スサノオで～す
今日は僕らは、ダラダラしていた。
結局昼間の打ち合わせも上手くいって、
リビングに転がって、ただダラダラしていた。
ス「あぁ～こんな時間ええもんや～。マジ最高～～」
あ「スサノオ先生」
ス「先生！？いい！！やっぱりいいよ！！その響き！！ワンモアプリーズ！！」
あ「スサノオ先生」
ス「うん、もう満足。こういうのはやっぱりむさい男よりも、女の子から言われる方がええわ。
で、何？」
スサノオは寝転びながら、めんどくさそうに首だけをこちらに向けて言う。
あ「（なんやこいつ。笑） １つ疑問が…」
ス「１つも、２つも、３つも、４つも、ヤマタノオロチもどんとこんかい！！
で、何？」
あ「（何か今日テンション高いな…笑） 昨日のえべっさんとの話を思い返してたら、疑問が出てきたのよ」
ス「うん。はよ喋れや。ゴロゴロしてたら眠くなってきた」
あ「あのさ、えべっさんもあなたもさ、『心の枠』って話をするやん？
昨日だったら、自我や欲、ストレス、怒りを始めとした『穢れ（気枯れ）』で、心がいっぱいだと神々の力が入る隙間がないって」
ス「するね」
あ「あの『心の枠』をさ、空けるために『祓い』をするわけじゃない？
神社に行って清浄な空気に触れたりだとか。
鈴の音に浸ったりだとか。
それによって要はストレスが軽減されたり、怒りが鎮まって、『穢れが祓われて心の枠が空いて、そこに神々の力が入る』と」
ス「うん」
あ「何か神社に行く以外で『穢れを祓う』方法ってないの？
やっぱ毎日神社に行けない人もいるわけやん？」
ス「あるよ」
あ「あるの？」
ス「うん」
あ「教えて」
ス「まぁもう今日まで色々話してたら、ある程度分かると思うけど、要は『心をリラックスさせて、余裕を持たせる行動』、
それは全部『祓い』に繋がるよ」
あ「例えば？」
ス「『自分にとっては？』って当てはめながら、聞いてほしいねんけど。
人によっては
読書や入浴、
好きな音楽を聴く、
昼寝、
ガーデニング、
散歩、
まぁ今で言う『ストレス解消』ってやつ全般のことやわな。
俺やお前にとっては、『今』この瞬間なわけよ。
ダラダラ最高、超最高。
後、誰にでも出来る手っ取り早い『究極の祓い』は、部屋の掃除」
あ「やっぱり、掃除か」
ス「掃除はええぞ～。
やっぱり物に囲まれてたり、
常に目にする視界が汚いと、
それだけで１秒１秒、『穢れ』を貯めまくってるって思った方がええねん。
要は家の外で穢れを祓っても、家の中で貯め続けてるみたいな。
そうなると外でどれだけ頑張っても一緒やわな。
その逆に、
家がピカピカ、
空気も通って、
見た目も綺麗ってなると、
家にいるだけで常に穢れが祓われる『最強状態』になる」
あ「なるほど～～。そうなると、確かに心に余裕が出来やすいかも」
ス「早い話がさ、
家がグチャグチャやったら、物探すのも一苦労。それでイライラ。
それで遅刻しそうになって、またイライラ。
家出る時に物に足ぶつけて、イライラ。
『あぁ！ゴミ捨て忘れてた！』、またイライラ。
駅までダッシュ！赤信号でイライラ。
駅の改札で、前のトロい人にイライラ。
満員電車でイライラ。
こうなったら、もう『穢れパラダイス』よ」
あ「それの始まりが部屋が汚いことからなんだもんね。
見えないようで、結局すべては繋がってるのか」
ス「まぁ大分適当に話したけどな。
要は『生活習慣を整えること』、それが一番の『祓い』よ。
それが出来てないと、
なんぼ外でパワースポットに行ってパワーもろたかて、神社で穢れ祓っても一緒やわな。
穴の開いたバケツに一生懸命水入れてるみたいなもんや」
あ「やべ、掃除しよ。明日ゴミの日だったわ」
ス「あともう一個、すげぇ特別な話あるんやけど、聞く？」
あ「絶対聞く」
ス「まぁさっきの話は、
『心を埋め尽くす穢れが祓われて、神々の力が入りやすくなる』って話やねんけど。
例えたら、その人の心の中の１００の容量が９９の穢れで埋め尽くされてる。
それを神社参拝や掃除、何かしらの行動で２０なり、３０なり、５０なり、穢れを祓うって話な。
そもそも、この『１００』の容量自体を増やすこともできる」
あ「マジ？何かスマホのデータ容量みたいじゃん」
ス「まぁイメージとしてはそれに近いよ。
わかりやすく言葉を変えたら、その人の『器の大小』っていうのかな」
あ「確かに。
『心が広い人、狭い人』っていうもんね。
それが『心の容量』なわけか。
