ランガーオから南下すると徐々に積雪が少なくなり、気温も上がってきているように感じる。その積雪の南端に、獅子門という集落があった。多くの旅人で賑わっている。少し歩いていると「ようアンタ。無事だったのかい?」と肩を叩かれた。振り向くと、先日会った女戦士だった。
「ああ。この前は助かったよ。」そう、この女戦士が助けてくれなければ、今頃は一角ウサギにズタズタにされていたかもしれない。
「二度会ったら何か縁があると思え、ってね。アタシはラビーヌ。」と女戦士は名乗った。
「俺はザーンバルフ。何か礼ができるといいんだが。」
「そうさねえ。じゃあお願いする、と言いたいところだけどね。」ラビーヌがジロジロと目線を上下させる。「アンタの装備を見ると、期待薄だね。」
そう言われてあらためて自分の装備を見た。武器こそ、ザーンバルフの使っていた青銅の大剣を持ってはいるが、防具となると、いまだオーガ服を着ているだけだった。「確かに。」笑うしかなかった。ラビーヌのほうは、鉄の剣に鉄の大盾、鉄の鎧に鉄兜と、戦士らしい装備を身につけている。
「おやじ、鉄の大剣をひとつくれないか?」バザーの看板を見つけ、武器や防具を新調しようと店主に声をかけた。
「どれにするね?」
「どれでもいいさ、1本くれよ。」
「待ちな。」ラビーヌだった。「アンタ、バザーは初めてなのかい。」やれやれ、という顔で並べられた武器を見ている。「同じ鉄の大剣でもね、一本一本切れ味が違うものなのさ。値段もね。中には魔法がかかっているものもある。出展者は出展するモノに見合った値段をつける。買い手は値段相応なのかどうかよく品定めをする。それがバザーだ。これなんかいいんじゃないか、切れ味が良さそうだ。おやっさん、こいつをくんな。ほらよ。」
剣を受け取りながら支払いを済ませた。「なるほど、詳しいんだな。」
「まあ、旅をするんだったら、このくらいは知っておかないとやってられないよ。じゃ、アタシは道具屋を見てくるよ。」
ラビーヌの背中を少し目で追いながら、ため息をついた。これじゃ俺が守ってもらってるほうだな。アロルドのようにはいかないか。と、苦笑いをしながらバザーのほうに目を戻し、鎧と兜を指差した。「おやじ、これとこれ、試着させてくれよ。」
「ほう、鉄のはちがね、鉄の胸当て、鉄の腰だれ。ちったあサマになってきたね。」
「そうか?」とぼけてみせたが、サマになってると自分でも思う。
「ところでザーンバルフ。これを知ってるか?」ラビーヌが橋の下を指差している。
「なんだこれは?川が光ってるじゃないか。」
「光の河、と呼ばれている。旅してると、いろんなところで見かけるんだけどな。誰にもなにもわからないんだとさ。」
橋から乗り出して光を見てみる。ほのかに不思議なチカラが伝わってきた。邪悪なチカラとも聖なるチカラともわからない、水のチカラとも大地のチカラともわからない、そういうほのかなチカラだった。
「ところでラビーヌ。装備は整ったが?」
「歩きながら話すとしよう。」
獅子門からさらに南下すると、不毛な荒野が続いていた。ランガーオよりもずっと気温は高いものの、オーガでなければ、夜の寒さには耐えれないだろう。地図ではわからないような谷や断層に阻まれて、なかなか思い通りに進めない。岩山の亀裂を避け、赤土の崖を迂回しながら、少しずつ進む。
「なるほど、そのレンドアって港町のじいさんに頼まれたんだな?鎧の騎士討伐か。」
「そうさ。昔は剣剛だったんだとさ。今じゃヨボヨボで、そうは見えなかったけどな。」
「じいさんにわかるのか?鎧の騎士を倒したかどうかなんて。」
「戦ったときの苦労話で聞かせてやれば気が済むんじゃないかねぇ。」
「仲間のカタキ。わからなくもない話だが。」
「何十年前かわからない話だよ。ホントかどうかも怪しいもんさ。まあホントでもウソでもどっちでもいいのさ、礼さえもらえればね。賞金稼ぎなんてそんなもんさ。」
「どんな仲間なんだ?じいさんの話だと?」
「なんでも、手入れ嫌いの剣士、だとか言ってたなぁ。」
「手入れ嫌い?よくわからないな。」
「ま、なんだっていいさ。おっと、あいつだよ。」
