荒川祐二で~すウインクキラキラ

スサノオで~すグッキラキラ

 

 





今日は僕らは夕飯を食べに来ていた。

あ「スサノオさん、一個質問が…」

 

 

ス「どないした?ブルドックみたいな顔して。


そんなんしても似合わんぞ」

 

 

 

あ「誰がブルドッグや。いや今ね、命の恵みみたいな話があったじゃないすか。その『命』について、色んな人から聞かれることを聞きたいんですけど

 

 

ス「話の振り方と顔がキモい」

 

 

 

あ「おい」

 

 

 

ス「まぁええわ。聞くわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「人は何のために生きるのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「人は何のために生きる?」

 

 

 

 

 

 

 

あ「はい」

 

 

ス「そうか…お前も…いよいよそんな立派なことを考えるレベルになったか…。

 

パンツ一丁で世の中の不平不満を叫び散らしながら、商店街を走り回っていたことを思うと感慨深いよ…

 

 

 

あ「こういう場で、誤解を生む発言はおやめなさいスサノオノミコトさん (真顔)」

 

 

 

 

 

 

ス「(笑)まぁええわ、よぅ聞かれる質問やけどな、答えたろ」

 

 

 

あ「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

ス「人は何のために生きるのか?それはな……」

 

 

 

あ「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

ス「それはな……」

 

 

 

あ「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「屁こくな!アホ!!こっちは真面目じゃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「(笑)仕切り直しや。そんなことはな…」

 

 

 

あ「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「考えてもしゃあない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「は?????」

 

 

 

 

ス「まずお前が持ってる疑問。


そんなもんお前程度が考えてくれなくても、何千年も前の遥か昔から色んな人が考えて来てくれたわ。

 

しかもな…」

 

 

 

あ「しかも…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「答えが未だに出ていない」

 


あ「…確かに。だからこうして今この現代に生きる僕らも悩んでいるわけですが」

 

 

 

 

 

 

 

ス「一応あるにはあるんやで。超省略して仏教で言うと、

 

『死後に極楽浄土に行くために、悟りを開ける生き方をしなさいよ。


生きてるうちに悟りが開けなかったら、次回の宿題として、何回も生まれ変わり(輪廻転生)ですよ』

 

とかな」

 

 

あ「聞いたことはある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「けどな、この仏教の話には一番の知られざる事実があんねん

 

 

あ「何だい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「お前、お釈迦さんってわかるか?」

 

 

 

 

あ「それぐらいはさすがにわかる。仏教の開祖

 

 

 

 

 

ス「そう。そのお釈迦さんはな…」

 

 

 

 

 

 

 

あ「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「そんなこと一言も言ってないねん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「マジ?」

 

 

 

 

 

 

ス「マジ。実際は何て言ってたか。


『死後の世界のことなんてあるかないか、誰にも分からんねんから、そんなん考えてるヒマがあったら今をせつに生きろ』って

 

 

あ「釈迦、ロックじゃん。発言マジロック。なのに、何で仏教ではさっきみたいなこと言ってんの?」

 

 

 

 

 

ス「だから、それが人間たちが後に作っていった縛りやねんって。仏教の進化と歴史の中での事」

 

 

あ「仏教を広めていく上で必要だったのかね。


どんどん信者の数が増えてくると、望まぬ行動をする人間が出てくるかもしれなかったし、それを統制する必要があったのかな」

 

 


 

 

ス「まぁそれはそれとして更に話すと、お前『中今』って言葉知ってるか?

 

 

あ「とろろにしたら美味しいよね」

 

 

 

 

 


 

ス「それは長芋や。なかいま。

 

これは神道の考え方で『永遠の過去と永遠の未来の中間にある、今この瞬間こそが最良である』という。

 

簡単に言い換えるなら、『過去よりも未来よりも、尊い今この瞬間を精一杯に生きろ』ってこと

 

 

 

あ「言っていることは一緒なのか」

 

 

 

 

 

 

ス「まぁ極論やで。よく言う天国や地獄、死後の世界があろうとなかろうと、生まれ変わりがあろうとなかろうと、知ったこっちゃないと言えばないねん。

 

 

『天国に行きたいから人に喜んでもらえる生き方をしよう』とか、

 

『地獄には行きたくないから、悪事は行わない』、

 

『来世は良い人生を送りたいから、今世では徳を積む』

 

っていう、あくまで自分自身の生き方の指針として選択して使えばいい。

 

 

実際に昔の人間はそうして宗教を使って、民衆の心や生き方を統制していた部分もあったし。ていうか、今もあるか」

 

 

 

あ「ふむ、何だか心がスッキリしてきたぞ」

 

 

 

 

 

 

ス「それに『今』を精一杯に生きることが出来たなら、未来は必ず良くなっていく。

 

変えられないと思っているはずの辛かった過去や苦しい経験ですらも、

 

 

『あの時があったから今がある』と言えるように変えることが出来る。

 

 

 

だから、一番大切なことは『今を生きること』やねん

 

 

 

そのために…?」

 

 

 

 

あ「(また変なこと言うんか…?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スサノオは満面の笑みで言い放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「今、面白い会話して笑おうや

 

 

 

 

あ「あ、ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

ス「今を楽しむために出来ることなんていくらでもある。

 

 

買い物に行きたければ行けばいい。

 

美味しいもの食べたかったら食べればいい。

 

温泉に入りたかったら入ればいい。

 

大切な人と一緒にいたかったら、いればいい。

 

 

『そういうことはしてはいけない』と、勝手に思ってしまっている自分で作った心のブレーキを外して、そんな楽しい瞬間の1つ1つを味わうこと。

 

 

その積み重ねの先にあるのが、1人1人それぞれの『何のために生きるのか?』の答えよ。全員が同じ答えなんてない


 

あ「惚れるわ」

 

 

ス「『Yes 高天原!』やる?」

 

 

あ「それはやらん(笑)」

 

 

 









ス「まぁ、とりあえず好きなことしーや。

自分の心が素直に喜ぶ、素敵なことを。

そうしてこの人生が終わる時に、『良い人生やったなぁ』って思えたなら、それが一番。







てことで、せーの!!







ス「そう言って、やってくれるお前が好きやわ(笑)」


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