荒川祐二で~すウインクキラキラ

スサノオで~すグッキラキラ

 

 

 

 

 

 

ス「今日は神社の始まりを教えたるわ」

 

 

 

 

 

 

スサノオの言葉で、今日僕らは浅草は浅草寺に来ていた。

  



あ「ひゃふー!」


ス「ひょー!」


あ「でけー!」

ス「揚げ饅頭さいこー!!」

 




 

 

 

 

そして一通り観光を終えて、


僕らは東京名物もんじゃ焼きに舌鼓をうっていた。

 

 
ス「うんうん、幸せ」

 

 

 

 




 

あ「っていうかさ、」

 

 







ス「ん?」

 

 






あ「何で神社の始まりを知るのに浅草寺?お寺やん」

 

 

 

ス「まぁそれはそれとして、食いながら話そうや。お、もう焼けるで」

 

あ「おっとっと、ありがと」

 

 

 

 

 

 

 

ス「まぁ敢えてお寺に来たのにも理由があってやな。


神社の始まりとお寺は実は密接に関わってる」

 

 

あ「ふむ」

 

 

 


 

ス「その前に神と仏の話をせなあかんねんけど、神と仏の違いは?

 

 

あ「神道か仏教?」

 

 

 

 

ス「まぁ当たり前の答えやわな。その他は?」

 

 


あ「宮司さんは髪の毛があって、住職さんは坊主」

 

 

 

 

ス「まぁあながちそうとも限らんけど、相変わらずお前の頭の中どないなってんねん」

 

あ「(笑)」

 

 

 

 

 

 


ス「元々の神社の始まりって、前話したやん?」

 

 

あ「古代の人々は大いなる自然の営みに神さまの存在を見て、お社を作って奉ったって奴ね」

※その時の話はこちら☆

 

 

 

 

 

ス「そうそう。


昔はそうして巨木や巨岩の周辺とか山、海に神々が集まると考えられて、そういう場所が作られてきた。


神籬(ひもろぎ)は分かる?




あ「こういうの?」

※画像はコトバンクさんより。

 

 

 

 

ス「そういうの。


今ではそれは野外で神さんを招く時とかに使われてるんやけど、


神社が建てられる前は、

こういった常緑樹の周りに『玉垣』と呼ばれる柵をめぐらして、神聖な場所としての目印としていた

 

あ「ふむふむ」

 

 

 

 

 

ス「それは7世紀(飛鳥時代)より前の話。


実はこの時期より前、日本にとって超重要な出来事が起きていた

 

 

あ「?」

 

 

 

 

 

 

ス「仏教伝来や。


その年自体は、確か538年か552年やったかな?

 

 

あ「その仏教伝来がどうしたのだぃ?」

 

 

 

 

 

 

 

ス「仏教が広まったきっかけは、


朝鮮半島にあった小国の1つ『百済(くだら)』が、日本に仏像を送ったのが最初だと言われている。


その仏像を見て、古代の日本人たちはたまげた」

 

あ「仏像がぶつぞう!!って?」

 

 

 

 

 

 

ス「『こんな信仰の仕方があったんか!!ポーンポーンポーン』って」

 

あ「(無視された…笑)どういうこと?」

 

 

 

 

 

 

ス「そらそうよ。


それまでの日本人にとっての『神』は大いなる自然なわけや。

 

そこに姿はない。

形もない。

『目に見えないものが神』やってん。

 

そこに金ぴかの仏像がやってきた。

 

『マジか。こんな風に擬人化みたいなんしてええんか…』って。

 

そもそも、その発想が日本人にはなかってん

 

 

 

 

あ「だからか!!」

 

 

 

 

ス「声がでかい。うるさい。何がや?」

 

あ「今でも、『神さまを擬人化しちゃいかん』っていう人いてるやん!」

 

 

 

 

 

 

ス「そういうこと、そういうこと。


日本の神さまの始まりと成り立ちを本当に忠実に守るのであれば、当然そうなる。

 

まぁ擬人化してしまったら、

『自然由来の壮大な神々の神性が失われる』ということもあるし、

『全知全能の神々感が出て、人間に良くない依存を産んでしまう』ということもあるしな

 

あ「納得。

何か特殊能力のある存在だと思うと、つい頼ってしまうもんね。姿形が見えないとそれがしづらい

 

 

 

 

 

ス「そうして仏教が伝わって来たその中で、


当時の為政者たちが大がかりに仏教を広める策をとった。


まぁ、これに関して長くなるからまた今度話すわ。

 

とりあえずそれによって、法興寺や法隆寺などの大規模な寺院が作られるようになった

 

あ「なるほど。それでか」

 

 

 

 

 

ス「そう。


その影響を受けて、神籬(ひもろぎ)だけだった場所に神社が作られるようになり、

神の像や肖像画とかも作られるようになった。


これが今の神社の始まり。

 

まぁ当然今では神社にも色んな建築様式があるけど、それは時代の流れの中での進化の話よ

 

あ「はぇーーー。何事にも歴史ありやな。

だから敢えてお寺に連れて来てくれたのね」

 





 ス「いや、単純にもんじゃが食べたかっただけや」

 

あ「おい」

 

 






ス「まぁそれはそれとして、

俺たち神々は別に知識の強制はせーへんけど、ちゃんと歴史を知った方が単純に面白いわな」

 

あ「本当に。神社やお寺に行く心持ちが変わるよね」

 

 

 

 

ス「まぁ神と仏のちゃんとした違いとかも、歴史とその時の時代の流れ、民衆の信仰の変化とかを追っていくと、めっちゃ面白いで。


そこら辺もまた今度教えるわ。

 

・・・ということで今日も、はい!せーの!!

 

あ「これやっぱり流行らないんじゃないすかね…」

 

ス「そんなことはない!継続や!『継続は力なり』や!!

これは明治と大正、昭和の時代を生きた、仏の道の求道者『住岡夜晃』の言葉や!!」

 

あ「(この神は頭が良いのか、悪いのか分からん…笑)」


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