スサノオで~す
今日、
僕らは荒川区の素戔嗚(すさのお)神社に来ていた。
※龍神の赤ちゃん『小春』も一緒にね。
あ「わ!小春!」
素戔嗚神社の境内に入ったその時、
小春は突然嬉しそうに、境内の中の池に飛んでいった。
ス「やっぱり龍やから、綺麗な水が大好きなんやろ。
いいやん、暫く放っといたり。
嬉しそうに泳いでるわ」
あ「かわいいな(笑)」
そして本殿の前に立ち、参拝の前に…。
あ「4月28日、
ここで僕とあなたが出会ったんですね」
ス「めっちゃ雨降ってたな(笑)」
あ「何なら嵐でしたね(笑)」
ス「ていうか、
これだけ俺とおって、お前まだ気付いてないの?」
あ「何?急に」
ス「俺はどんな神さまや?」
あ「ワガママで、自己愛が凄くて、マザコン。頭が良いようで悪くて、
どんなことでも『俺、俺』うるさい、パンケーキ始め、甘いものとお喋りが大好きな神さま」
ス「その『どんな』ちゃうわ!!
どういうルーツの神さまや!?って聞いてんねん!!
『パンケーキとお喋りが好き』って、俺はOLか!!」
あ「あぁ、そういう意味ね(笑)
『大海原の神』ね」
ス「そうや(笑)
『大海原の神』っていったら、どんなことが出来る?」
あ「あ…」
ス「そうや。『嵐』や。五人組ちゃうで」
あ「わかっとるわ」
ス「俺とお前が出会ったあの日、
ここに『嵐』が起きていたということは、
『俺(スサノオ)が正しく、ここにいてますよ』って証よ」
あ「なるほど…。そういうことだったのか…。
でも、何で?
何でわざわざ出て来てくれたの?こんなパンピー(一般ピーポー)に」
ス「まぁ『縁』やわな。
何よりもいつも言ってるみたいに、俺とお前の相性。
お前の産土神(産まれた土地の守護神)が俺。
それに、お前がちょうど神話を知り、『スサノオ』という神に興味を持ち始めていた。
そこに、お前は真剣に『人生を変えたい』と思っていた。
そこが、俺の心に上手く引っ掛かった」
あ「そう考えると有難いね。
わざわざ出てきてくれて、ありがとう。
まだまだこれからだけど、
おかげさまであなたと出会う前と今、
見える人生の景色が全然違う」
ス「ちなみに、
それぞれの人と神の縁を知る上で、
もう一つ大切なことがある」
あ「なぁに?」
ス「ここはどこの素戔嗚神社や?」
あ「どこの?荒川区?」
ス「お前の名前は?」
あ「荒川祐二」
ス「そういうこと。
『荒川区の素戔嗚神社』。
これやったから、尚更俺とお前の縁は強く結ばれてん」
あ「『荒川さんが、荒川区の素戔嗚神社に行ったら、スサノオさまとご縁を頂けた』…」
…。
……。
………。
…………。
あ「ダジャレやん」
ス「いや、確かにそうやねんけど(笑)」
あ「そんなんでええの(笑)」
ス「いや、他の日本の神々の成り立ちも考えろって(笑)
ご神体の岩が、洪水を歯止めしたから、『歯神社』があるし。
稲が成ったからって、「いねなり」で『稲荷(いなり)神社』。
エビスは海から来る神さまやから、『古事記の中で海に流されたヒルコが、エビスと同じでいいんちゃう?』とか。
そんなんばっかりやんけ(笑)」
あ「適当か」
ス「このゆるさが、日本の神々の良さの1つよ」
あ「ちなみに、じゃああれでっか?
