今日は、
横浜国立大学付属 鎌倉中学、
全校生徒500名で講演会☆
ガチャリ。
あ「ただいま~」
あ「…えらいリラックスしてまんな(笑)」
俺はリラックスする。
お前がリラックスすれば、
俺はもっとリラックスする」
(※ちなみに眷属【けんぞく】の小春と影狼は、僕の行動に付いてきます。スサノオは別)
あ「要は常に、
リラックスが大切ってことですね(笑)」
ス「『リラックス、リラックス』って言っても、
みんな気付いたら、
すぐに頑張ろうとするからな。
言い過ぎるぐらいで、
ちょうどいい」
あ「まぁ確かにそうなんですけど(笑)
でも『瀬織津姫編』が始まってからは、
どうしても肩肘張ってしまってましたけどね」
ス「何で?」
あ「やっぱり『瀬織津姫』さんを取り上げさせて頂くことは、
知識的にも、
周囲への配慮的にも、
すごく難しい」
ス「…まぁ、そらそうやろ。
誰もが興味がある上に、
今この現代にまで解けていない謎に、
ある意味の答えを見つけていこうとしてるんやから。
そこに関しては、
丁寧過ぎるぐらい、
丁寧になってちょうどいいし、
一つ一つの言葉に、
慎重すぎるぐらい、
慎重になってちょうどいい」
あ「その上に、
瀬織津姫のことを、
これまで全く知らなかった方への配慮も…」
ス「当然あって然るべき。
古事記もそう、
前の『日本の神を巡る旅』もそう。
『わかりにくいことを、わかりやすく伝えること』は、
お前の役割やと思って、
これだけ多くの人が見てくれていることを
ある意味誇りに思え」
あ「はい、ありがとうございます。
でもやっぱり、あれですね(笑)
正直スサノオさんや、ミッチ―、塩ジイたちと、
バカみたいな話をしている時が、
良い意味で、
プレッシャーもないですね(笑)」
ス「あーあー、
またそんな簡単に名前呼んだら…」
…。
……。
………。
…………。
道&塩「どうも~!」
って、あれ?
もうお一方は?」
↑もうお一方
あ「なんで?
呼んであげたらいいじゃん。
ウサギは寂しくなったら、
死んじゃうんでしょ?」
ス「じゃあ、お前が呼べ」
あ「どんな風に?(笑)
『因幡さ~ん!』って?(笑)」
因幡「やんす~!!」
ほんまに来た(笑)
しかも、すぐ来た(笑)」
あ「何か凄いね(笑)
皆さんフットワークが軽いというか、
何と言うか(笑)」
ス「お前が呼んでんから、
来るのは当たり前やろ」
あ「そういうものですか?」
ス「そらそうよ。
特定の神を、
自分のもとに呼ぶ方法。
それは単純に、
『その神の名前を、親しみを込めて呼ぶこと』。
お前も『荒川さ~ん』って言われたら、
振り向くやろ?