ラビーヌの目線の先には、全身を甲冑で包み込んだ鎧男の姿が見えた。腰には剣の鞘が見える。
「先手必勝と行こうかね!」鎧の騎士が気付くより早く、ラビーヌは一足飛びに騎士の懐に飛び込む。「はやぶさ斬り!」素早く二度剣を振るった。金属音が2回響く。
鎧の騎士は、その剣を防ごうともせずに、ラビーヌの斬り終わりを狙って拳を繰り出す。ラビーヌは軽やかにその拳をかわしながら、後方へと回転しながら跳躍した。「チッ。さすがに硬いね。はやぶさ斬りでは斬れなさそうだよ。でもね。」ラビーヌは剣と盾を地面に放り、腰に提げていたオノに持ち替えた。「冒険者の知恵ってものがあるんだよ!兜割りっ!」
ラビーヌのオノが鎧の騎士の頭部に直撃する。「どうだい!」騎士の兜にヒビが入った。しかし、鎧の騎士はそれを意に介さず、肩を突き出してラビーヌにタックルした。「ぎゃ!」突き飛ばされたラビーヌはごろごろと転がり、大きな岩に背中を打ちつけた。
「あとは任せろ、ラビーヌ!」間合いを詰め、兜のヒビを狙った。「渾身斬り!」
鉄の大剣は兜のヒビに命中し、兜を真っ二つに割り、そのまま鎧もろともふたつに斬り裂いた。鎧の中は空洞だった。斬り裂かれた鎧は、バラバラと崩れて転がり、動かなくなった。
「いててて。やるじゃないか、ザーンバルフ。」ラビーヌが背中をさすりながら起き上がった。
「大丈夫か?これを使うといい。いつかの礼だ。」道具袋から薬草を取り出してラビーヌに渡した。
「ついでに包帯があるといいんだけどね。」
「腐った死体のか?」ぷっと吹き出して笑った。ラビーヌも笑っていた。
「さて、これでじいさんの頼みも聞けたことになるね。」
「しかし、こいつ剣を持ってるくせに抜かなかったな。」鎧の騎士が携えていた鞘から剣を抜いてみた。「こりゃあ使いものにならん剣だ。」刃はこぼれ、刀身は錆びついている。
「なんだい、これは。よっぽど手入れをしてなかったんだね。それに古い。十年や二十年じゃないかもね。」
「ラビーヌ。この剣、もしかして・・・」
「まさか・・・」
「手入れ嫌いの剣士!」ふたりの声が揃っていた。
「カタキの証拠だ。持っていってやれよ。」
俺とラビーヌはグレンの城下町に来ていた。ランガーオよりも獅子門よりも、ずっと人口が多く、ずっと活気のある町だった。
「じゃあ、アタシはここで。」
ラビーヌが剣を見せながら言った。さっき鎧の騎士が持っていた剣だ。
「これから鉄道でレンドアさ。アンタも持ってんだろ、大陸間鉄道パス?」
「ああ。だが、俺はこれから城に行くよ。グレン城では兵士を募集しているらしい。」
「らしいね。けど、ガートラントとの戦争のための兵士だろ?アタシは戦争には興味ないね。」
「そうか。じいさんによろしくな。」
「言っとくよ。じゃあ、元気でな。」ラビーヌはこちらに背を向けたまま手を振りながら走って行った。はじめて会ったときと同じだった。
「お前は兵士志願者か?」
グレン城の王の間の前で、見張りの兵士に聞かれた。
「そうだ。兵士として俺を雇ってほしい。」戦争というのには不穏なものを感じるが、兵士であったほうが、なにかと情報が入りやすい気もする。もし戦争を止められるとしたら、やはり兵士であったほうが止めやすいだろう。俺の記憶のためでもあり、ザーンバルフの旅のためでもある。
「では、何かお前の腕前を示す証を持っているか?」
「これでいいのか?」一人前の証を示した。ランガーオでクリフゲーンにもらったものだ。
「よし、いいだろう。知ってのとおり、我が国はガートラントとの戦のために腕のよい兵を集めている。ガートラントは南の大国。軍事国家だ。さあ、バグド王に謁見するがよい。」
兵士が開いた扉をくぐり、赤い絨毯に沿って部屋の中に進んだ。正面に王の姿が見えた。
「おまえが新しい兵士志願者か。名は何と申す?」バグド王が尊大な表情で見下ろしている。
「ザーンバルフと言います。」顔を上げて、王のたたずまいを見た。鋭い目つきに隆々とした肉体。体にはいくつもの刀傷があり、その勇猛に戦う姿が容易に想像できた。トサカのように赤い髪、口をぐるりと囲むようなヒゲ。しかし、どことなく邪悪な気配を感じさせる。
