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(※僕の頭にも雪乗ってます)
まずはお知らせを☆
おかげさまで11/4(土)、
仙台での小野寺S一貴・和香子ご夫妻&荒川祐二のコラボ講演会は、
おかげさまで定員に達しました
そして、
今日のお話…。
今日は昨日に引き続いて、
北海道神宮のお話をお届けします☆
昨日の大国魂命(おおくにたまのみこと)の説明を聞き終え、
次に僕らは大国魂命と同じく『開拓三神』の二柱、
オオクニヌシ(※ここでは元の名前のオオナムジさんで祀られている)さん、
そしてスクナヒコナさんに会うために再び本殿へ。
(二礼二拍手一礼)
…すると…?
北海道の地では初めて出会う、
『日本史上初の王』オオクニヌシさんと、
『一寸法師の原型となった神』スクナヒコナさんが現れた。
あ「オオクニヌシさん、こんにちは☆
ってあれ…?
何かいつものオオクニヌシさんとイメージが違う…?
こんな爽やかじゃないような…?」
そうして僕が見つめた先のオオクニヌシさんは、
ニコニコしていて、
さらにどこかあどけなさが残る印象だった。
オオクニヌシ「今日はどうされましたか?(爽やかに)」
あ「…何か変…?
いつものオオクニヌシさんなら、
自分から話し掛けることなんてないのに…」
ス「ここ北海道神宮の祭神はオオクニヌシではあるけど、
その表記はどうなってる?」
※大山のぶ代風に
ス「そういうこと。
で、お前の中で『オオナムジ』という神は、
どういうイメージを持っている?」
あ「えっと、古事記の中でまだ『オオクニヌシ』と名乗る前の、
オオクニヌシさんの名前が『オオナムジ』。
自然を愛し、
因幡を始めとして動物を助ける優しい心を持ちながら、
軟弱だったために意地悪な兄神たちに、
何度も殺され続けた心優しき神。
それが『オオナムジ』」
ス「そういうこと。
例えオオクニヌシとオオナムジが同じ神でも、
お前の中のその神に対して持つイメージが違えば、
映し出される姿も変わる」
あ「なるほど~~~…。
だから今オオクニヌシさんならぬ、
オオナムジさんは僕の持っている、
『古事記の中のオオナムジ』というイメージで、
現れてくれているわけですね」
ス「そういうこと。
結局神というものは、
それぞれの心が映し出す、
鏡の存在であるということ」
あ「それにしても今更ですが、
なぜここ北海道神宮にオオナムジさんとスクナヒコナさんが?
『開拓三神』って、
何か開拓に関係があるんですか?」
スクナヒコナ「それは僕らの古事記や日本書紀の、
神話の中に記載されている物語と、
この北海道という地の歴史が関係しています」
あ「あ…スクナヒコナさんも、
こんにちわ…。
ごめんなさい…ご挨拶が遅れたのと…。
先日の大神神社では、
大変失礼を致しました…」
(※荒川祐二はこの夏の旅で、慣れた態度でスクナヒコナさんのもとを参拝し、強く怒られた経緯があります)
スクナヒコナ「いえいえ、過ぎたことですから」
あ「ありがとうございます…。
ってスクナヒコナさんも、
前会ったときよりもテンションが低いような…」
スクナヒコナ「あれは僕じゃなくて、
クエヒコ(カカシの神)が陽気なだけですから…(笑)」
あ「『チョリース』!!っていう、
謎の挨拶ですね(笑)」
オオナムジ「この北海道という地の開拓はかつて、
明治の時代からこの国の懸案事項となっておりました。
この雄大な国土と夏場には自然あふれる大地。
ここに生まれる資源をいかに有効活用していくかが、
これからの国の命運を分けるとも言われていたのです」
スクナヒコナ「後は少し歴史の話をすると、
明治時代の当時は、
いつ北方からロシアが攻め込んでくるか、
わからないという危機感もあり、
そのことからこの地の開拓が急務とされていたのです」
オオナムジ「ですからこの地の大鳥居は、
当時のロシア帝国に対する守りということで、
北東を向いているのです」
な、なるほどーーー。
すべてに於いて歴史有りなのですね…」
ス「こういうことを一つひとつひも解いていくことが、
