荒川祐二で～す
スサノオで～す
あ「スサノオさん、めずらしく告知とかしていいっすか？」
ス「あかん」
あ「なんでや！！」
ス「これは俺のブログや」
あ「ちょっ！待てや！！さすがに、これは俺のブログや！！」
ス「いや俺のや！！」
あ「俺のや！！」
？「ワシのじゃ！！！！」
あ＆ス「だ、誰！？誰！？！？！？！？」
？「はい、せーの！！」
スタコラサッサ…。
（おじさん、去っていく…）
…。
……。
………。
…………。
ス「おい！！今の誰や！！誰や！？」
あ「し、知らん！！ほんまに知らん！！」
ス「まぁえぇわ。ケンカ収めの神ってことにしとこ（笑）。告知してええよ」
あ「えっと学校以外で、久しぶりに一般参加可能な講演会を東京でやります。
少し大きめの会場で、中高生は無料なのでよかったら皆さんも来てください」
ス「何の話すんの？」
あ「『ゴミ拾いで人生変わりました』ってやつ」
ス「あぁ、あの半ケツおじさんの話か。
とにかく皆さん、こんなちょっとキモめで、ナルシストやけど、悪い奴ではないんで、もしヒマなら行ってあげて下さいな。ワシは家で寝とくけど」
あ「そんなん言わんとおいでよ」
それはそれとして
ス「今日はお悩み相談室行こか
」
あ「そうね。今日のお悩みはこちら☆」
あ「ふむふむ。神さま不在の時…ねぇ」
ス「神さま不在っていうのも、何パターンかあるんやけど。有名なんで言ったら、『神無月』」
あ「物まね芸人？」
ス「アホ（笑） それは『かんなづき』。『かみなしづき』な。
旧暦の１０月に、出雲大社に全国の神々が集まって１年のことを話し合うってやつな」
あ「聞いたことあるぞ。
その時期の島根県はホテルも飛行機も予約が取れないって」
ス「そら凄い人が全国から来るからな。
稲佐の浜で、神々を迎える神迎神事(かみむかえしんじ）なんか壮観よ」
あ「で、そんな時はどうなるの？神さまいない神社」
ス「眷属（キツネやヘビ、龍など神さまの使者）たちが、ちゃんと俺たちに伝えてくれるようになってる」
あ「なるほど！上手く組織が出来てる！！
それなら神無月だけじゃなくても、『ちょっと神さまコンビニ行ってて、今不在なんです～』って時でもちゃんと眷属が伝えてくれるわけか！」
ス「やめんか、アホ（笑）
まぁだから、『日々神社に参拝する時も、お目当ての神さまだけじゃなくて、眷属も大切にしなさいよ』って言ってるの。そういう姿は、神さんもいつも見てるから」
あ「ちなみに、神さまがいないケースは何パターンかあるって言ってたのは？」
ス「それは人の手が入らず、荒れ果ててしまって神様が去ってしまった神社」
あ「あぁ、最近地方に行くと結構見るね」
ス「そういうとこの場合やと、確かにお参りしても意味はない。けどな…」
あ「？」
ス「神さまに戻ってきてもらう方法がある」
あ「マジ？興味ありけり」
ス「それは…『掃除』」
あ「そんなんでええの？」
ス「うん。そんなんどころか、掃除っていうのは一番の『神さま事』よ。
って、これは大分前に一回話したな」
あ「そうね」
ス「考えてみ？神社があったってことは、かつてはそこは人が集まって、みんなの気が溢れた素敵な場所やったはずやってん。
それが時代の流れの中で人が離れ、やがて神も去っていった。
ちなみに、先に去っていくのはいつでも人の方やからな。神は後」
あ「ふむ」
ス「そういう時、俺たちはいつもすごい寂しい思いしてんねん。
そして数十年の時を経て、クモの巣が張って荒れ果ててしまった神社を掃除してくれる健気な人が現れた。
もう俺たちからしたら嬉しくてたまらんわな。当然護ってあげたくもなる」
あ「分かりやすい。結局人間とよく似てるね」
