今日の荒川祐二さんは、
都内某高校で講演会。
全国講演&神社ツアーも含めて、
飛び回り漫才ならぬ、
飛び回り三昧。
そんな中での、
これは昨日のお話。
僕は大阪の実家から、
東京に向かうために、
新大阪駅に向かっていた。
そんな中、
ス「あぁ、うんうん、そうそう。
あと4、50分後ぐらいな。
おぅ、分かった。
任せとけ」
家を出る前から、
スサノオさんが何やら誰かとゴニョゴニョ喋っていて、
僕も『何かな?』と気にはしながらも、
あまり時間が無かったので、
先を急いでいた。
そんな中、
まず起きた一つ目の出来事。
地元の駅に着いたと同時に、
忘れものに気付く。
あ「あ~マジかぁ…。
取りに行くしかないかぁ…」
そうして取りに行って、
結局予定の電車には乗れず、
もう一本後に乗ることに。
そうして新大阪駅に到着。
ス「お~着いた、着いた。
ん?もうちょい?
分かった、任せとけ」
あ「(誰となにを喋ってんだ…?)」
そんなことを気にしながら、
新幹線の切符を買って、
時刻表を眺めていると、
今から向かえば間に合う新幹線と、
もう一本後のゆったりとした時間の新幹線。
(どっちにしようかな?)と悩んでいると、
ふとコーヒーとサンドイッチが欲しくなり、
目の前のカフェに入ろうとすると、
僕が入る直前に並ぶわ、並ぶわ…。
あ「(あ~…こりゃもう間に合わないな~。
まぁ次の新幹線にするか)」
そう思い、
並んでコーヒーとサンドイッチを買って、
結局、
当初の予定よりかなり後の新幹線に乗ることに。
そして、
ここからだった…。
階段を上がって、
ホームに出ると…。
ホームから新幹線の中を覗き込んでいる姿に遭遇…。
あ「…えっ!?ちょっ!!
な、何してんすか!!」
先輩A「え!?あ!?ゆ、祐二!?!?
何してんの!?」
あ「いや、今から東京行くんですって!!
この新幹線で!!」
先輩B「マジ!?
あ!ちょうどいいわ!!
ちょっ!頼むわ!!」
そうして先輩は僕の袖を掴んで、
新幹線の中に連れていく。
あ「ちょっ!なんすか!!なんすか!!」
先輩B「いいから!いいから!!」
そうして新幹線の車内に入ると、
そこには小学校5~6年生ぐらいの女の子の姿…。
先輩B「いや、俺の大切な人の娘さん。
一人で大阪まで遊びに来たんだけど、
今から長野まで帰らなきゃいけないわけ。
でも、東京駅で乗り換えとかあるじゃん?
一人だと心配だから、それをお願い!!
じゃあ!!」
あ「えっ!?ちょっ!!」
そうして先輩がホームへ出ていくとともに、
発車のベルが鳴って、
出発する新幹線。
残された僕と、
その女の子…。
あ「は、初めまして…」
女の子「………」
いきなり現れたナルシストに誰が心なんて開くものか。
そんな空気をプンプン感じながら、
それでも…。
あ「とりあえず東京駅に着く前に、
またお兄ちゃんここに来るから、
そうしたらついておいでね」
そう言うと、
女の子はコクリとだけ頷いた。
あ「一応時間だけ確認しときたいから、
切符だけ見せてもらっていい?」
そうして手渡された切符に、
記載された乗り換えに与えられた時間は、
わずか7分…。
…。
……。
………。
…………。
…マジ?
あ「と、とりあえずまた来るから!!」
そう言って、
自分の席がある号車に向かおうとすると…?
ス「ガーハハハハハハ!!
まぁ任せとけ!任せとけ!!
あのハゲもあぁ見えて、
一応しっかりしとるから!!」
?「スサノオさん、
ありがとうございます。
助かります…」
ス「まぁ『お互いさまのおかげさま』ってやつよ!!」
スサノオさんと、
誰か他の神さまが喋っているのが見えた。
あ「スサノオさん…」
ス「ん?」
すると、
そこには…?
その女の子にピッタリとついているように見える、
スクナヒコナさんの姿があった。
どうしたんですか?」
ス「ん?
