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『スサノオと菅原道真の魂を巡る旅』。

僕らはミッチ―の奥さん、


宣来子(のぶきこ)さんの魂が鎮まる地、


岩手に着いた。

あ「今日一日しか…時間はありませんが…。

 

 

ミッチ―と奥さんの魂を繋げる…。


そのために出来ることは…?






ス「まぁ道真はこうしていつもお前の傍におるから、


そのまま直接お墓に行ってもいいんやけど。



やっぱり極力その地から近い道真が鎮まる地に行って、


お前自身の穢れを祓い、


魂のエネルギーを補充してから行くのが一番やろう」

 

 

 

 


あ「そういうものなんですか?」

 

 

 

 


ス「あぁ。


結局さ、例えば九州の太宰府天満宮や、


大阪天満宮に行ってから、


この岩手の地まで来た所で、



その遠い距離の中でお前(荒川祐二)自身の魂が、


疲れや心の何かしらの変化で穢れることもあるやん。



だから神と神を繋げる時というのは、


繋げる人間が一番穢れの無い状態で、


いる必要がある」





あ「なるほど…。

 

確かに今の僕の状態はまだ、

 

先日のハロウィンをひきずって、

 

しまっているかもしれませんもんね…」






そう言って僕らが向かった地は、

 

岩手県の中でミッチ―のその名を冠する、

 

『菅原神社』。

鳥居を潜ってすぐ脇にある目を瞠るほどの紅葉と、

そしてミッチ―の喜びを表すかのような、

 

光の歓迎を受けて、

僕らは本殿にて参拝。

ペコリ、ペコリ、パンパン、ペコリ。

(二礼二拍手一礼)







あ「(ゴソゴソ…)」







ス「ん?お前何してんねん?」







あ「いや…こうしてせっかく、

 

ミッチ―と奥さんの魂を繋げるということなので、

 

何かわかりやすい形を取れないかなと思って、

 

これを…










一同「……?」










僕が取り出したのは、

 

少し前に神社ツアーで、


ブログ読者さんから頂いたお守り。

これは生前梅が大好きだった、


ミッチ―のために作られたと言っていいお守りで、


中に梅の種が使用されている。

 

 

 






 

ス「道真が大好きな梅…か…」

 

 


 






 

あ「えぇ。

 

あの有名な和歌にもある…

 

 

 

 

ス「『東風(こち)吹かば…』ってやつな。


おい道真、


あの有名な和歌読んでくれ」






あ「スサノオさん、ちょっとそんな不躾に…」






道「…いいですよ。わかりました


……参ります……」

あ「ミッチ―が太宰府に左遷される時に詠んだ歌ですね。

 

意味は…、


『春になって東風が吹いたなら、


その風に託して太宰府(だざいふ)へ香りを送ってくれ、


梅の花よ。


主人のこの私がいないからといって、


咲く春を忘れるな』





あ「僕、和歌のことは全くわからないですけど…。

 

こうして聞くと…、

 

本当に格好いい歌ですね…」





ス「道真の哀愁もその時の情景も、


梅に対する愛情もすべてが伝わってくるからな…。



まぁとにもかくにもその神が大好きだったものを


用意するというのは、


神々が喜ぶことではあるな。



で、その梅の種のお守りをどうすんねん?」

 

 

 

 

あ「…月並みなことかもしれませんが、

 

ここに一度お供えをさせて頂いて、


ミッチーの魂を乗せる形で、


再びこのお守りを宣来子(のぶきこ)さんのもとに、


持って行かせて頂きます。

 

 

実際ミッチ―は僕の傍にいてるから、

 

魂を運ぶことはできるんでしょうけど、

 

どうしても僕らは人間だから、

 

何か形に見えるものが欲しくて…」

 

 

 

 

ス「…そうか、ええことちゃうか」

 

 

塩「そういった『気持ち』を、神々は喜ぶもんじゃからのぅ…」

 

 

因幡「やんす…」






道「荒川さん…ありがとうございます…」

そうして梅の種のお守りのお供えと参拝を終えて、

 

僕らは境内を出た。

 

 

階段の上から岩手の地の景色を見渡した時、


そこには美しい大地が広がっていた。

あ「…綺麗ですね…」

 

 

 

 

ス「そうやな…。

 

ただ…」

 

 

塩「冬場はのぅ…」

 

 

因幡「寒さが厳しすぎるでやんす…」

 

 

 

 

道「………」






あ「…それじゃあ宣来子さんの、


お墓へ行きましょうか…」






道「………」






ス「どうした道真?

 

浮かない顔して」
















道「やはり…やめて…おきましょうか…」

















一同「え?」

 

 

 

 

あ「ミッチー…」

 

 

ス「お前なにを今更言ってんねん」

 

 

 

 

道「何だか…少し…怖くなってきました…」

 

 

 

 

あ「…どうして…?ここまで来たのに…」











道「生前私は実は…、


学問のことばかりに没頭するあまり、


家族との団らんを、


ほとんどしたことが無いのです…」











一同「………」

 

 

 

 







あ「………。


…少し調べたんですけど、

 

そのことについて、

 

ミッチ―の気持ちを綴った漢詩もあるらしいですね…」





道「今になってあの時のことを思うと…、


少し怖くなってきました…。



私が学問に没頭するあまり、


家族との幸せな時間を持つこともなく…、


父親の責任も果たさず…、



結果的に私のせいで、


家族をこの岩手の地で苦しい思いをさせてしまった…。



家族は今でも私を恨んでいるのではないでしょうか……」











そう言うと、


ミッチーは不安に襲われたように俯いた。



その姿からは、


家族のことを真剣に思うあまりに、


勇気を出せない一人の父親の姿があった。










一同「………」

 

 

 

 








ス「道真…」

 

 

 

 

道「?」













ス「勇気を出せ」

















道「勇気…ですか…」














ス「あぁ、


イワナガ姫然り、


コノハナノサクヤ姫然り、


俺の父親のイザナギ然り、


俺も然り。



これまで過去の因果を抱え、


解消をしてきた。



しかしそれを解消出来たのは、


いつだってこいつ(荒川祐二)が、


きっかけを作ってくれたことと同時に、



最後はその自分自身が一歩前に踏み出す、


勇気を持ったことやった」

 

 

 

 

一同「………」












ス「こうして俺たち神々だけでは出来ひんことを、


人と共に歩むことで出来るんやないか。



道真、お前は一人(神)じゃない。



勇気を出して前に歩む勇気とともに、


過去のすべてを終わらせよう」














あ「そうだね、ミッチ―。


大丈夫、大丈夫!」

 

 

因幡「やんす、やんす!!」



塩「きっと奥さんも、


マッスル、マッスル、ムッキムキ!!

あ&ス&因幡「それはない」












道「…ありがとうございます…。


少し勇気が出てきました…。


行きましょう!!


 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

 

 

神も人も、


それぞれがそれぞれの過去を抱えている。



時にそれぞれの勇気の中で、


時に周囲の支えをきっかけに、



その因果を解消していくことで、


新しい未来が拓かれていく。








いよいよ、


菅原道真とその妻、


宣来子さんの魂が、



再び巡り会う時が、


やってくる。



 
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