で、それどうしたら大きく出来るの？私、知りたい」
ス「まぁダラダラ喋ってもしゃぁないから、パッと言うけど。
早い話が『今の自分は、どれだけたくさんの人を喜ばせられる人間』かどうかよ」
あ「ほう」
ス「人を喜ばせること、社会に役立つことをする。
そうするとな、
たくさんの人が喜ぶと同時に、
『あぁ、ええことしたなぁ』、
『私こんなこと出来たんやぁ』って、
自分自身の心も喜んで、
自信や自己肯定感が飛躍的にグッと増すねん。
その時、その人の器がグッと広がる。
ツキまくってる人っていうのは、この器が化けもんみたいにでかくて、神の力が入りまくんねん」
あ「『こんなこと出来る俺すげぇ、超格好いい』って？
ナルシストじゃん」
ス「言い方が悪い、それはお前や（笑）
でも、自分で自分を認めることというのは本当に大切で、
それが出来たなら、他者を認めることもできる。
嫉妬もしなくなる。
小さなことでカリカリしなくなる。
他者との比較もしなくなる。
自分自身の抱えているものを許せることが出来たなら、
他者の未熟な部分や違いも許してあげることも出来る。
要は嫉妬や怒り、他者との比較、劣等感、プライド、自我、そういった『穢れ』を一切受け付けなくなる。
それが器の大きさってやつやねん」
あ「なるほど」
ス「昔から『情けは人のためならず』って言うやろ？
有名な話やけど、あれの本当の意味は、
『情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にしなさい』
っていう意味」
あ「聞いたことあるね」
ス「早い話が、
良いことをすることによって、
自分自身の心が成長し、
その成長と自己肯定感と自信の増加によって、
自分自身の器がグッと広がり、
あらゆることのものの見方、感じ方が変わっていく。同時に穢れを受け付けなくなる。
結果、人に愛され、神に愛されまくる人になる。
だから出来ることからでいいから、人に、社会に、良いことをたくさんやってみ。
道にゴミが落ちてたら、人の目を気にせず拾えばいい。
目の前に困ってる人がいたら、反射的に助ければいい。
そんな１つ１つの小さな行動が自分自身の心を洗い、『私、こんなこと出来たんやぁ』って、自信の芽を養ってくれる。
そうしたら器が広がり、神々の力がどこまでも入りやすくなるから」
あ「なるほど。
結局は、『自分を愛することが大切』ってことなのかい？」
ス「要はそういうこと。
ただ『自分を愛する』ということは、そういった１つ１つの行動と結果、自信を積み重ねることで成長とともに築かれていく。
行動ありきよ。
行動無しに何も動かないまま、
今の自分自身を見る角度だけを変えたとしても、根本的に自分を愛することにはなれない。
社会を愛し、人を愛し、そのための今出来る行動を起こす。
そこに今までの自分にない自信が生まれ、
新しい自分を愛することが出来て、
結果人生が変わる。
これらを全部、君らも子どもの頃に一度は聞いたことがある言葉で、
めちゃくちゃ簡単にまとめると、
結局、『良いことしたら、良いことが必ず返ってくる』ってこと。
人生はいつでもシンプルよ」
あ「今日、めっちゃ喋るやん」
ス「アホ（笑）
大切なことやからな（笑）そら真剣にもなるよ」
あ「ちなみに、俺の器は！？今の俺の器！！５００ぐらい！？それとも１０００？」
ス「２」
あ「ちっちゃっ！！」
ス「ちなみに、俺は５兆」
あ「ぎぃええええええ！！！！
」
ス「まぁそれは冗談として（笑）
分かりやすい例えとして、自分自身の今の心の容量と現在の『穢れ数』を数値でイメージしてみ。
『あ、やべ。今穢れ貯まってもた』
とか、
『あ～風気持ち良い～祓われた～。穢れ減ったわ～』とか。
『お、今ええことしたから、ちょっとレベル上がって心の要領広がった？』とかさ。
ゲームみたいで面白いやろ？
そうしたら、また具体的に何をすべきか見えてくるから」
あ「あなた、現代人の心もよく分かってるね」
ス「まぁ、時代を見続けてきた神やからな。
あぁ、それにしてもよぅけダラダラしたわ。
祓われた、祓われた」
あ「ラーメン食いにいきましょか。今日は味噌ラーメンが食べたいな
」
ス「えぇな
好きなもん食べるのも立派な『祓い』やからな
」
自由な形でどうぞガンガンやっちゃって下さいませ
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