「ザーンバルフ、きさま。」バグド王が急に立ち上がった。「きさまから邪悪な気配を感じるぞ!われの命を狙う不届きなやつめ!」
「なんだと!?邪悪なのは俺じゃない!王、あなたのほうだ!」
「バカ者!王になんということを!口を慎め!」すぐに兵士たちに取り押さえられた。
「くそ!なんだって言うんだ!」両腕を押さえつけられていて、まともに動くことができない。
「バグドよ、どういうつもりかな?」部屋の入り口から声が聞こえた。低く、震えるような、ゆっくりとした声。老人の声だとすぐにわかる。
「誰だ、きさまは!?」王がまた激情したように立ち上がった。
「わしが誰かわかなぬと申すか。」老人が落胆するように言った。麦わらのとんがり帽子を深々とかぶり、緑色のローブで体を覆っている。杖を持ってはいるが、それを使って歩いているわけではないようだった。顔を隠すほどの豊かな白ヒゲを蓄えていて、ヒゲが帽子をかぶっているようにさえ見える。帽子の麦わらの破れた隙間から、鋭い眼光が王を睨んでいた。
王と老人のやりとりに、兵士たちがざわついた。「王様、エイドス様がわからないのですか!?」「どうなさったのです、王様!?」
「ええい、うるさい!こやつはわれを騙す輩!ふたりまとめて牢にぶち込んでおけ!!」
「し、しかし。」兵士はバグド王と老人にきょろきょろと目を移している。
「ふむ。なるほどのぅ。」バグド王をじっと見つめた後、老人は王に背中を向けた。「よいのじゃ。牢はどこかな?」そう言うと、すたすたと歩いて立ち去っていった。
「お前も来るんだ。」ひとりの兵士に腕を掴まれた。
「おい、どういうことなんだ。説明してくれよ。」事態が全く飲み込めない。俺はなぜ牢に入れられねばならないのか。
「・・・私は兵士長のジダン。」牢に向かいながら兵士が小声で話しかけてきた。「詳しくは夜に話す。申し訳ないが、それまで牢の中で大人しくしていてほしい。」
夜。
牢の中。
床に寝転がり、天井を見つめていた。
この国はおかしい。王の様子が尋常ではない。戦争を始める正当な理由も見当たらない。一瞬感じた邪悪な気配、あれが王をおかしくしているのではないだろうか。ジーガンフと同じだ。なにか悪い力が王に入り込んでいる。
そう考えているところに、「おぬし。」とエイドス老人が話しかけてきた。
「なんだ、じいさん?」ぷかぷかとパイプから煙を出す老人を振り向いた。
「おぬし生き返しを受けた者じゃな?」
「生き返し?」
「左様。魔瘴によって命を落とした者の魂が、他の体に乗り移って別の命を手に入れることじゃ。ザーンバルフと言ったか?おまえさん、オーガの姿をしとるが、本来はオーガではないのじゃろう?」麦わらの隙間から鋭い目が覗く。
「おい、じいさん!なんでわかるんだ!何を知っているんだ!?俺は何者なんだ!?」
「なんじゃ?まさかおまえさん、覚えておらぬのか?」
「そう。確かに俺はオーガじゃない。その生き返しってやつかもしれない。だけど、何も思い出せないんだ。気がついたらオーガだったんだ。教えてくれ、俺は何者なんだ?」
「ふむ。そうであったか。質問の答えにはならぬが、少し話をするとしよう。」エイドスはひとつ大きく呼吸をし、煙を噴き出した。「ふう。さて。わしは少し前までプクランドにおったのじゃが、そこで、おまえさんと似た不思議なプクリポの青年と出会った。いや、姿形は似ても似つかんのじゃが、なんというか、こう、雰囲気がの。そのプクリポの青年が言っておったのじゃ、人間だったのに、死ぬ瞬間に魂が体から離れ、プクリポの体に乗り移ったのじゃと。」
「・・・もう少し、詳しく教えてくれないか?」
「何かを思い出せそうなのじゃな。ふむ。青年はパルポスという名じゃった。それは人間としての名ではなく、プクリポとしての名じゃぞ。魔瘴に包まれたときに、魂が抜け出し、光の声に導かれるままにプクリポの体に入り込み、そしてプクリポとして生きている、と言っておった。」
「そのプクリポの元の魂はどうなったんだ?」
