まずは恒例のお知らせを☆
昨日の『神訳 古事記』Amazonレビューに、
お好きな神さまや神社の画像をプレゼント企画に、
沢山のお問い合わせありがとうございます☆
レビューを書いて頂けた方には、
感謝の気持ちを込めてこのような形で、
皆様のご希望に沿った画像をプレゼントしていますので、
そして、
今日のお話☆
ス「う~~~~~!!!!
神さまの~~~~~~!!!!」
一同「お悩み相談室~!!!!!!」
一同「イエイエ、ドンドン、パフパフ~!!!!」
あ「LINE@に届いた、今日のお悩みはこちら☆
ス「夢…かぁ…」
あ「ちなみに日本の神さまで、
『夢の神さま』っていうのはいらっしゃるんですか?」
(菅原道真さんことミッチ―)「『夢の神』…ですか…夢の信仰ということですよね…」
(塩推神さんこと塩ジイ)「あんまり聞いたことはないがのぅ…」
(因幡の白兎さんこと因幡)「夢に神社や神が出てくるのは、良い兆候とは言われてるでやんす」
ス「夢の中に出てくる神はいてるんやけどな」
あ「そうなんですか?
例えば??」
ス「例えば古事記の物語の中でも、
初代神武天皇が命の危機に陥った時、
それを救った『タカクラジ』という神がいる」
道&塩&因幡「縁起が良さそうな名前でんな」
ス「それは『宝くじ』や」
道&塩&因幡「(あたふた、あたふた…)」
ス「あたふたすんな。
まぁアホは置いといてやな。
その宝くじ…」
あ「『タカクラジ』や」
ス「(あたふた、あたふた…)」
あ「あたふたせんでええから、はよ話しなさいや」
ス「…ゴホンッ、ゴホンッ!
そのタカクラジの夢枕に、
アマテラスとタカミムスヒが現れて、
『神剣を倉に落とし入れるので、
その神剣を今危機に陥っている、
神武に献上せよ』というご神託を受けた。
それで翌朝、
実際に倉に行ってみると、
本当にその神剣があったっていうな」
道「ちなみにその剣の名を、
『フツノミタマ』と言います。
主には石上神宮(奈良県天理市)に祀られていますね」
あ「はえーー、なるほど。
お告げみたいなものですね」
ス「まぁその他にも、
お前が怖がってるオオモノヌシなんかも、
崇神天皇の時代に、
疫病や天変地異に悩んでいた天皇の夢枕に、
オオモノヌシが現れて、
『自分の御魂をきちんと祀れば、国が安定する』と言ったという…」
あ「別にオオモノヌシさんのこと、
怖がってはないです!!(笑)
この夏の旅で大神神社に行った時に、
僕の礼儀が成ってなくて叱られて以来、
緊張するだけで……
って…」
…。
……。
………。
…………。
一同「ぎぃやぁぁぁぁぁぁあ!!」
一同「出たぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
オオモノヌシ「そんな私を祟り神みたいに」
あ「いえ、すいません!!すいません!!
そんなつもりはないんです!!!!」
ス「実際にお前(オオモノヌシ)、
祟り起こすがな」
あ「スサノオさん、そういうことを言わない!!」
ス「とにもかくにも、
何しに来たんや、珍しい」
オオモノヌシ「まぁ…ただの暇つぶしみたいなもの…」
ス「フッ、お前らしいわ。
まぁええわ。
せっかくやから、夢のことについて教えたってくれや」
オオモノヌシ「まぁ…いいでしょう…。
夢…。
それはそれぞれの、
見えざる自分を映し出し、
魂の現在地を知る世界…」
ス「なんやそれ?
もうちょい具体的に言ってくれや」
あ「スサノオさん、もう少し丁寧に…」
オオモノヌシ「夢の時間…。
眠りの時間というものは、
普段表には出ない深層心理が現れる時…。
そしてその深層心理こそが、
それぞれの魂の表れ…」
あ「深層心理…ですか…」
オオモノヌシ「程度の差はあれ、
人は深層心理によって、
一日に2~3万回の判断をしている。
その自分でも気が付かない判断基準である、
『深層心理』こそが、
人生の行動の大半を司っている。
そしてその深層心理を表しているのが、
夢…」
あ「じゃあやはり、
『寝ている時=無我の境地』、
ではないということですか…?」
オオモノヌシ「日常の表層意識の中で、
『無我の境地』に至ることの出来る穢れなき者は、
夢の中の世界に入ると、
より鮮明に神と繋がる世界に入ることが出来る。
その中で、
神託や未来予知を無限に授かることが出来るだろう。
崇神天皇もそれによって、
夢の世界で私と繋がっただけ…。
その逆に、
穢れた心を持つ者が見る夢は、
様々な形でより穢れた世界を映し出す…。
言わば夢というものは、
深層心理を象徴的に、
映像として見せる増幅装置…」
…。
……。
………。
…………。
オオモノヌシさんの言葉は、
スサノオさん始め、
僕が仲の良い神さまたちと比べると、
少し難解だけど、
何となく言っていることが分かる気はする…。
僕らも日々、
夢によって自分の気付かなかった本音に、
気付くことがある。
あ「…じゃあやっぱり、
夢というものも、
それを映し出す世界は、
自分の心次第ということなんでしょうか?」
オオモノヌシ「…過度に夢の中で見る世界に期待をせず、
されど夢の中に見る世界こそが、
自分自身の魂の現在地を知る、
映し世(うつしよ)であることを忘れず…」
ス「まぁ結局は、
変に夢の中で見る世界に振り回されること無く、
毎日良い夢を見れるように、
気持ち良く寝れる日常を過ごしていきましょうや、
その方が人生も魂も健全ってこと。
見る夢が日常の現実を作るのではなく、
日常の質が、
見る夢の質を変えるってことや。
なぁ、この格好つけ!!」
一同「くぉらっ!!」
オオモノヌシ「フッ…その通り…。
スサノオ…お前の言葉はいつだってわかりやすい…」
あ「オオモノヌシさん…、
わざわざ本当にありがとうございます…」
オオモノヌシ「…ただの暇つぶしのようなもの…」
ス「暇つぶしじゃなくて、
ほんまにヒマやったんやろ…」
一同「ドアホッ!!」
あ「以上、今日は少し緊張した『お悩み相談室』でした(笑)」
■恋愛のこと
―――――――――――――