神社の謎を解く鍵に繋がっていくからな。
そう考えると、
ただ『パワースポット』という言葉だけで済ませるには、
余りにもったいない」
あ「で、でもじゃあ、
今更なんですけど、
なぜオオナムジさんとスクナヒコナさんがここのご祭神に?」
オオナムジ「それこそ古事記の物語を思い出してほしいのですが、
僕とスクナヒコナはともに手を携えて、
『国づくり』に励みました。
その上としての我々の力、
そして『国土を神格化した神』大国魂命の力を、
この北海道開拓という局面に於いて、
欲していたということでしょう」
スクナヒコナ「これだけ聞くと簡単な話に聞こえますが、
遠くは幕末の時代から何度も何度も、
この地の開拓は試みられるも、
厳しすぎる自然に阻まれ、
その度に何人もが病にかかって失敗。
僕らがこの北海道の地に仮社殿としてですが、
祀られたのは明治3年のこと。
そこからさらに長い年月を掛けて、
ゆっくりと、それでも確実に、
人と神が手を携えて、
開拓されていったのがこの地なのです。
この境内には他にも、
37人の北海道開拓功労者が祀られた、
『開拓神社』もございます。
ご利益としては、
困難にぶつかりながらもこの地を『切り開いてきた』偉業から、
『開運』をはじめとした、
様々な強い力を持っています。
ぜひそちらにも行かれてみてください。
他にも様々な神がこの地には祀られていることからわかるように、
未開の原野に神社を造営するということには、
それだけ先人たちの大変な苦労があったということの表れなのです」
あ「何だか…こういう話を聞くと…、
歴史の偉業に対して頭が下がるばかりです…」
ス「こういったその地の当時の人々、
そして神々の歴史や背景、
その時の苦労をきちんと知ってから、
敬意を持って参拝する。
まぁ当たり前の事やねんけど、
やっぱりこういうことを知ってから来てくれたら、
俺たち神々もやっぱり嬉しいわな」
スクナヒコナ「確かにこの地には色んなことがありました。
元々、仮社殿の当時は、
この地にあったわけではなく、
そこから明治4年にこの円山の地に移転したわけですが、
当時はまだ開拓もままならないため、
参詣もままならず。
逆に資金が枯渇してしまったり」
オオナムジ「1974年には放火によって、全焼したりね」
スクナヒコナ「本当に色んなことがありました(笑)」
ス「こうして振り返ってみると、
さっきも言った通り、
本当にその歴史と背景に必然的に頭が下がってくると思う。
そしてそれが神に対する敬意に繋がるから。
だから俺がまずは『知ってほしい』ということは、
そういうことやねんな」
あ「はい…。
本当に仰る通りだと思います…。
改めて身が引き締まる思いです」
オオナムジ「この地に限らず、
それぞれの神社には必ず、
それぞれの神社だけの歴史があります。
まるで宝探しをするかのように、
そのことを学び、知って、
ぜひ神の歴史、
人の歴史に触れてみてください」
スクナヒコナ「そこには、
自分とその神社との見えないご縁が隠されていたり、
そこでのご縁から人生が変わっていくということも、
大いにありますから」
あ「は、はい…!ありがとうございます…!」
そう話すオオクニヌシ(オオナムジ)さんと、
スクナヒコナさんの表情は晴れやかで、
これまでこの地にたくさんあったはずの困難を、
感じさせないほどに爽やかな顔をしていた。
…数えきれないほどの人の苦労と、
人と神が手を携えて歩んできた努力の積み重ねとして、
今僕はこの地に立たせてもらっている。
それはきっと全国のどこの神社も同じく、
何かしらの歴史と背景を積み重ねている。
そのことに対する敬意と感謝を忘れずに、
これからも僕はもっともっと、
全国各地の神社の歴史と、
そこで祀られている神さまの背景をきちんと知り、
伝えていこうと思えた。
決してお題目だけではなく、
本当の意味でこれからも、
『人と神さまの距離を縮めていく』ために。
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