もうここまで来たら普通気付くやろ。
この子の守り神よ」
あ「まだちょっとよくわかんないんですけど、
どういうことですか?」
僕の質問に対して、
スクナヒコナさんが答える。
スクナヒコナ「荒川さん、この度はありがとうございます。
この子が大阪から長野に帰るまでの道のりは、
ご両親もやはり心配されておりました。
それでスサノオさんに頼んで、
荒川さんにこの子をサポートしてもらえるように、
計ってもらったのです」
あ「マジ!?
だから忘れ物したり、
カフェで変に時間が掛かったりしたってこと!?」
ス「そういうこと。
だってそうじゃないと不自然過ぎるやろがい。
何年も会っていなかった先輩がそこにいた。
その先輩もこの子の親御さんも、
この子の先行きを心配していた。
乗り換えの時間も全然ない。
そんな時にそれをサポートできるお前が、
フッと現れた。
これどんな確率やねん」
あ「いや、確かにそうですけど…。
そう考えたら神さまの采配って、本当にすごい…」
ス「まぁとにもかくにも、
この子をちゃんと長野に向かうまでの、
サポートをしっかりしてやってくれ」
スクナヒコナ「荒川さん、どうかお願い致します。
これは僕だけではなくて、
この子の親御さんの守護神、
そして先祖神の頼みでもありますので…」
あ「いやいや!!もちろんです!
しっかりサポート致しますので、
泥船に乗ったつもりで…」
ス&スクナヒコナ「大船や」
そうして新大阪駅を出た新幹線は、
約2時間半の道のりを経て、
東京駅へ到着。
そうして僕はその子を連れて、
間違いがないように、
駅員さんに確認しながら、
長野へ向かう新幹線のホームへ。
あ「やべー!!時間がないー!!!!急げ~!!!!」
そんなことを叫びながら、
何とか無事目的の新幹線へ乗車!!
見届けることが出来た。
ス「ご苦労さん」
見ると、
女の子の傍らから、
スクナヒコナさんが丁寧に頭を下げている姿が見えた。
本当に良かったですね。
スサノオさんもご縁繋ぎ、
お疲れ様です。
だから家を出る前から、
ずっと誰かと話してたんですね。
あれはあの子につく、
スクナヒコナさんとの会話だったんですね」
ス「まぁこれも神々の仕事やからな」
あ「いやぁそれにしても、
改めて体感してみると、
神さまの采配って本当にあるんですね。
あの時、あのタイミングでってことを考えると、
鳥肌が立つ思いです」
ス「今日のような出来事はまだ小さなことかもせーへんけど、
でも実際にお前がこうしてあの子や、
あの子を守るスクナヒコナや両親の守護神、
先祖神の力になったことによって、
また必ずお前に何かあった時は向こうも力になってくれる。
そうして日々の徳や親切を積み重ねていくことで、
神と神、人と人が連鎖的に繋がって
『なぜあの時、あのタイミングで?』といった
奇跡的な人生の変化や、
より大きな変化が無限に生じていく」
あ「何だかよく分かります…」
ス「神々にもネットワークがあってな、
それはこうして人と人を介して繋がるものやから。
だから目の前に起きる出来事に心を込めることや、
その時に生じる縁を大切にしていかなあかん。
それは必ずその人についている神や、
その地にいる神を喜ばせ、
いつか信じられない奇跡を起こしてくれるから」
あ「『神さまにしてもらうことばかりを考えるのではなく、
自分が今出来ることを…』ってやつですね…」
ス「そういうこと。
人や社会に親切を行うことによって、
お前の中の自己肯定感も磨かれて、
穢れも祓われていくしな。
だから親切な行為を行うということは、
実は幸せの宝の山に触れている行動と同じやねんな」
あ「よぉくわかりました☆」
駅員さん「あの~…すいません…」
あ「…?」
駅員さん「先程見た目の怪しい男がホームで奇声をあげながら、
女の子を連れ回しているという連絡があって…」
あ「違うんです!!違うんです!!」
ス「(笑)
こうして最後は必ず笑わせてくれるお前が、
俺は好きや(笑)」
―――――――――――――
★2017年10月~12月!
『荒川祐二 全国講演ツアー』を開催☆
スケジュールや参加申し込みについては、こちらの記事をご参照ください☆