通りになる。

 

だから『頑張らないと』って思っている人は、永遠に『頑張らないと』っていう状態が続くってやつ?

※その時の話はこちら

 

 

 

 

 

ス「まぁ、そう。

 

『私はダメだ。だから私が、もっと頑張らないと上手くいかない』って思っているうちは、その状態が永遠に続くっていうのはある。

 

 

ただな、それと同時にもう一つ踏み込んだ話がある

 

 

あ「?」

 

 

 

 

 

 

ス「『頑張っても、頑張っても上手くいかへん』っていう人に、


絶対ではないが、多く共通してること」

 

 

あ「なんやろか?全然想像出来ん」

 

 

 

 

 

 

 

ス「それはな、

『意外にそういう人に限って、自分の周りの大切な人を大切に出来てない』ねん」

 

 

あ「ほう。というのも?」

 

 

 

 

 

 

ス「一つ例え話をする」

 

 

あ「お願いします」

 

 

 

 

 

 

 

ス「元々は仕事人間だったAさん。

 

しかし、仕事も家庭も上手くいっていない。

 

次第に、それが体調にも影響を及ぼすようになってきた。

 

もう人生最悪。

 

死んでしまいたい」

 

 

 

あ「壮絶」

 

 

 

 

 

 

ス「でも、それでも『自分が頑張らないと、この状況は打破できない。だからもっと頑張る』。 

なのに…」

 

 

あ「なのに…?」

 

 

 

 

 

 

ス「状況はもっと悪くなっていくばかり」

 

 

 

 

 

 

あ「うぁ、気の毒過ぎる…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「これ、どこに原因があると思う?」

 

 

あ「『自分が頑張らないと』って思っているところ?」

 

 

ス「そうやねんけど、それはもっともっと根本の部分。それより前

 

 

あ「それより前?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「要は、家庭を大事に出来ていないのが一番の原因やったりすんねん」

 

あ「なぜ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「えぇか、これはあくまで例え話やで。しかもかなり雑に話すで。

 

 

まずAさんが男性やとする。

 

 

Aさんは仕事人間。

 

『幸せにはなりたい』、でもそのためには『俺が頑張らなければいけない』と心の奥底で思っている。

 

 

だから、仕事も頑張る。

 

毎日終電帰り。

 

疲れ切った身体は家に帰っても影響して、朝起きても不機嫌。

 

それでも、休みの日は家族サービスをしなければいけない。

 

 

『俺はこんなに頑張ってんのに…』って次第にイライラが募ってきて、小さなことが気になって、


掃除も出来ていない。

食事の準備も遅い。

次第に、そういえば前はあれもやってなかったらこれもあった…と思ってしまう。

 

そんなことで、奥さんや家族への当たりも強くある

 

 

あ「何か辛いね」

 

 

 

 

 

 

 

ス「次第に奥さんもそんな旦那さんに嫌気が差してくる。

 

 

『私だって、あなたが帰ってこないから一人で育児頑張ってるのに!』って。



お互い『俺は、私は、頑張ってる』のぶつかり合いで、

 

 

次第に夫婦関係は悪化。

 

家に帰っても会話がない。

 

家事も雑になる。



結果夜寝る時も、朝出て行く時もお互い不機嫌。

 

 

そうなると、どうなるか?

 

 

あ「どうなるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「当然、Aさんの普段の仕事にも影響が出る。

 

朝、重たい心と体で家を出なければいけない。

 

家族のことを思い返せば嫌なことばかり。

 

そんな状態でする仕事が上手くいくわけがない。

 

 

 

 

次第にストレスは溜まり、

 

それでも『俺が』頑張らなければいけない。

 

俺は頑張ってる。

 

 

頑張ってるのに……。

 

 

 

気付けば、身体は壊れていった……。

 

 

 

 

もう原因が分からない…どうしてこうなった…わからない…もう…死にたい…。

 

 

 

 

これ、どこに原因がある?