そういう名前を始め、自分自身の情報に関連した神さまを探していくと、
自分に相性の良い神様が見つかりやすいと?」
ス「まぁそういうことやわな。
田中さんが『田中神社』に行けば、そこのご祭神と相性良い場合が多い。
プルコギさんが『プルコギ神社』に行けば、それも同じ」
あ「どこの世界に『プルコギさん』って、名前の人がいてるねん。
それに『プルコギ神社』とかないやろ(笑)
神が適当なこと言うな(笑)」
ス「(笑)
まぁええわ。
ダラダラ喋ってんと、とにかく早く『俺』に参拝せぃ」
あ「横に当のご祭神がいるのに、
参拝するのも変な感じだけどねぇ(笑)」
お賽銭を入れて…
ペコリ、ペコリ、パン、パン、ペコリ。
(二礼二拍手一礼)
ス「何を祈った?」
あ「あなた、ご祭神なんだからわざわざ言わなくても分かるでしょ(笑)」
ス「分かるけど、敢えて皆さんの前で言え」
あ「ん…。
あなたへの感謝と、こうしてブログを見て下さってる方々への感謝。
それと、
『これからも皆さんの心に届く、良いブログや本を書けるように頑張ります』って」
ス「ん。良い誓いや。
『アクセス増えますように』とか、『ブログが広まりますように』とか、
ただ神任せの願いじゃないのが良い。
ただ願うだけじゃなくて、
『誓願(誓いを立てて、神仏に祈願すること)』こそが、
神が人間に求める、一番の願いやからな」
あ「でも、今日は不思議とここに呼ばれた気がしたんだよね。
『何か、行かなくちゃ』って」
ス「だって、俺が呼んだもん」
あ「何で今更?」
ス「これからのお前について、伝えたいことがある」
あ「何よ、改まって。
ヤダわ、何か怖いわ」
ス「いや、別にそんな怖い話をするつもりじゃないんやで(笑)
ただ定期的に、お前にこの話はせなあかん。
お前さ、もう今では有り難いことに、本当にたくさんの人に応援してもらえるようになったやん」
あ「毎日のブログアクセスも2万越えてるからね。
本格的にこのブログ書き始めて、3か月ちょっと。
それに加えてツアーも募集して、すぐに満員。
本当に有り難い。
スサノオさんがこう言ってくれてた2か月前は、
ブログのアクセスはまだ1000~2000だったからね」
ス「そう。
『その上で』、の話やねん」
あ「?」
ス「まぁ結局は、何度も言ってることやねんけどな。
謙虚な気持ちと感謝だけは忘れるなってことよ」
あ「肝に銘じているつもりではあります。
こればっかりは冗談抜きで」
ス「幸い、今の所のお前はまだ大丈夫やと思ってる。
でもな、
俺はお前にもっと大きい世界を見せてあげたい。
もっと、もっと面白い未来を共に歩んでいきたい。
だから、お前には絶対に、絶対にこれからも変わってほしくないねん」
あ「そこまで思って頂けて、本当に有り難く思っています」
ス「でも、こういった話は定期的にしないと、人間は忘れてしまう。
特に影響力を持てるようになれば、なるほどな。
『荒川さん、荒川さん』って、集まってくれる人が増えれば増えるほど、
人様のおかげでここまで来れたはずなのに、
『自分が凄いんだ』と思ってしまう」
あ「そうならないための、
『普段のゴミ拾い』や『神社ツアー』だ、ってことだもんね」
ス「そう。
本当にここから。
ここからやねん。
お前にはもっと、もっと多くの人に応援される人間になってほしい。
もっともっと、たくさんの人に愛される人になってほしい。
それがきっとお前をまた、次のステージへ連れて行ってくれるはずやから」
あ「『いつまでも皆さんとともに』、という思いを忘れず…」
ス「そう、本当にその通り。
このお前にとってのある意味原点の地で、
改めて、俺はお前にそのことを伝えたかった。
だから、
俺は今日お前をこの場に呼んだ」
あ「分かりました。
またこの時間だけは、これからも定期的にぜひ」
ス「後はこれからも変わらず、
1つ1つ目の前のことを、
目の前の人を、
未来でもない、過去でもない、かけがえのない、『今』を大切にな。
それだけはお前に限らず、皆さんにとっても、いつまでも変わらない。
人生の絶対法則」
あ「敢えて聞くけど、
僕から、スサノオさんが離れていく時は?」
ス「俺で金儲けをしようとし始めた時…かな。
前も言ったけど、
『スサノオ開運グッズ』をブログで販売し出したり、
『スサノオの声が聴けるのは、僕だけだ』とか言い出したり、
怪しいアクセサリーを山ほどじゃらじゃら付け始めたり、
『いかにも』な怪しい格好をし始めたり、
そうなってしまったら俺は、
きっとお前のことが好きでいれなくなってしまう。
きっと、道真や塩ジイ、月読兄やん、えびす、タケミカヅチ、龍神ガガちゃん、小春も。
お前がこれまで出会ってきた神々、みんなもな」
あ「分かりました。
改めて、この場で心に刻みます。
目の前の1つ1つを、今この瞬間を大切に。
そして、
このブログを書き始めた当初から変わらない、
『日本の神さまの歴史と、その魅力を伝える』。
自分のその初心と役割を、いつまでも忘れないようにします」
ス「まぁ俺たちにしては珍しく、固く話したけど(笑)
とはいえ、
人間というのはどうしても忘れる(笑)
だから定期的に、こういう時間をこれからも持とう」
あ「そうですね(笑)
…お~い!小春~!!
そろそろ帰るぞ~!!」
見ると、
小春は本殿の中に入ってしまっていた。
あ「こらこら!
そこはダメだって!!」
ス「まぁええやんけ(笑)
かわいいもんや(笑)」
本殿の中には、
『中今』
(※なかいま。神道に於ける、『永遠の過去と永遠の未来の中間にある、今この瞬間を生きることこそが最良である』という考え方)
の文字が記されていた。