それと同じ話よ。
何のために神にも名前があると思ってんねん」
あ「いや、それはそうなんですけど。
やっぱり畏れ多いというか、
何と言うか」
ス「そんな気持ちで呼んでも来てくれへんよ。
畏れ多いという、
他人行儀の言葉の波長で、
呼び掛けてもその神の心には響かないし、
その逆に、
親しみを込めて、
話し掛けられるなら、
振り向いてくれやすい。
人間と一緒よ」
あ「何か新鮮」
ス「神はこの見えない空気中に存在するからな。
そのために、
神社では鈴があったり、
太鼓があって、
それを使って、
音と振動で空気を震わせることで、
神々を呼び出す役目を果たしている。
みんなで担いで振動と掛け声を起こす、
祭りの神輿もそう。
そういう意味で考えたら、
言葉というものは、
最も手近に、
尚且つその『特定の神の名』を添えて、
空気を震わせられる、
一番の道具やからな」
あ「なるほど…。
でも、親しみを込めて…か…」
ス「だから、お前が今親しみを込めて呼べる神の名を、
今呼んだら、すぐに来てくれるよ」
あ「ミッチ―とか、塩ジイとか、因幡みたいにってこと?」
ス「そうやって愛称で呼べるということが、
十分に親しみを感じているということよ。
他にそういう風に思える神が、思い浮かぶか?」
あ「う~ん…。
見た目が強烈だし(笑)
タヂカラオさん?」
…。
……。
………。
…………。
タヂカラオ「どうも」
ス「次は?」
あ「…う~ん…。
オオヤマツミさん」
…
……。
………。
…………。
オオヤマツミ「呼んだかー!!」
あ「怒りながら、来てくれた(笑)」
※オオヤマツミさん始め登場する神々は、僕のフィルターを通しているから、こうなっています(笑)
ス「変な神ばっかり呼ぶのやめろ(笑)」
あ「(笑)
じゃあ、ウズメさ~ん!」
…
……。
………。
…………。
ウズメ「やっほ~!」
あ「なるほど。
何となくわかってきた気がします」
ス「というような感じで、
決して特定の神に来てもらうということは、
そんなに難しいことではない。
ただこれはお前が、
古事記を始めとした、
神々の基本的な知識があって、
この夏に『日本の神を巡る旅』で、
全員と会って話をしたという、
土台があってのことやけどな」
あ「何だか光栄です。
ありがとうございます」
ス「じゃあ、
ツクヨミ兄やんとアマテラス呼んでみ」
あ「いっ!?!?
ま、まさかあの二神も同時に、
来てくれるんですか?」
ス「ええから、呼んでみぃ」
あ「ア、アマテラスさ~ん。
ツクヨミさ~ん」
…
……。
………。
…………。
ス「といったように、
お前に、『まさか』という思いがある以上は、
来てくれない。
これが『神さまと友達になる』ということ。
それだけお前の心がその神に対して、
親しみを感じることが出来て、
常に傍にいてくれているという、
信頼感を持てるかどうか。
それに尽きる。
そのために、
依り代としての
その神の札やお守りを、
部屋に置くもよし」
あ「なるほどーーー。
だから前に、
タケミカヅチさんも、
『神と人の関係に、畏れ多いという感情はいらない』と言ったのか」
…
……。
………。
…………。
タケミカヅチ「どうも」
すいません、闇雲に名前を呼んでしまって…(笑)」
タケミカヅチ「荒川さんとの付き合いも、
浅くありませんから」
ス「まぁだから、
神というのはいつでも君たち人間の心の中にいる。
その心を映し出した存在こそが、
『神』というものやから。
親しみを持てば持った分、
まるで親や親友のように力を貸してくれるし、
遠慮をすればする分、
他人行儀の力しか貸してくれない」
あ「何かこうやって考えると、
何でも成長なんですね。
神社に行ったり、本を読むことで、
神さまのことを、
知ることも成長。
知って学んで、
相性を感じて、
神さまと親しくなっていくことも、
突き詰めると、
自分自身の成長」
ス「結局アマテラスの言う通り、
『神は人、人は神』やからな。
俺たち神々と人間はいつでも一心同体。
君らの心の成長次第で、
いかようにも変わる。
そのことだけを忘れんといてほしい」
あ「ということは、
これを見てくれている方が、
スサノオさんに親しみを持って、
呼び掛ければ…?」
ス「もちろん飛んで行くよ。
お前のところにおるからって関係なく、
数限りなく、な。
神に『個体』という概念はない」
あ「何だかスケールの大きい話になったけど、
楽しいね(笑)
部屋が神さまだらけだ(笑)」
ス「かつての古き時代はこうして、
神と人とは、
当たり前に一緒に存在していたからな。
ってことで、
せ~の!!」
※一部除いてイメージイラスト by AYUMI