 

 

 

あ「これまでの話の流れで行くと、家族を大切に出来ていなかったこと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「そう。これを逆の例で考えてみる。

 

 

 

少し長くなるで。

 

 

家族大好きBさん。

 

『幸せになりたい』、家族で過ごしてる時間が自分にとって幸せ。だから目の前の家族を大切にする。

 

 

家に帰ったら大好きな奥さんが待っている。

 

大好きな奥さんと子どもに早く会いたい。

 

だから、仕事も極力早く切り上げよう。

 

 

 

家に帰る前にケーキでも買って行こうかな?

 

いつも育児を頑張ってくれてありがとう。

 

今度の休みは家族みんなでドライブでも行こうか。

 

 

 

そうだ、来月誕生日じゃん。

 

久しぶりにサプライズで花でも買って行くか。

 

 

 

そうして家に帰る。

 

 

 

妻『お帰り、あなた。いつもしごとありがとう』

 

B『こちらこそ、いつもありがとう』

 

 

 

妻『ごはん用意しといたよ。お風呂も沸いてる』

 

B『いつもありがとう。せっかくだから、先ご飯頂くわ』

 

 

 

食事中

 

 

 

妻『今日こんなことがあって、あれが大変で~~』

 

B『へ~そうか、そうか』

 

妻『面白くない話聞いてくれてありがとう。聞いてくれるだけでスッキリする』

 

B『いやいや、聞くぐらいしかできないけど…笑 あ、子どものお風呂俺入れとくわ』

 

妻『ありがとう、助かる』

 

 

 

翌朝

 

 

 

妻『おはよう。よく寝れた?お弁当作っといたよ~。大好きな唐揚げも入れといた』

 

B『おかげさまで。子どもと添い寝してくれるから、よく寝れた。今日もこれで頑張れるわ。


あ、今度の休みなんだけど、久しぶりに君のご先祖様のところに墓参りに行こうか。


距離的にもドライブにもちょうどいいし。帰りは君の実家にも寄ろう』


妻『ありがとう。


そうやってあなたがいつも私の身内を大切にしてくれるところ、本当に嬉しい。私もあなたを支えられるように頑張るね』

 

旦『お互い様、お互い様(笑)』

 

 


会社にて

 

 

 

上司『〇〇君、最近営業成績いいよ、素晴らしい』

 

B『はい!家族や皆さんのおかげさまです!』

 

 

 

あ「なるほど。お互いがお互いを尊重し、本来の大切な人を大切にし合うと結果こう変わるのか」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「そう。


ただ、この問題の本質はどこにあるか?

 






それは、なぜAさんは家族を大切に出来なかったかってことやねん。 

 







Aさんの頭の中にも、

 

Bさんの頭の中にも、

 

本来、同じ『幸せになりたい』っていう思いがあったはずやねん。

 

 

 

けど、その後の想念(アプローチ)が、

 

Aさんは『そのために、俺が頑張らないと幸せになれない』ってなってしまっていた。

 

 

 

その逆に、

 

 

 

Bさんは『そのために、今大好きな家族と幸せに過ごす』ってなっていた。

 

 

 

 

この違い。

 

 

 

 

要は同じ『幸せになりたい』でも、

 

『具体的にどういう風に幸せになりたいかが、見えているか見えていないか』の想念の違いで、

 

 

やる行動が変わって、結果にこれだけの差が出てしまうっていうことやねん。

 

 


想念というのは見えないところでこれだけ現実に絡まり合って、見事に目の前の現実を変えてしまうねん。


思いと行動と現実。


これは本当にすべて繋がってる。


現実はただの現象でしかなくて、そこだけを見て解決しようとしてもあかんねん。


その現実を引き起こしてる根っこの思いと行動を変えないと、いつまで経っても同じ現実が繰り返される

 

 

 

あ「何か、今日凄い熱ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「当然や。本気の思いには本気で答える。それが神や。

 

 

 

だから、頑張っても、頑張っても幸せになれない時。

 

 

 

その時は今一度、自分がどんな風に幸せになりたかったのか?

