荒川祐二です![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
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あ「………」
あ「暗いニュース…だね…」
ス「せやな」
あ「どうして、いじめって無くならないんだろうね?
これだけダメだ、ダメだって言われててさ。
それでも大人の社会でも、まだいじめとかあるわけじゃん」
ス「まぁ、神の世界も偉そうなことは言われへんねんけどな。
お前が今ブログで連載してる『アウトロー古事記』、神話の世界の中でも、
気性の荒い兄の八十神なんかが、
気の弱い弟のオオクニヌシをアホみたいにいじめまくって、何回も殺しまくってたわけやし」
あ「本当に、神さまの時代でもいじめってあったの?」
ス「というよりも、生物の本能やろうな。
犬でも猫でも、どんな動物でも、何十匹もおったら、
必ず気性の荒いやつ、大人しいやつっていうのはある」
あ「そうだけど…」
ス「そう。
だからといって、『いじめが許されるか』って言われたら、
そんなわけはない。
絶対に許してはいけないことやし、
ましてや巷で言われているような、
『いじめられる方にも原因がある』っていう言葉は、有り得ない。
絶対にそんなことはない。あれはただの強者の理論。
いじめられた側の気持ちを何も考えていない、無神経な発言よ」
あ「どうしたらいじめは無くなるんだろうね…。
やっぱり悲しいよね…。
その…亡くなった子の親御さんの気持ちとかを考えると…」
ス「具体的な対策なんてさ、
今この場で俺が言っても仕方ない。
そういったことを考えて、
具体的に形にしていくのは、君たち人間やから。
まぁでも、
俺なんかが少し見てるだけでも、
今の日本の教育システムってのは、
いじめられてる側からしたら逃げ場がないわな。
4月にクラスが決まれば、最低でも1年は変われない。
希望しても他のクラスにも移れない。
助けを求めようにも、その場がない」
あ「辛すぎるよね…。
そんな時に誰かがさ、
無理やりにでも転校させたり、休ませたり、
傷害や恐喝だったら警察を呼ぶって、
アドバイスかサポートしてあげればいいのかな」
ス「まぁでも、
それは外側から見てる人間の『タラレバ』意見よ。
お前が直接いじめられてるその子や、
その家族に言ってあげるなら別の話やけど、
こんな場で言っても、
ハッキリ言ってただの部外者の無責任な発言でしかない」
あ「そうだけど…」
ス「ただ、いじめというものについて考えた時に、
誰もが分かっておかないといけないことがある。
『いじめた時のリスク』について」
あ「どういうこと?」
ス「いじめってさ、
いじめる方は、
その時の一瞬のからかいや嘲笑の気持ち、浅い優越感だけで、
ろくに何も考えずにやるわけやん」
あ「そうだね…」
ス「でも当然、この世界。
『自分がやったことは、必ず自分自身に返ってくる』」
あ「やっぱり、そうなの?
いやそれを知って、僕の気が晴れるとかそんなんじゃないんだけど…」
ス「いや、別に『神の裁き』とか『因果応報』とかの怖い話をするんじゃないんやで?
決してそのいじめた側が中学を卒業してから、
高校ではその報いでいじめられる側になるとか、
そんな話をしてるんじゃなくて」
あ「どういうこと?」
ス「例えば人をいじめて、
その子が自殺をしてしまったとする。
もしかしたらいじめた側は、
そんな時ですら、
その事態を大して深刻に受け止めないのかもしれない」
あ「嫌な話だけどね…」
ス「でもな、恐ろしいのは、その10年後、20年後やねん。
その子が成人して、大人になる。
その時にふと過去を思い出した時に、
芽生える感情がある。
『あの時の、あの子に謝りたい』って。
お前もそんな経験ないか?」
あ「確かにあるね。
決していじめてたとかじゃないけど、
ふと学生時代に軽い気持ちでからかったり、
ちょっかいかけたりした時のことを思い出す。
今でも確かに謝りたい」
ス「それぐらいやったらまだいい。
同窓会とかがあれば、その時にでも謝ればいい。
でもな、
その相手がもう死んでしまってたらどうなる?」
あ「…一生…謝れない…」
ス「そうやねん。
同時に自分の心に多かれ少なかれ、
『自分はかつて人を殺したことがある』という念が、
強く、強くこびりつくことになるねん。
そしてその念は、
一生取れることの無い心の『穢れ』となる」
あ「一生取れることのない…穢れ…か…」
ス「そうなってしまうと、
悪いけどもう一生幸せになれることはないわな。
自分自身が子どもを授かった時、
その無垢な笑顔を見て、
同じようにこんなにも可愛くて、可愛くて仕方がなかったであろう、
人様の子どもを、自分はかつて殺してしまったんだと。
自分が家族で幸せな時間を過ごせば過ごすほど、
かつて自分は、
人様のこの幸せな時間を、永久に奪ってしまったんだと。
永遠の後悔の連鎖の中に、身を投じてしまったのと同じよ」
あ「それが、『自分がやったことは、必ず自分自身に返ってくる』ってことか…」
ス「そう。まぁ悪いけど、
そうなってしまったら俺たち神も助けようがない。
もう生まれ変わるぐらいの反省と変化がない限りな。
『人をいじめる』ということは、それぐらいのリスクを背負うということやねん。
それを分かって尚、
そんな軽い気持ちやからかいの気持ちで、同じことが出来るのか?という話やねん」
あ「でも、中学生ぐらいだったら…そんな深い所まで考えないかもね…」
ス「だから教え続けないといけないこと、伝え続けないといけないことは、
今自分がいじめようとしている目の前のその子は、
その子の親が大切に、大切に、
愛情に、愛情を注ぎ続けて育ててきた子なんや、ってことやねん。
奇跡の確率の妊娠と、
これ以上ない痛みと苦しみを伴う奇跡の出産を乗り越えて、
それでもその後何年以上も、
慣れない子育てに、
涙の理由が分からない我が子に悩まされ、
夜何度も起きる我が子を眠たくても、
何度も、何度も起きてはあやし、
自らのこれまでの自由な生活を手放し、身を粉にして、
中々終わりが見えない、
苦労の中で育て続けてきた大切な、大切な我が子。
初めて笑顔を見せてくれた、その瞬間。
初めてヨチヨチ歩きをした、その瞬間。
初めて手を繋いで歩いた時の、その瞬間。
そんな大切な、大切な宝物の我が子がな、
学校で靴を隠されてみ?
頭に黒板消し投げられてみ?
トイレでバケツで水を掛けられてみ?
ある日呼んでも返事がなくて、
部屋を開けたら首を吊っていた時の光景…。
その一つ一つの瞬間の、親の悲しみを想像してみ?
一人一人がな、
その『命の意味』を知り、その『命の重み』を、
次の世代に、周りに伝え続けていかなあかんねん。
それが例え遠回りでも、
いじめの悲しみを無くしていける唯一の方法やと、俺は思ってる」
あ「命の意味…、命の重み……」
ス「お前と今日、この話が出来て良かった。
心からそう思う。
後は少しでも、たくさんの人の心に伝わってくれることを願って…」
あ「わかった…本当にありがとう…」
皆さんにお願いがあります。
こんなお願いをすることは滅多にありませんが、
もしよかったら、今日の記事をシェア、リブログをして頂けませんでしょうか?
これまでいじめで辛い思いをしてきた子、今も辛い思いをしている子、その親御さんたちが、
これ以上の悲しみに包まれませんように。
どうかお力を貸して頂けましたら幸いです。
何卒よろしくお願い致します。
2017年 6月 27日 荒川祐二
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