ス「だから、そんな神さんを特別に神格化しなくてええねんって。
君ら人間と一緒。
放っておかれたら悲しいし、かまってくれたら嬉しいし、尽くしてくれたら恩義に感じる」
あ「なるほど。じゃあ、次行きましょうか。『知る人ぞ知る特別な参拝方法』…ってあるの？」
ス「これはな…ない」
あ「お、何か珍しい返答」
ス「いや、あるといえばあるんやで」
あ「どっちやねん
」
ス「（笑） 例えば出雲大社なんかは、まず参道右手奥にある祓社（はらいのやしろ）を参拝して、心身を祓い清めてから神さまの前に向かいなさいっていうのがあるし、
あそこは二礼二拍手一礼じゃなくて、二礼四拍手一礼が参拝の作法やしな」
あ「聞いたことあるぞ」
ス「そういう意味で、参拝の作法として通常と違ったものが各神社にあったりする。
その他にもピンポイントな場所と言えば、
境内の裏手にある岩や御神木、山こそきちんとお参りせなあかんとかはある。
けど、これは公式にもちゃんと伝えられている事がほとんどで、
各神社にもちゃんと説明書きがされていたり、宮司さんが教えてくれることも多い」
あ「そういうのではなくてってことよね？
何か知る人ぞ知る、神さまに特別に構ってもらえる参拝方法みたいな」
ス「それはない。
強いてあると言うなら、さっき言ったみたいに参拝の前に神社を掃除してくれたり、境内に落ちてるゴミを拾ってくれたりしたらそれは嬉しい。
けど、
俺たち神さまは本来君ら人間が来てくれるだけで嬉しいねん。
例えが微妙やけど、自分が入院してる時に誰かが来てくれたら嬉しいやろ？おばあちゃん家に、孫やひ孫がたまにでも顔を見せに来てくれたら嬉しいやろ？
俺たち神さまの気持ちっていうのは、そういうものに近いって思ってくれたらいい。来てくれるだけでいい。
ただ、伝えられているような最低限の礼儀やマナーだけはちゃんとしてほしいけど、それは人間が人の家にお邪魔するのと同じ。
でもそれさえちゃんとしてくれしたら、みんな平等。いつでも見守るし、いつでも縁は繋ぐ」
あ「納得。すごく納得」
ス「何回でも言うよ。俺たち神々は君ら人間のことが大好きやねん。
それを基準に神というものを考えてほしい。
自分のことを大切に思っているものを悲しませてほしくないし、失礼なことをしてほしくない。
その逆にこちらのことを少しだけでも思ってくれたら、俺たちはそれだけで嬉しいし、頑張れる」
あ「よっ！俺たち人間もあなたたち神さまが大好きー！！」
ス「アホ（笑）まぁでも、色々考えて参拝してくれるのも悪いことではないんやで。そういうのが好きな神さまもおるやろうし。
ていうか、早く神さま言葉やれ（笑）」
あ「はいよ（笑）」
※ご質問採用された方には、こちらの『オリジナル神さま言葉』をブログ画像でプレゼント致します
あ「みぃ太さん、ご質問本当にありがとう
」
ス「遅くなってごめんな」
あ「有難いことにたくさん質問頂きすぎて、時間かかってすみませんm(_ _)m」
ス「あれ…いつ答えよか？」
あ「あれ？」
ス「『マザコンの直し方教えて下さい』ってやつ…」
あ「（笑）」
【スサノオのお悩み相談室】
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現在『歴史部門』第１位↑↑↑↑↑
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※『笑って、泣いて、神話を学ぶ』、日本の国の始まりと神々のルーツを知る史上最古の連載ファンタジー『アウトロー古事記』、第１話目はこちら☆
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