 

その理想の未来の中には誰が傍にいたのか?

 

その人を、今大切に出来ているのか?

 

そのことを見直し、今一度その『大切な人を大切にする』

 

 

 

 

その時、気付く。

 

 

 

 

『あ、幸せはこんな近くにあったのか』って

 

 

あ「何か身に沁みます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「これだけ熱く話したのも理由があって、今この日本にはあまりにもこういう人が多いからやねん。

 

みんな頑張ってるのに。

 

みんな一生懸命生きてるのに。

 

誰も悪くないのに。

 

 

なのに今、苦しい、辛い、死にたい…っていう思いが世の中じゅうにはびこってる。

 

 

 

俺たち神々は、それが見てられない。あまりにも辛すぎる

 

 

 

あ「……。質問者さんにどうお答えしようか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「色々話したけど、結局もとのもとを辿ると、

 

『私が頑張らないと幸せになれない』っていう、想念を変えることが必要になってくる。

 

 

ただ実際その想念を変えるっていうのは、産まれた環境や育った環境、何十年にも渡って培ってきたもんやから難しいと思う。


『今から変わります』っていう決意だけじゃ、絶対に変わらへん。


 

 

だから、そのための一番の必要な行動が、『目の前の大切な人を大切にすること』やねん。

 

 


その行動を積み重ねて、

 

本来、自分自身が描いていた『幸せの本質(誰と一緒にいたかったのか、どんな未来を歩きたかったのか)』に気付き、

 

理想の未来のための行動を少しずつ、少しずつ目の前で具体化させていく。

 

 

 

 

想念は行動や習慣を決めてしまうけど、

 

その想念自体を変えるためには、

 

長年こびりついたその想念の癖に気付いて、

 

小さな日々の行動の変化を積み重ねることが必要。

 


その小さな変化の積み重ねが、


やがて『俺が(私が)、頑張らなければ幸せになれない』という思いを、


固まっていたものが溶け出すように、ゆっくりと、ゆっくりと、


『大切な人と今この瞬間を共に歩める俺(私)、幸せ。これからもこの瞬間を味わうために今この瞬間を大切に生きていこう』に変えてくれるから

 

 

 

あ「ありがとう。

何か俺が言うのも変だけど、ありがとう…。じゃあ、神さま言葉行くね」

 


 

 

ス「よく言われることやけど、


目の前に起きるトラブル、身体に起きる不調というのは、何かに『気付け』っていうサインやという。

 

でも、本当にその通りやと思う。

 

 

今は確かに辛くて、苦しくて、仕方がないかもせ-へん。

 

 

けど、質問者さんも今自分が何を思っているのか、

 

かつて自分は何を思い、描いていたか、

 

 

そしてそのために、今まで出来てこなかった足下のことはなにか。

 

 

決して偉そうに言うつもりはない。

 


けど、どうか、どうか、そこに気付いて、


時間が掛かってでも、


一つ一つの目の前の人生を変えていってほしいと心から思う

 

 

 

あ「……」

 

 

 

 

 

 

 

そう言うスサノオの目には、今までで初めて涙が浮かんでいるように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

ス「俺たち神々は、人間の問題に直接手を下すことは出来ない。

 

でも、縁を繋ぐことは出来る。

 

こうしてこのブログを読んでくれてる縁もそう。

 

そんなことしか出来ひんけど。

 

いつでも、いつだって『気付いてくれ!!』って砕けるぐらい強く歯を喰いしばって、血の涙を流すほどの思いで応援してるから」













ス「……でも、やっぱり辛すぎるよなぁ…。










みんな頑張って生きてるのに…、



一生懸命に生きてるのに…、



苦しい思いをするのを見てるのは辛すぎる……」












今度は、スサノオは確かに涙を流していた。



心底悔しそうな顔をして、俯いて、ただ涙を流していた。








スサノオのその姿を見て、僕も泣いてしまった。










―――――――――――――
※イイネ、シェア、リブログ、転送は自由な形でどうぞキラキラ
―――――――――――――