「そこまではわからぬが、死んでいたんじゃろうな。体だけが残り、魂が抜けていた、と考えるべきじゃろう。まあ、そういうわけで、おまえさんと会ったときに、生き返しではないかとピンと来たんじゃ。なにか思い出せたか?」
「ああ。そう言われると、魂と体が離れたような感覚を思い出したよ。なあ、じいさん。魔瘴に包まれたってのは、どういうことなんだ?」
「ふむ。魔瘴とは命を奪う黒い霧。もうずいぶんと魔瘴は見られておらんだったのに、冥王ネルゲルが地上に降り立ってから再び活発化してしまったようじゃ。パルポスはレンダーシアに住んでいた者。しかし、ネルゲルはレンダーシアすべてを魔瘴で覆い尽くした。そのときに魔瘴に包まれたのじゃろう。」エイドスはまたひと息つき、パイプから煙を出した。「バグドがおぬしを邪悪と言ったじゃろう?そうではないのじゃ。おぬしから聖なるチカラを感じ取ったのじゃ。もしかしたら、生き返しと聖なるチカラは関係するのかもしれぬが、ともかく、その聖なるチカラに反発した魔瘴のチカラが、バグドをあのような行動に移させたのじゃ。」
「それはつまり。」
「バグドは魔瘴に侵されておる。」
エイドスがそこまで話したところで、地下の入り口から足音が聞こえてきた。足音はふたりの牢の前で止まり、足音の主はしゃがんで小声で言った。
「私です。兵士長のジダンです。このような形になってしまい、申し訳ありませんエイドス様。」
「ふむ。なってしまったものはしかたがない。話してくれるかの?」
「はい。バグド王がこのようになったのには理由がありまして。ことの始まりはガートラントからの贈り物でした。友好の品の中にネックレスがあり、王はそれをお召しになりました。すると王は、なにかに取り憑かれたように苦しみ出したのです。それを救ってくれたのがガートラントの賢者様でした。賢者様は、ネックレスの呪いを解き、癒しの術で王を助けてくださった。そのときはそれでよかったのですが、しばらくして、また王は頭痛を訴え始めました。それからというもの、激しい頭痛を感じたように頭を押さえてうずくまることが多くなり、すべてを憎むような言動をなさるようになりました。王はこのような戦争などを始めようとする人ではなかった。このような・・・このようなご無礼の後に申し上げるのは心苦しいのですが、どうか、王を。王をお助けできませんか。」兵士長の言葉は切実だった。
「わしはバグドが赤ん坊の頃からよく知っておる。ここで見捨てることなど、もちろんできぬ。しかし、おぬしでは王を救うことはできぬ。このザーンバルフの協力が必要じゃ。」エイドスが兵士長に言った。「おぬしは、このザーンバルフに協力することじゃ。」
「わかりました。何卒、お願い致します、ザーンバルフ殿。」
「どうかの?ザーンバルフ。」エイドスがぷかぷかと煙を浮かべる。
「俺は生き返りの身であってオーガではない。」一瞬兵士長の顔が曇るのが見えたので、こう続けた。「だが、今となっては、この国には思い入れもある。この国で知り合った人々もいる。俺がこの国を救えると言うのなら、喜んで協力する。」兵士長が胸を撫で下ろすのが見えた。「それで、俺は何をしたらいいんだ?」
「ふむ。ベコン渓谷の奥に眠るレムルの聖杯。おぬしはまずそれを手に入れる必要がある。聖杯を持ったら、次に雲上湖へ行け。そしてグロリスの雫を聖杯で受け止めよ。さすれば、王の魔瘴を払うことができるじゃろう。ただし、おぬしにはまだチカラが足らぬ。もっとチカラをつけてから行くことじゃ。」エイドスは兵士長を振り向いた。「それまで王を抑えるのが、そなたの役目じゃ。ところで」
「はい?」
「わしらはここから出られるのかの?」
「し、失礼しました!」兵士長は慌てて牢を開いた。「どうぞ、こちらからお出になってください。」
「ふむ。ザーンバルフよ。わしは宿屋で待っておるよ。魔瘴を払えたらまた来なさい。」エイドスはすたすたと歩いて去って行った。
「ザーンバルフ殿はダーマの神殿をご存知か?」ジダン兵士長が後ろから声をかけた。
「ダーマの神殿?」
「修行者が利用する転職の場。もしチカラを求めるのなら、転職もよろしいかと。」
「転職か。」それもいい。チカラをつけるための近道になるのかもしれない。
俺は城を後にした。いずれこの国を救うために。
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【目次】
序章:誕生【1】【2】
1章:エテーネの民【1】【2】
2章:旅立ち【1】【2】
3章:ランガーオの戦士【1】【2】【3】
4章:ジュレット【1】【2】
5章:グロリスの雫【1】【2】
6章:赤のエンブレム【1】【2】【3】
7章:港町【1】
8章:嘆きの妖剣士【1】【2】
9章:風の町アズラン【1】【2】
10章:世界樹の約束【1】
11章:ガラクタの城【1】【2】
12章:五人目の男【1】
13章:団長の策謀【1】【2】【3】【4】
14章:娯楽の島【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】
15章:三つの願い【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】
16章:太陽の石【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
17章:白き者【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】
18章:恵みの歌【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
19章:錬金術師【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】
20章:時渡りの術者【1】【2】【3】【4】
21章:ふたつ目の太陽【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】
22章:冥府【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
終章:レンダーシアヘ【1】【2】
いつも読んでいただいてありがとうございます(^o^)/

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【目次】
序章:誕生【1】【2】
1章:エテーネの民【1】【2】
2章:旅立ち【1】【2】
3章:ランガーオの戦士【1】【2】【3】
4章:ジュレット【1】【2】
5章:グロリスの雫【1】【2】
6章:赤のエンブレム【1】【2】【3】
7章:港町【1】
8章:嘆きの妖剣士【1】【2】
9章:風の町アズラン【1】【2】
10章:世界樹の約束【1】
11章:ガラクタの城【1】【2】
12章:五人目の男【1】
13章:団長の策謀【1】【2】【3】【4】
14章:娯楽の島【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】
15章:三つの願い【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】
16章:太陽の石【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
17章:白き者【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】
18章:恵みの歌【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
19章:錬金術師【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】
20章:時渡りの術者【1】【2】【3】【4】
21章:ふたつ目の太陽【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】
22章:冥府【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】
終章:レンダーシアヘ【1】【2】
いつも読んでいただいてありがとうございます(^o^)/
